146、アーユルヴェーダ音楽療法入門8(瞑想と音楽療法1)

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瞑想の意味・目的
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インド・スピリチュアルグッズ専門店の「シーターラーマ」さんのファンの方の中では、「瞑想に興味関心がある」どころか、何年も実践されて来た方が少なくないと思われます。

そのような方々には周知のことですが、「瞑想」と言ってもそのスタイル(方法)には幾つかのものがあります。

総論で分類すれば、現代の「瞑想」の多くは、20世紀後半にインドや欧米のYogiたちが苦心して「如何に現代人の意識を覆っている観念と自我を取り除くか?」と試行錯誤の末に辿り着いた方法論が主であると言うことが出来ます。

一方、中世インドでは、YogiやSwami(出家者/解脱者とする人もいますが)が、出家者ならではの「瞑想法とその究極の領域」も探求しました。

が、それは在家(今世に社会人として生きる私たち)には、果たして「有益」なのでしょうか? 実際「実存・自我の喪失=存在の抹消」の危険さえもあります。詳しくは、次回ご説明します。
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Vol.143でも紹介した、今回の図は、まず、図の右側が、本来人間が持って生まれた「意識と心の構造」です。

勿論科学的な証明派不可能ですが、世界中で古来から同じことが言われています。

アジア諸国では日本語の「気分感情~思考~心~魂」の順に奥深いと考えられ、欧米諸国では英語の「Heart~Mind~Spirit~Soul」の順に奥深いと考えられています。

概念としては確定していないがため。時代や説く者によって解釈は巧妙に替えられてしまいますが。

「魂の叫び」などが最上級の深みであることや、「心に響いた」などが、日常的ではない深い意味合いを持って語られることもまた、世界中に共通しています。
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また、「魂」に関しては、「輪廻転生」を信じないアブラハム系3教と東洋思想・哲学では解釈が全くことなりますが、西洋でもキリスト教の浸透(以外に東欧北欧の一部などは数世紀も遅れていたらしい)以前には輪廻転生を信じる宗教もありました。

「輪廻転生」を信じる場合、或る意味「魂は神からの預りもの」である訳ですから、「精神~心」の領域の外側近くでぶらぶら浮遊している筈もありませんし、頻繁に「魂の叫び」が聴こえる様でも困ります。

そして、現代人の多くが「感じた/思った/考えた」が混乱・混同していることから、気分・感情が内面奥深くにある筈も無ければ、論理的思考が外側の筈もないのです。

このようにして、ひとりひとりの人間の中の精神世界の構造は、自ずと図のような配置になるのです。

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古代インドの叡智:VedaとTantraでは、「配置図:Yantra」こそは明確に示されていない(残っていないだけかも)にしても、その名称「Ahamkara~Vidya~Chaitaniya~Prakriti」とその順番(価値)は明確に説かれていました。尤も、後世様々な宗派が異なる解釈を説いてもいますが。

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現代人の瞑想の問題と限界
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問題は、現代人の多くが何故、「感じた/思った/考えた」を混乱・混同しているのか?
ということです。

それは、外的要因(外因)に反応して生じる「気分・感情」に、「思考領域」が破壊され、「心の領域」迄もが浸食されているからに他なりません。

左図の「浅葱色(あさぎ色/薄い青と薄い緑が混ざったような)」の「気分・感情」に「思考領域」が完全に支配され、「心の領域」迄もが、「青色化」している状態です。

昔から言われる「心が荒む」の状態でもあります。
また近年良く言われるのが「心が折れる・折れそう」は、「心を守る城壁=論理思考」が欠如しているからに他なりません。
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逆に、「心が強い」は、昔の人の場合、論理性を自覚せずとも、確固たる伝統的な観念とリンクした信念や理念がありましたから、「心が強い」は「意志の強さ」であり、「志」を持っていたという意味です。

つまり「心が強い・弱い」は今も昔も語彙の誤用です。

「心は弱くデリケートで当たり前(正しい=健康)」な筈です。

従って「伝統的な観念/理念/信念」を持ちにくい現代人は、「論理思考力」を失えば、当然のように所謂「心が弱い(折れ易い)」のですが、

解決方法は「心が強くなる」ことではないのです。
それこそ「心が荒んでしまう」に違いありません。

不思議なことに、左図のような状態の人の多くに「青系の色が好き」「空を眺めると落ち着く」という傾向が強く現れます。

これは、現代人に限ったことではなく、あくまでも「現代はそのような人が急増している」という意味です。

60年代のフォークソングで、一説には小学校の音楽の教科書にも取り上げられたこともあると言われる「遠い世界に」など、あの当時の歌には「空に憧れる」というテーマが多く歌われました。

社会の行く末が不明瞭な上に、団塊の世代は人が多く就職難。学園紛争で社会を変えるという夢も潰えていた時代で、今日に似ているとも言えます。(今日の就職問題は質が違いますが、先行き不透明は同じでしょう)

しかし、逆に言えば、そもそも「気分・感情」は、外因に反応して当たり前でもあります。

むしろ「枝葉は雨・風・陽射しを受けて自由自在に揺れたなびいてしかるべき」だからです。

その変わり「太枝と幹はブレてはならない」筈ですが、ここが現代人の大きな弱点であり、考え落ちであり、問題点です。当然「大地に根を張る」など望めようもありません。

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是非ご参考にして下さいませ。

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(文章:若林 忠宏

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カルキ・ジャヤンティ2018

kalki

2018年8月16日はカルキ・ジャヤンティ(降誕祭)です。

カルキはヴィシュヌ神の10番目の化身と信じられ、「永遠」や「時間」を象徴します。その名には、「不潔」や「汚物」という意味があり、悪や暗闇、無知を破壊する者として崇められます。

カルキはカリ・ユガの最後に現れ、世界の悪をすべて滅ぼし、新たな世界を築くと信じられています。シュラヴァナ月(7~8月)の新月から6日目に誕生すると信じられており、2018年は8月16日にあたります。

カルキ・プラーナには、シャンバラという村に生まれることも記されています。白い馬に乗り、剣をもって描かれます。雷や大雨、厳しい日照りなどが関連付けられることも多く、古代の人々が大自然の破壊と不要な要素の破壊を示唆していたとも伝えられています。

参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Kalki

ヨーガ・スートラ第3章第30節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


कण्ठकूपे क्षुत्पिपासानिवृत्तिः॥३०॥
Kaṇṭhakūpe kṣutpipāsānivṛttiḥ||30||
カンタクーペー クシュトピパーサーニヴリッティヒ
喉の井戸により、飢えと渇きが止む。

簡単な解説:前節において、臍のあたりにあるとされるチャクラへ綜制を行うことにより、身体組織の知識を獲得できると説かれました。本節では、喉の井戸とも呼ばれる喉のくぼみへ綜制を行うことにより、飢えと渇きによる苦しみを消すことができると説かれます

聖者の心から生まれた蛇の女神

酷暑期を終え、恵みの雨が降り続くシュラヴァナ月(7月~8月)は、一年のうちでもっとも神聖な時といわれます。
そんなシュラヴァナ月の新月から5日目、インドの各地では、ナーガ・パンチャミーと呼ばれる蛇神を讃える祝祭が祝福されます。
2018年は8月15日です。
雨季に入り、さ迷い出る蛇の被害を受けないよう、人々が捧げた祈りに起源を持つ祝祭です。

古代より、多産や豊穣の象徴として崇められてきた蛇。
脱皮を繰り返す姿には、死と再生の象徴を見ることができます。
一方で、蛇の持つ毒と、くねくねと動き回る姿は、せわしなく動き続け苦悩を生み出す心の象徴して捉えられることがあります。

人々に畏怖の念を抱かせてきた蛇は、古代より神格化され、重要な役割を担ってきました。
蛇神は数多く、それぞれの存在は霊性を高めるための深い意味を持ち合わせています。
そんな蛇神の中に、マナサー(マンサー)と呼ばれる女神がいます。

蛇の毒を癒す力を持つ女神として崇められるマナサー女神は、サプタリシ(七聖仙)に数えられる聖者カシュヤパの心から生まれたと伝えられます。
心(マナス、意)から生まれたために、マナサーと名づけられたこの女神を祀る寺院は、インドの各地に存在します。
マナサー女神は、帰依者の願望を満たすと信じられ、寺院は願望が満たされる聖地として崇められてきました。

私たちは、心の動きを通じ、さまざまに突き動かされています。
その結果、甘露のような恩恵を味わうこともあれば、猛毒のような苦悩を味わうこともあります。
しかし、その突き動かす力なしに、願望を達成することはできません。
時に猛毒のような苦悩を生み出す心の動きも、神々の支配下にある時、それは願望を達成する大きな力となるはずです。

自然と密接に生きていた古代の人々の生活において、蛇の毒による死は身近であったといわれます。
聖者の心から生まれ、そんな猛毒を癒す力を持つマナサー女神は、私たちの心の働きを正し、願望を達成する力を与えてくれるのかもしれません。
その力の下で突き動かされる私たちは、清らかで満たされた人生を歩むことができるはずです。

(文章:ひるま)

スヴァーディシュターナ・チャクラを活性化するヴィシュヌ・マントラ

脊椎の基底から、頭頂までには、チャクラと呼ばれる微細なエネルギー領域があります。
これらは、わたしたちすべてが持っている神聖な意識の力であるクンダリニー・シャクティの通路です。
チャクラを開花させることは、より高次の意識と平安へと導き、制限的な人間の力から、限りない神的な力へと変遷させます。

チャクラの不調和は、視界を曇らせ、さまざまな肉体的・精神的な疾患の原因となります。
神秘的な音楽は、霊的なエネルギーを呼び覚まし、チャクラの力を実感する助けとなります。

宇宙の維持者として知られるヴィシュヌ神は、生殖器官の根幹に位置するスヴァーディシュターナ・チャクラに作用し、生殖器に関する大切なバランスを整えるといわれます。

スヴァーディシュターナは、下から2番目のチャクラであり、美、安定、性的達成をもたらします。
このチャクラの不調和は、活力の欠乏、抑制、疑念、間違った知識、残酷な行為などの原因となります。

「自らが宿る場所」という意味を持つスヴァーディシュターナは、水の要素を持ちます。
水があらゆる生命の源であるように、自分自身の全てが眠っていると伝えられています。
ヴィシュヌ神は、永遠であり、万物に浸透する精神であり、宇宙創造の前から存在する原初の水に関連があるといわれ、「水に住む者」という意味のナーラーヤナと呼ばれているという説もあります。

チャクラに対応した神々の波動のリズムに乗り、調和と成功に満ちた生活を生み出しましょう。

145、アーユルヴェーダ音楽療法入門7(意識と音楽療法4)

現代人の深刻な思考性・思考力
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まず始めにひとつめの図、四つの円図で示した「心と体の四種のタイプ」について説明します。

図の右上は、先天的な障害の場合を除いて(※)おそらくほぼ全ての人間が「生まれながらにして持って居る意識~心の構造」です。それに対して左上は、現代人の極めて多くの人々が陥っている状態を示しています。

図の右下は、かつて「高機能自閉症」と呼ばれた分類の代表的なもののひとつ「アスペルガー症候群」の構造です。左下は、同様にかつて「低機能自閉症」と呼ばれた、先天的に知能(思考)障害がある場合の構造です。

まず、この図の根拠を説明します。

左下の「低機能自閉症」の場合、先天的な機能障害で思考力が極めて脆弱です。

左上の「多くの現代人の構造」と似ていますが、左上の場合、「外的要因に反応して気分・感情」が発現するため、一見して「社会との関係性を持っている」即ち「社会性・コミュニケーションは問題ない」とされるのに対し、

左下は、「心と感情の領域と境目が不明瞭」で、その不明瞭な領域から「感情」が発現するため、ほぼ殆ど外因と無関係(勿論、喜怒哀楽の反応はむしろ強くあるでしょうが)であるので「コミュニケーションが取れない、社会性が欠如」とされます。

これに対して「高機能自閉症(アスペルガーなど)」の場合、思考領域は、基本的に「心」に支配されています。ですが、機能が失われていない場合が多いので、療法と指導によって活性化し得ます。

基本では緑色の矢印のように「内発的」に込み上げるものが感情を支配しますから左下図と同様に「コミュニケーションが取れない、社会性が欠如」とされます。

右上の「本来の構造」では、「魂と心」を「論理的思考力」が城壁のように取り囲み守っていますので、純性(Sattva)が保たれます。

思考領域の外側の「気分・感情領域」は、内発の想いも思考の許可を得て発現し得ますし、外因にも自在に反応します。

故に「芸術・文学の創造」も可能ですし、鑑賞による感動も自由自在です。

勿論、人の悪意の行為や、悪意の無い残酷な言葉に傷つくこともあります。が、「論理的思考」によって、「無毒化」されたり「解毒」されます。

そもそも「心と体」は、基本的に同じ様な機能を持って居るのです。

「論理的思考」は、極めてニュートラルで不偏的ですから、正しく「体の恒常性」に一致します。言い換えれば、この「論理的思考」は、感情と心を恒常的にバランスを取っており、それが「守る」の意味合いです。

そして、今日の人間に極めて多い左上図ですが、「論理的思考」が欠落しているという意味では、下段の「精神障害・意識障害・発達障害・人格障害」と殆ど変わらないのです。しかし、前述しましたように、「外因反応」の御陰で「社会性に問題無し」とされるがため「病気ではない」とされているに過ぎません。

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「感じた」「思った」「考えた」の区別をしない人々
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右上図に書かれた英語の名称は、何方も良くご存知と思いますが、日本よりも先に英語圏で既に曖昧になって来ていたことが分かります。
そもそも西洋先進国でさえも、「Soul/Spirit/Mind/Heartの論理的分別(概念)」は存在しないのです。

それでも欧米諸国の昔の人々や日本の昔の人々は「感じた/考えた/思った/想った」を区別して用いていました。しかし、左上図のような現代人の多くが、この区別が出来ません。これこそがこの図の正しさを明確に証明しています。

「感じた/考えた/思った/想ったを区別出来ない」どころか、「感じたを思ったと言いたがる」「思ったを考えたと言いたがる」という無意識の自己美化もこの数十年横行しています。

かと思えば、最近知って愕然としたのですが、まるで「居直った」かのように、全てを「感じた」と(或る意味正直、正しく)表現する人が増えて来たことです。

この左上図のような構造は、様々な問題を内在しています。

赤い矢印の外因の刺戟にくたびれてしまい、「自分の考え」が自覚出来ないことは勿論ですが、「自分の心」さえも分からなくなってしまう。「自分を見失っている」ことに気付いてしまうという問題です。

また、それに疲弊すると、「心と体」は、自然に自己防衛に取り組みます。その結果が「無気力症候群(アパシーなど)」や「鬱病」です。

同様に、左上図の構造の人が、殺人・傷害事件、我が子の虐待、DVなどの事件を起こすことも、構造上極めて自然で容易なことなのです。つまり、「感じた/考えた/思った/想った」を区別出来ない人はほぼ全て、「何時でも犯罪者になり得る」訳です。

それを防いでいるのは「親の教養の御陰の善悪観念」と「刑罰に対する恐怖」でしかないのです。

しかし、この「観念」も極めて危ういものです。
事実「飲酒運転」が減らないのは、外因=雰囲気に呑込まれ「自分に限って事故らないだろう」というような感覚に支配されてしまえば、最早歯止めはありません。

とりわけ「悪気が無かった=悪くない」という観念の人は、自覚しない間に、極めて恐ろしいことをしていることも少なくありません。

便宜上「現代人」としましたが、実際はかなり昔から左上図の人間は多かったのかも知れません。

外からの情報に左右され、反応して「気分・感情」が形成され、またそれに支配される。その結果が戦争中、殆ど全ての人が「鬼畜米英」「欲しがりません勝つ迄は」などのスローガンを心底思い込んで、従わない人が居ればご近所は勿論、親族迄憲兵に密告したり出来たのです。

元々日本人は、欧米人、インド、アフリカ人などと比べると「大勢に流され易い」傾向があったのかも知れません。

その根拠が分かり易く現れているのが「オーケストラ」が有るか否か?です。

欧米には優秀な西洋クラッシック・オーケストラがあることは言う迄もありませんが、同じ欧米系でもラテン諸国(イタリア、スペイン、ポルトガル)は比較的少なく、世界のトップは、ベルリン・フィル、ウイーン・フィルなどです。アフリカやインドでは殆ど聞きませんが、日本は欧米に迫る程です。

それでも1980年代頃までは、欧米では「自分の意見を言えない人間」は軽蔑されていました。

音楽鑑賞や映画鑑賞の後、日本人お得意の「良かった」「感動した」で済ませることは欧米では「意見」とは認められなかったのです。

「何処かどう、何故良かったのか?」とある程度論理的に語れない人間は、「流される・ブレる人間」として信用さえされなかったのです。

ところが、1980年代以降、欧米も急速に日本的に変化しています。日本製製品の普及やアニメの流行でしょうか?

恐らく今や欧米でも「Heart/Mind/Spirit/Soul」の区別が曖昧な人が増えて来ているのでしょう。

しかし、西洋で最も先進的な文明を誇る国々で「Heart/Mind/Spirit/Soul」という語彙がkろうじてであろうとも今日にも存在し、東洋で最も物質文明が先進した日本でも「感情(感じた)/思考(思った~考えた)/心(想った)/魂(得も言われぬ感覚)」という語彙がかつては普通に存在した以上、人間の「心の領域(残念ながら全体を指す語彙は無い)」は、体の構造と同じように多様で複雑であることを知っていた筈です。

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意識や心にも臓器のような領域と役割がある
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今回のもうひとつの図の縦に二種書かれた「人間の臓器などの器官と心の器官」の図について説明します。

図の左側は、医学・解剖学的に周知の「主な臓器や幾つかの経絡」を現したものです。右は、前述したように「心の領域も同様な筈」に基づいた(現代ではまだ誰も説いていない)「気分感情・思考・心・魂の構造と役割」を現したものです。

恐らく現代人の多くが、「不純物毒物が多いのに『甘くて美味しい』とか『皆が食べている評判が良い』『手軽で便利』などと言って偏った食事をしている」が為に、中央辺りに描いた緑色の消化器がかなり疲弊していると考えられます。

同時に、体では「消化吸収代謝と中和無毒化解毒」を司る「肝臓」に相当する思考(脳機能の或る部分)「論理・分析・消化(理解と納得)」の領域と、それを活性化させる「酵素のような応用力(及び推論力、洞察力)」が全く弱体化していることは明らかです。

また腎臓に相当する領域は「不要物のDetox」ではなく、「有益か無益かを正しく選別・判断出来る『真贋見極め』の力と機能」である筈ですが、「耳に優しい=良い話し/耳が痛い=嫌な(悪い)話し」としてしまったり、よろずに「安直で短絡的で表層的なもの=簡潔で分かり易い」「多くの人が『いいね!』をしている=良い話」のような選択眼では、「腎臓に相当する機能」も全く機能していないと考えられます。

そして、近年「西洋化学医療」の従事者されも見直しつつある「腸内環境」は、「第二の脳」とさえいう専門家も現れていますが、実際「健康な腸壁」は、「悪玉菌や毒素、不純物を吸収しない為の幾層ものバリアーがある」のです。

精神面に於けるそれは、正しく「情報を論理的に整理整頓し分析し「論理領域(思考の肝臓のような領域)」に運ぶ重要な機能領域である筈です。しかし、この領域は、真っ先に「偽の良薬(耳に優しく癒される短絡安直なもの)」で痛めつけられている筈です。

最も分かり易い根拠の例として、
「良薬口に苦し」という言葉や「嫌いなもののでも体の為に食べるべき」や「偏食をせずに様々な栄養素を摂るべき」を、「言葉、文字、文章、音楽などの芸術、娯楽」にも偏り無くより正しく行っているでしょうか? を考えてみて下さい。

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(文章:若林 忠宏

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シュラヴァナ月のシヴァラートリー(2018年)

2018は8月9日(一部地域では10日)に、シュラヴァナ月のシヴァラートリーを迎えます。

シヴァ神を礼拝する重要なひと月であるシュラヴァナ月のシヴァラートリーは、シヴァ神を礼拝するこの上ない吉祥な時です。そんな吉祥なシヴァラートリーが近づく現在、ガンジス川の周辺は、カーンワル・ヤートラーがピークを迎えています。

シュラヴァナ月のシヴァラートリーには、ガンジス川の聖水を用いたシヴァリンガムへのアビュシェーカが欠かせません。カーンワル・ヤートラーは、カーンワルと呼ばれる水壺のついた天秤棒を担いでガンジス川流域へ赴き、ガンジス川の聖水を水壺に入れ、故郷へと戻る巡礼です。ガンジス河流域は、サフラン色の装束を身にまとい、天秤棒を担いで歩く巡礼者の熱気に包まれます。

首都のデリー近郊から聖地のハリドワールまで、巡礼者のために道路が規制される地域もあります。決して地面につけてはならないとされる天秤棒を下げるための柵もあちこちに設けられます。全行程を裸足で行う巡礼者も多く、とても過酷な歩みであっても、ガンジス河の聖水を自分の生まれた町へと持ち帰る重要な役割であり、巡礼者に選ばれることはとても名誉なことだと言われています。

2018年のシュラヴァナ月のシヴァラートリーにおける、ニシータ・カーラの時間は以下の通りです。ニシータは「真夜中」、カーラは「時間」を意味し、このニシータ・カーラの時に、シヴァ神はシヴァリンガとして地上に顕現すると考えられています。

【インド(ニューデリー)】
プージャーに適した時間:2018年8月9日24時05分(10日)~24時48分(10日)

【日本(東京)】
プージャーに適した時間:2018年8月10日23時25分~24時07分(11日)

皆様もどうぞ神聖なシヴァラートリーをお迎えください。

参照:2018 Sawan Shivaratri Date

被災地復興の祈りのためのグループ・ホーマ無事終了のお知らせ

被災地復興の祈りのためのグループ・ホーマにお申込みいただきました皆様、誠にありがとうございました。

被災地復興の祈りのためのグループ・ホーマは、8月5日に無事に終了いたしました。

プージャーの写真を以下に掲載させていただきます。

被災地復興に向けて、神々の大きな恩寵がございますよう心よりお祈り申し上げます。

スタッフ日記:第29回アンナダーナ終了しました!

第29回アンナダーナにお気持ちを寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございます。

病院では、8回目の実施となりました。45度を超える酷暑期を終え、恵みの雨が降り注ぐモンスーンを迎えているインドでは、各地で大雨による被害が伝えられています。
ここ数年は、モンスーンに十分な雨が降らず、水不足が問題となっていましたが、今年は十分な雨が降ると予想されているようです。
アンナダーナを実施している首都のデリーでも、非常に多くの雨が降り、7月下旬にはヤムナー川が危険水位を超え、周辺の低地に居住する人々は避難が促されていました。

モンスーンの雨は、1日に何度が強い雨が降り、雨が止むと晴れ間が出ることも多くあります。
アンナダーナは準備から配膳まで全て屋外での実施となるため、当日は雨の大きな影響を受けないように祈るばかりでした。

当日は朝から晴れ、準備は順調に進みます。
酷暑期ほどではありませんが、35度を超える気温に高い湿度が加わり、火を使う調理は身体に堪えます。
8時前に始まった準備は11時過ぎには終わり、トラックに食事を積んで病院周辺へ向かいます。
12時には病院の周辺に到着し、配膳を始めることができました。

病院で実施するアンナダーナの配膳は、周辺の道路で行われます。
食事を必要としている人々が多く、常に複数のアンナダーナが実施され、配膳を始めるとすぐに長蛇の列ができます。
しかし、最近は交通規制が厳しくなり、アンナダーナを実施する場所の確保が難しくなってきました。
食事を必要とする人々も、周辺の道路に長居することができません。
今回は、少しでも多くの人々に食事が行き渡るよう、一度配膳場所を変えて実施しました。
スタッフの写真係が周辺道路や並ぶ人々の整理を行なっていたため、忙しくなってしまった時は写真を撮る事が出来ませんでしたが、今回も3時間ほどで準備をした1000食分以上の食事を無事に配り終える事が出来ました。

多種多様な文化や思想、言葉、慣習が深く根付くインドでは、誰もが平等に受けられる細やかな社会福祉制度の実施が容易ではありません。
社会的弱者は、こうして集まる人々の、自発的な温かい気持ちに支えられています。
こうして動く社会には見習うべくこともとても多くあります。
必要とする人々へ皆様の温かいお気持ちが繋がるように、今後もアンナダーナとして実施していきたいと思います。

次回は、寺院でのアンナダーナを予定しています。次回も温かいご協力のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

アンナダーナを通じ、皆様にも大きな恩寵がありますように。

(スタッフ:ひるま)

ヨーガ・スートラ第3章第29節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


नाभिचक्रे कायव्यूहज्ञानम्॥२९॥
Nābhicakre kāyavyūhajñānam||29||
ナービチャクレー カーヤヴィユーハジュニャーナム
臍輪により、身体組織の知識を獲得する。

簡単な解説:前節において、北極星へ綜制を行うことにより、星々の運行の知識を獲得できると説かれました。本節では、臍のあたりにあるとされるチャクラへ綜制を行うことにより、身体組織の知識を獲得できると説かれます。