ヨーガ・スートラ第3章第25節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


प्रवृत्त्यालोकन्यासात् सूक्ष्मव्यवहितविप्रकृष्टज्ञानम्॥२५॥
Pravṛttyālokanyāsāt sūkṣmavyavahitaviprakṛṣṭajñānam||25||
プラヴリッテャーローカニャーサート スークシュマヴャヴァヒタヴィプラクリシュタジュニャーム
高度な知覚の光をあてることにより、精妙なもの、隠されたもの、遠くにあるものの知識を獲得する。

簡単な解説:前節において、象やその他の力への綜制により、それらに等しい力を獲得できると説かれました。本節では、綜制によって、高度な知覚の光をあてることにより、精妙なもの、隠されたもの、遠くにあるものの知識を獲得できると説かれます。

インド縦断ツアー7

クンダリニーの事故的覚醒のためふらふらした状態で、しかも大部分のエネルギーが頭部にとどまった危険な状態のまま、次の寺院に行きました。
どうすることもできなかったのです。
次の寺院はブラフマプトラ川の島にあるユマーナンダ寺院です。ユマーはウマーですからシヴァ(と妃)の寺院です。
美しい寺院の中から地下に降りてゆくと、数千年間祀られているご神体の古いシヴァリンガムがありました。
リンガムの横の壁には穴が開いており、ブラフマプトラ川の水位が上がると水が入ってきて、自動的にアビシェーカされるような仕組みになっています。
古い歴史を持つリンガムは、大きくぼこぼこに変形しており、まるで芸術作品のようでした。
僧侶から、リンガムに触れていい許可をいただいたので、両手で触れました。
その瞬間、突然頭部に残ったクンダリニーエネルギーが頭頂から抜けました。
突然意識のピントが合い、びっくりしました。

礼拝を終え、すっきりした心身で階段を上がり、寺院の外に出ると、「一日中降り続く」と言われていた雨はほぼ上がり雲の隙間から太陽が顔をのぞかせていました。

私は今回のクンダリニーの覚醒が偶然の事故によるものではなく、神の配剤で、この後参拝するカーマキャー女神寺院に入るためのある種の通過儀礼だったのでは、と強く確信しました。

その後のカーマキャー女神寺院での出来事は、今まで投稿させていただいた通りです。
この寺院群のツアーを思いついたのは、数年前でしたが、今回の体験が私ガネーシャギリの人生の霊的体験のクライマックスのひとつであったのは間違いないと感じております。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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シヴァ神の慈悲

シヴァ神を讃えるもっとも神聖なひと月とされるシュラヴァナ月。
2018年は7月28日~8月26日(地域によっては8月12日から9月9日)となり、ジャパや瞑想といった霊性修行を行うことが勧められます。
シヴァ神は、この月に起きた天地創造の神話である乳海攪拌において、世界を救うために猛毒のハラーハラを飲み込んだと伝えられます。

乳海撹拌は、不死の霊薬であるアムリタを得るために、神々と悪魔が協力し海を撹拌したと伝えられる神話です。
その過程では、霊薬であるアムリタだけでなく、猛毒であるハラーハラも生み出されてしまいます。

世界を救うために、その猛毒であるハラーハラを飲み込んだのがシヴァ神でした。
猛毒によって青くなった喉を持つシヴァ神は、後にニーラ・カンタ(青い喉)と呼ばれ、崇められるようになります。

一方で、生み出された霊薬であるアムリタを盗み、飲み込んだのがラーフでした。
その行為はヴィシュヌ神に見つかり、罰せられると、首と胴体を切り離され、後にラーフとケートゥという悪星になったといわれます。

他のために自らを犠牲にしたシヴァ神は、猛毒に倒れることなく、現代でも偉大なる神として崇められています。
しかし、欲望のもとで行為を成したラーフは、霊薬にも救われることなく、悪星として蔑まれるようになりました。

欲望のもとで行為を成す時、私たち自身も、自らの質を低下させてしまいます。
しかし、他のために自らを犠牲にする時、内なる世界は浄化され、シヴァ神のような偉大なる神としての質を高めることができるはずです。

大きな世界に神々と悪魔が存在するように、肉体という小さな世界を持つ私たちの内にも、神性と悪性が渦巻いています。
シュラヴァナ月は、霊性修行によって、その神性を磨く重要な時です。
社会の中で生きる私たちにとっては、世界を救うためにシヴァ神が猛毒を飲み込んだように、他を思う気持ちを実践するだけでも、自分自身の神性さを磨く、何よりもの霊性修行となるに違いありません。

皆様にとって、シュラヴァナ月がシヴァ神の祝福に満ちた、実りあるひと月となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

(文章:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(ストライキとフード・サービス)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。
最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

今年はケーララ州で5月の下旬に始まったモンスーンが、例年より早くインド全土を覆いました。
ケーララ州ではモンスーンの始まりにおいて、非常に多くの雨が降り続いていましたが、現在では程よい雨に落ち着いています。

5月に蔓延した致死率の高いニパ(Nipah)ウイルス感染症は、現在ではすっかり落ち着きました。
しかし、高温多湿の状況が続くモンスーンでは、衛生環境が悪化し、病にかかる人も増え、一年の中でも食事の配給量がもっとも多くなる時を迎えています。

本日はストライキとフード・サービスについてご紹介します。
インドでは、労働者によるストライキが頻繁に起こり、生活に影響が出ることが少なくありません。
教育水準が高いケーララ州では、労働者によるストライキがとりわけ多く、産業が発達しにくいと言われることもあります。
フード・サービスにおいて、特に影響を受けるのが、交通によるストライキです。
交通ストライキが始まると、リキシャを使うことができなくなりますが、施設で調理した食事は、リキシャでないと病院まで運ぶことができません。
しかし、18年以上続くこのフード・サービスは、周囲の多くの人々から認められています。
「フード・サービス」の看板をリキシャに下げると、特別にリキシャを走らせることが許され、必要な人々へ食事を届けることが可能となります。

日本のように物事が思うように進まないことが多くあるインドでも、こうして1日も欠かすことなく、このフード・サービスを続けることができています。
人々を思う行為には、大きな力が働いていることに気づかされます。
こうした温かい気持ちが広まり、社会が平和に包まれるよう、心から願っています。

皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(スタッフ:ひるま)

シュラヴァナ・マース2018

2018年7月28日〜8月26日は、シュラヴァナと呼ばれる神聖な期間に入ります(地域によっては8月12日から9月9日となります)。

シュラヴァナ月(シュラヴァナ・マース)は、ヒンドゥー暦の5番目の月であり、もっとも神聖な月の1つです。この月は、チャトゥル・マース(4つの聖なる月)の最初の月にあたり、多くの祭典や吉兆の日で満たされています。
満月の日やシュラヴァナ月の期間は、ヴェーンカテーシュヴァラ神の誕生星である「シュラヴァナ」が天球を支配するため、この月はシュラヴァナ月と呼ばれるようになったといわれます。

特に、シュラヴァナ月の月曜日は、もっとも重要といわれます。この日は、シヴァ神に敬意を示し、多くの帰依者たちが、名高いソームヴァール・ヴラット(月曜絶食)を行います。
またシヴァ寺院では、この期間の月曜日は、一日中シヴァリンガムに聖水を浴びせ、シヴァ神を讃えます。

伝説によると、天地創造の神話であるサムッドラ・マンタン(乳海攪拌)は、この月に起きたといわれています。
シヴァ神が、世界を救うためにハラハラの毒を飲んだ結果、シヴァ神の喉は青くなってしまいました。そのため、シヴァ神は、ニーラ・カンタ(青い喉)と呼ばれるようになりました。
またその毒は、あまりに強力であったために、毒の影響を和らげるために、シヴァ神は三日月を頭に乗せて冷やしました。他の神々たちは、ガンジスの水をシヴァ神に浴びせ、毒の影響を和らげようとしました。
シヴァ神の頭に、三日月とガンジス河が描かれているのは、このような言い伝えがあるためです。

シュラヴァナ月の月曜日に、シヴァ神の象徴であるルドラークシャを身につけることはとても功徳ある行為とされています。
またシヴァ神像やシヴァリンガムに、ミルクやガンガージャルを浴びせることは、多くの功徳を積む行為とされています。

シュラヴァナ月に行うと良い行為には、以下のようなものがあります。
・ルドラークシャを身につける。またはルドラークシャ・マーラーでジャパを行う。
・シヴァ神像にヴィブーティをつける。または自身の眉間につける。
・シヴァリンガムにパンチャームリタ(ミルク、ヨーグルト、ギー、蜂蜜、ヤシ糖を混ぜた甘露)を捧げる。
・シヴァ・チャーリーサーやアーラティを唱える。
・マハー・ムリティユンジャヤ・マントラを唱える。
・月曜日に断食をする。未婚女性は、シュラヴァナ月のすべての月曜日に断食をすると、よい男性に巡り会えるといわれています。(シヴァ神はマッチメーカー(仲介役)としても有名な神様です)

またシュラヴァナはサンスクリット語で、「聴聞」の意味があるため、この期間は、グルの講話などを聞くことも大きな功徳を積む行為といわれています。
この神聖な期間を有意義に過ごしましょう。

参照:
Wikipedia, “Shravan”, https://en.wikipedia.org/wiki/Shraavana

チャイルド・スポンサーシップのご報告(2018年6月)

チャイルド・スポンサーシップ(子どもの教育支援)にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
6月の配給時の様子が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

今年は例年より早く、インド全土でモンスーンが始まりました。
最初に始まるとされるケーララ州では、今年は5月の下旬に始まり、非常に多くの雨が降り続いていましたが、現在では程よい雨に落ち着いています。

酷暑期に比べ、気温が下がり、子どもたちは新しく始まった学期に励んでいます。
5月の配給は、新学期を迎える子どもたちのために、制服や通学バックといった学用品が中心となりました。
モンスーンが始まると、高温多湿の状況が続き、特に貧しい人々は、衛生的な食料品を得ることが難しくなります。
6月の配給では、食料品を中心に配給を行いました。

今月の子どもたちの様子です。
それぞれが住む村や家に配給物資を配る方法を検討していますが、この配給時の集まりは、子どもたちにとっても貴重な機会です。
月に一度の集まりを、とても楽しみにしていることが分かります。
しばらくは周囲を取り巻く状況を見ながら、子どもたちや家族にとってより良い方法で配給を行う予定です。

ケーララ州の一部地域において、5月には致死率の高いニパ(Nipah)ウイルス感染症が蔓延し心配されていましたが、感染源も特定され、今ではすっかり落ち着き、子どもたちも安心した日々を過ごしています。
しかし、モンスーン時は、さまざまな病が流行る時期です。
しっかりと栄養をとり、安心して学業に専念できるように、NGOでもサポートを行なっていきたいと思っています。
安心した生活が生み出す幸せを感じる子どもたちは、将来、より良い社会を築く存在になってくれると願っています。

いつも温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

140、アーユルヴェーダ音楽療法入門2(音楽療法とは?2)

音楽療法の問題点
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「音楽療法」は、古くは1970年前後から唱えられ始め、2010年には医学界でも認める人々が現れ始めましたが、今現在も尚、エビデンスが充分に得られていないところに、「真贋入り交じった」状況になっていることもあって、その価値が充分に示されていません。
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そもそも現行の「音楽療法」には、極めて大きな問題点(欠陥と言っても良い)があります。

それは「西洋音楽一辺倒の価値観」と、それによる「西洋音楽を基本に行うことの本末転倒」を第一に挙げることが出来ます。

その一方で、音楽療法士が民族打楽器を用いたり、音叉やSinging Bowlなどを用いることも、「体の医学」に於ける「代替医療」や、不勉強の「中医・漢方生薬の起用」と同様の本質的な問題があります。

そもそも民族音楽を理解出来ていない人が民族楽器を用いることを経口薬に置き換えるならば、中医・漢方生薬を「弁証論治」を理解せずに投与していることと全く同じです。

東洋医学では、「症状が同じ」でも、「証」が異なれば全く逆の処方になりますから、「薬が毒に転じる」こともかなり在り得るのです。

実際、アフリカ太鼓や打楽器によって、クライアント(被施術者/ペイシェント)を過度に興奮させるだけだったり、音叉やSinging Bowl、ハープなどの金属音や長い波長、可聴範囲を越る為に弊害が分かりにくい周波数などによって、脳機能の活性が大きく偏ることも懸念されます。

巷に溢れる「サプリメント」と同様に、そもそも全く考え方が異なる東洋医学・医療の産物を、相変わらずの「局所対処療法」的にしか活用出来ないことも大問題です。

そして、「癒されました」という「クライアントの感想(認識)からだけのモニター」で、「療法」が出来たと考える恐ろしい風潮も蔓延しています。

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このような問題点の中で、最も基本的な元凶は、西洋音楽による療法です。
その理由は、ちゃんと説明すれば小学生でも分かる簡単なことです。

西洋音楽と西洋楽器は、一言で言えば「誰が弾いても同じような美しい音が出ること」が基本にあります。言わば「全体主義(結束主義)音楽」です。

私はこれを「小学校の朝礼や運動会の行進のようだ」と喩えます。

一方の非西洋音楽(アジア、アフリカ、古い北米中南米、太平洋の音楽)の場合、
その素材の自然度と工法によって、「同じ製作者が同時期に作っても音が異なる」のが当たり前で、むしろそれを「良し」としています。

西洋歌唱法のコルラトゥールなどの「喉を不自然に作った無個性の声」は、
「全体主義(結束主義)音楽」の合唱では、極めて重要な不可欠の技法ですが、

非西洋諸国では、「地声が最も美しい」とされ、
「人それぞれで異なる声」は、人それぞれが「神から貰ったもの」という考えです。

私はこの様相を「小学校の昼休みの校庭の様子」と喩えます。

縄飛びをする子たち、鬼ごっこ、缶蹴り、サッカーの練習などなど。
「勝手に自由に」のようで、それぞれのグループの中では「遊びをつまらなくさせないためのルール」が厳しく守られ、異なるグループ間でもルールは厳しく問われます。

この話しが理解出来る人は
「大人と子どものどっちがルールを守りますか?」という問いに、
正しく「子ども!」と答えられる人でしょう。

大人は、内心では「ルールなんて知ったことか!」とか「守らないと批判されるから」と極めて自意識過剰な感覚で捕らえています。
「自分のルール」をやたらに堅持する人も居ますが「社会的ルール・対人ルール」を「自分のルール」に出来ている人は極めて希です。「相手次第」で瞬時に変わる人ばかりです。

一方子どもは、「守らないと遊びがダレる、だらしなくなる、
気持ちが荒れる=遊びがつまらなくなる」から、真面目に守ろうとします。

このことが分からないのに、「民族音楽」や「民族楽器」を「楽しみ・癒しのためだけに」好き勝手に用いる人ももの凄く増えました。現地で学んだとしても
「技」だけでは「仏作って魂入れず」に過ぎません。

そもそも「民族音楽(風)」だったり「民族楽器の起用」であっても、精神性が西洋式であったならば、それは「だらしなく乱れた行進」のようなものかも知れません。
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そもそも「音楽療法」をしようとする人の殆どが「音楽を子どもの頃から習っていた」とか「音楽が好き」という人ばかりです。

私は、三四歳の頃からピアノ教師だった母に強要されましたが、意識では「頑張ろう」としているのですが、腹痛や蕁麻疹などが現れ(心因性ですが)親を諦めさせました。

一族で西洋音楽が出来ない唯一の存在です。
(母が生徒さんに教えるのを『門前の小僧』で聴いて育ちましたが)

「小学校の音楽の時間」は、まず九割廊下に立たされていました。
六年間同じだったあの先生は、後に私が民族音楽の第一人者として紹介されたり、「題名のない音楽会」でオーケストラと共演をした姿を見て下さったならば、さぞや驚いたことでしょう。
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尤も、近年民族音楽を演る人の多くは、西洋音楽の基礎が無い人も多いことでしょう。そのような風潮や、「お気楽・楽しみのためだけ」の風潮を作ったのは、都下吉祥寺で20年日本初の民族音楽ライブスポットをやっていた「お前にも大きな責任・罪がある」と言われれば、反論は出来ません。

「小手先の基本」を終えた段階(入門~初級)で、「そろそろ心や魂の学びだ」という頃に殆どその意味も価値も理解出来ずに止めてしまう人ばかりだったから。
という言い訳もあります。今頃になって、「先に心」「自分との向い合い」を説いていた方が良かったのだろう、と思っても手遅れでしょうが。
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「西洋音楽で療法すること」の大きな音楽理論上の問題のひとつに、「平均率」があります。これはかなり深刻な問題です。

また、そもそも前述のように、西洋音楽は、「社会性の極み」と言っても過言ではありません。しかし、クライアントの多く、例えば幼児の場合、「多動性」「注意欠陥」「アスペルガー」などの自閉系。青少年の場合「無気力」「感情制御の問題」。青年の場合「アパシー」「鬱」、中高年の場合の「認知症」などはいずれも、「社会性の問題」「社会力の低下」と言えます。

先天的な機能障害を除いて、様々な要因から、当人の「心(意識より深いところの)」が、「社会性」を拒否し、抵抗しているのです。

幼少期の私が「意識では母の期待に応えよう」としているのに、「腹痛」や「蕁麻疹」が出るのは、「心の悲鳴」とも言えます。

今日でこそ、それを理解しようという風潮(むしろ過剰になっていますが)も見られますが、当時はすべて「根性問題」とされて来ましたから、母が「親子だから甘えるのだろう」と雇った音大生の家庭教師には、「竹の物差し」でビシビシ手を叩かれました。

普段は上品で優し気なべっぴんさんでしたが、彼女もそうやって学んで来たのです。そんな時代です。

「社会性の極みの音楽」で、「社会性・社会力が弱まったクライアイント」に療法が出来る筈もありません。

逆に言えば、症状によって、そして、療法の進展によって、(もし社会性の取得が目的ならば)西洋楽器の音や西洋音楽を起用することは、むしろ賢明とも言えますが。

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何時も最後迄ご高読をありがとうございます。

福岡市南区の自宅別棟楽器倉庫の教室では、インド楽器とVedic-Chant、アーユルヴェーダ音楽療法の「無料体験講座」を行っています。詳しくは「若林忠宏・民族音楽教室」のFacebook-Page「Zindagi-e-Mosiqui」か、若林のTime-Lineにメッセージでお尋ね下さい。 九州に音楽仲間さんが居らっしゃる方は是非、ご周知下さると幸いです。

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You-Tubeに関連作品を幾つかアップしております。
是非ご参考にして下さいませ。

Hindu Chant講座Vol.1

Hindu Chant講座Vol.2

Hindu Chant講座Vol.3

Hindu Chant講座Vol.4

Vedic Chant入門講座(基本理解編)

Ayurveda音楽療法紹介(基礎理解編)

アーユルヴェーダ音楽療法 (実践編1)

アーユルヴェーダ音楽療法 (実践編2)

アーユルヴェーダ音楽療法 (実践編3)

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(文章:若林 忠宏

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若林忠宏氏によるオリジナル・ヨーガミュージック製作(デモ音源申込み)
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悪影響を防ぎ豊かな人生を送るためのスダルシャナ・カヴァチャム

人々は、誰しもが豊かな生活を望んでいます。しかし、人生は困難に満ちたものであり、悪意に満ちた想念によって、わたしたちの思考はネガティブな影響を受けがちです。少し進展があっても、嫉妬や敵対する影響を防ぐことなしに、さらなる進展は望めません。

このような悪い影響を防ぐために、先代の聖者たちは、神々の防具であるカヴァチャを創り出しました。神々のカヴァチャに耳を澄ませ、また唱えることにより、絶えず悩まし続ける悪意、敵対する勢力からの影響を、強力なマントラの波動により防御します。

悪い影響を防ぐためのマントラのひとつに、シュリー・スダルシャナ・カヴァチャムがあります。スダルシャナは、悪を罰するためのヴィシュヌ神の武器であると考えられ、太陽の純粋な炎から造られていると信じられます。それは、あらゆるネガティブさ、病、不幸などを寄せ付けない神聖な炎の旋回輪をあらわしています。

他の神々の武器と同じように、スダルシャナも後に神格化され、障害を滅ぼし、豊かな人生を送ることができるようとの崇拝の対象となっています。スダルシャナ・マントラは、ライバルに打ち克ったり、予期しない困難を乗り越えるために唱えられます。ポジティブなエネルギーに溢れ、悩みや心配を克服し、自信に満ちた毎日が送れるよう、スダルシャナ神に祈りを捧げます。

ヨーガ・スートラ第3章第24節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


बलेषु हस्तिबलादीनि॥२४॥
Baleṣu hastibalādīni||24||
バレーシュ ハスティバラーディーニ
象やその他の力への綜制により、それらの力を獲得する。

簡単な解説:前節において、友愛といった慈などの情操に綜制を向けることにより、それらの力を獲得することができると説かれました。本節では、象やその他の力への綜制により、それらに等しい力を獲得できると説かれます。

139、アーユルヴェーダ音楽療法入門1(音楽療法とは?1)

音楽療法とは何か?
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「音楽療法」というジャンルが語られるようになったのは、1990年代に入ってからで、医学界の一部で関心を抱く人々が増え始めたきっかけは「代替医療」の先駆者であるバリー・キャシレス(Barrie R.Cassileth)がその著書で語ったことだと言われます。

2010年代のことですから、医学界に於ける理解はまだまだ乏しいと言わざるを得ません。しかもキャシレスの著述では、音楽療法は、あくまでも「補完療法」であり、治療効果は無いが、(従来の西洋医学式の)治療やリハビリの効果を高めることが期待出来る、程度の認識のようです。甚だ残念なことです。
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一方、キャシレスの40余年も前の1973年には、米コロラド大学教授のドロシー・レタラック(Dorothy Retallack)が、その著書で音楽による植物の育成度の違いを説きました。

なんと、彼女は植物に「バッハ」「ビートルズ」「インド音楽」を聴かせ、その発育の違いを実験によって明らかにしたのです。

1973年と言えば、私がインド音楽修行を始めた翌年で、その後二三年の間におそらくレタラックの書と思われるものを洋書屋で見た記憶があります。

しかし当時の私は「何を今更西洋人の学者があれこれ言うまでもないことじゃないか」と真面目に読もうともせず購入しませんでした。

1990年代に本気で「音楽療法」に取り組み始めてから、
「あの本は今にしてみれば貴重な資料だ」と探したのですが見つかりません。
多分レタラック女史のものと思うのですが、

同書の写真では、「土から上の枝葉の様子」でしたが、
高校生の時に見た写真は、ガラス張りの実験装置で「土の下の根の伸び具合」を示していました。

「バッハ」を聴かせた場合は「普通の伸び方かやや良い成長率」で、「ビートルズ」は、普通以下にしか生育せず。「インド音楽」では、驚異的な成長を写真は示していました。

もしその写真がレタラックのものではないこと、本当の著書が何であるか?をご存知の方がいらっしゃったら、是非お教え下さいませ。
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しかし、レタラックの実験は、それから40年以上も経って、やはり2010年代に数多くの植物学者から徹底的に批判されるに至ります。

まず「実験データとして対象が少な過ぎる」に始まり、「そもそも彼女がロック嫌いな恣意が加わり過ぎている」というのです。

しかし、今日も同じですが、誹謗・中傷・批判・非難する人は、「自分が得意とする点のみから突いて、全否定する」ものです。

写真を見ても確かにレタラック女史は昔堅気の気難しいキャリアウーマンに見え、「ロック嫌いなのかも」と思えますが、「インド音楽では良く成長した」とするならば、決して「西洋クラッシック音楽至上主義者」ではない訳です。

しかし、2010年代に、例えばテルアビブ大教授のダニエル・チャモヴィッツ(Daniel Chamovitz)などの研究によれば、「植物は聴覚が皆無」なのだそうで、レタラック女史の研究が全て虚実ではないとしても、「音楽を聴いた」ということではなく、「或る域の周波数」が生育に関係していることはある程度確証的となったようです。

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過小評価される音楽療法
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このように、西洋精神医学の世界では、今だに「音楽療法」は、極めて過小評価されているのが実状なのです。
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私は、2007年に福岡に自宅を移してからも三年間、月二回東京に通って、自分の教室の他に、「東京国際音楽療法学院」で即興演奏の授業を務めました。

学院では、通学生の他に、VTRで全国の通信生が学び、通信生も年に一二回東京での研修があり、直接お教えすることが出来ました。

学院は、1990年代に画期的な指導を始め、音楽療法士を育てて来たのですが、学会はその当時から推進派と慎重派に分裂しており、前者が「今の世の中に絶対必要な分野だ」と説くのに対し後者は、「まだまだエビデンスが不十分」と説いていたのです。

その結果、学会も実は二系統になってしまい、それがまとまらない為に「国家資格」が確立せず、一方の学会の資格試験はある程度信用と権威がありますが、世の中の不理解と、2000年代中頃からの介護保険制度の改悪、リハビリ予算の大巾な削減もあって、「音楽療法士」が現場で正しく評価され、充分な報酬が受けられる状態にはなかなかなっていないのが実状です。
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ところがその一方で、「認定制度」が整っていないが為に、自分で勝手に「音楽療法士」を名乗る人物も少なくないことも問題です。
尤も、そのような根拠の無い人々は、この私も「同類だ」と平然と言いますが。

つまり「音楽療法」の実状は、「(非西洋化学薬品の)生薬」と同じく「医療効果」ではなく「サプリメント」としてしか認知されていないのです。

逆に言えば、サプリ=健康食品として認められるけれど、「医療効果・効能」は謳ってはならない(法律違反)ということになってしまうのです。そのため「玉石混淆」どころか「真贋ごちゃまぜ」の状態を招いているのも実状です。 (つづく)

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何時も最後迄ご高読をありがとうございます。

福岡市南区の自宅別棟楽器倉庫の教室では、インド楽器とVedic-Chant、アーユルヴェーダ音楽療法の「無料体験講座」を行っています。詳しくは「若林忠宏・民族音楽教室」のFacebook-Page「Zindagi-e-Mosiqui」か、若林のTime-Lineにメッセージでお尋ね下さい。 九州に音楽仲間さんが居らっしゃる方は是非、ご周知下さると幸いです。

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You-Tubeに関連作品を幾つかアップしております。
是非ご参考にして下さいませ。

Hindu Chant講座Vol.1

Hindu Chant講座Vol.2

Hindu Chant講座Vol.3

Hindu Chant講座Vol.4

Vedic Chant入門講座(基本理解編)

Ayurveda音楽療法紹介(基礎理解編)

アーユルヴェーダ音楽療法 (実践編1)

アーユルヴェーダ音楽療法 (実践編2)

アーユルヴェーダ音楽療法 (実践編3)

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(文章:若林 忠宏

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若林忠宏氏によるオリジナル・ヨーガミュージック製作(デモ音源申込み)
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