幸運な人の努力

占星術のホロスコープで、よい星の配置の方はある程度自動的に幸せな人生を送り、配置のよくない方はある程度自動的に困難を伴う人生を送る・・・。
この表現は、残念ながらある意味で真理を含んでいます。
ただ・・・占星術の処方をしていて、幸運な方とそうでない方の運命の差よりも、行動の方に大きな違いを感じることもあります。
たとえば、鑑定を受けられた方に処方としてガーヤトリーマントラを唱えてください、と申し上げるとします。
「何回ですか?」と聞かれ、「毎朝、最低9回、できれば108回が望ましいです。」と申し上げます。
一般的に、幸運なホロスコープの持ち主は「108回ですね。わかりました。」とおっしゃることが多く、不幸なホロスコープをお持ちの方は、「9回ですか・・。毎日唱えなければならないのですか?唱えられるかな・・・。」のような回答をされることが多いです(もちろん個人差があります。)
ですが、実はこの傾向はかなり顕著に見受けられます。
つまり幸運な方は、(処方の実践において)その程度の努力は何とも思わず、不幸な方はそんな努力は難しいと思うことが多いのです。

昔、「天才とは才能に恵まれている人のことではなく、他の人ができないような努力を普通の顔をしてやってしまう人のことだ。」 というような話を聞いたことがありますが、占星術においても状況は似ています。

でも、大丈夫です。(私ガネーシャギリを含め)幸運でない運命の持ち主の方も、幸運な人と同じくらいの努力をすればきっと幸せになれます。
実践あるのみです。マイペースでいいと思います。コツコツと頑張りましょう。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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スタッフ日記:シュラヴァナ月のシヴァラートリーを迎える寺院

日本時間では7月22日がシュラヴァナ月のシヴァラートリーとなりますが、インドでは本日21日にシヴァラートリーを迎えます。シヴァラートリーにはシヴァリンガへのアビシェーカが欠かせません。

いつもアンナダーナを実施している寺院に、シヴァリンガへのアビシェーカのための最初のガンガージャル(ガンジス川の聖水)が、昨晩届きました。

カーンワルと呼ばれる天秤棒がとても豪華。両端に水壺がついていて、ガンガージャルが入っています。どなたかがハリドワールまで聖水を汲む巡礼に行っていたようです。

今夜は夜通し、シヴァリンガへのアビシェーカが行われます。

(スタッフ:ひるま)

ハリヤリ・ティージ(ブランコ祭り)2017

2017年7月26日はハリヤリ・ティージの祝日です。

ハリヤリ・ティージは、シュラヴァナ月の新月より3日目に、パールヴァティー女神を礼拝する吉日です。インドでは、新月から3日目は「ティージ」と呼ばれ、このシュラヴァナ月のティージはとりわけ吉兆とされています。

この日は、夫シヴァ神のために大変な苦行を行ったパールヴァティー女神に捧げられ、女性たちは夫の幸せと家庭の繁栄を願い祈りを捧げます。

主に北インドでは、モンスーンを迎え大地が潤い緑が濃くなることから、多くの女性たちが緑色のサリーやバングルを身にまとい祝福を行います。この時はハリヤリ・ティージとされますが、ハリヤリは緑を意味しています。

一部の地域では木々に吊るしたブランコに乗ってその喜びを表現し祝福することから、このハリヤリ・ティージはブランコ祭りとしても広く知られています。

この日に行われる祈りや断食は、家庭のさまざまな問題を取り除き、平安をもたらすと特に信じられています。

参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Teej

チャイルド・スポンサーシップのご報告(2017年7月)

チャイルド・スポンサーシップ(子どもの教育支援)にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。7月の配給時の様子が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

モンスーンが続いているインドでは、各地で恵みの雨が降り注いでます。ケララでは、7月に入って激しい雨が降り続きました。インドはまだまだ社会のインフラが整っておらず、雨が降ると道路が穴だらけになります。あちこちに水たまりができ、この時期は蚊が大量発生することも少なくありません。蚊が媒介する病気が増え、熱を出したり、体調を崩している子どもたちも多くいるようです。

7月の配給時に撮った集合写真の様子です。おしゃれをしている女の子たちの姿が見えます。インドはいつも、とてもカラフル。当日に都合が悪く来られない家族もいるため、もう少し多くの支援家族がいます。先月から新学期が始まり、今月も学用品などを配給しています。この時期は、蚊取り線香を配給することもあります。

子どもたちのお母さんは、菩提樹の絵葉書を描く仕事をしている人々も多くいます。絵葉書を描く収入で、一家を支えるお母さんも少なくありません。絵葉書を通じた収入で、冷蔵庫を買ったり、共用のトイレを作ったり、子どもたちもより衛生的に生活ができるようになりました。

長い夏休みが終わり、学校が始まりました。子どもたちには、いつも以上に体調に気をつけて、しっかり学んで欲しいなと思います。

日本も暑い夏を迎えています。皆様もくれぐれもお身体をご自愛の上、良き日々をお過ごしください。

(スタッフ:ひるま)

蛇神を崇める日

シヴァ神を讃える神聖なシュラヴァナ月の重要な祝祭に、ナーガ・パンチャミーと呼ばれる蛇神祭があります。ナーガ・パンチャミーはシュラヴァナ月の新月から5日目に祝福され、2017年は7月28日に迎えます。雨季に入り、さ迷い出る蛇の被害を受けないよう、祈りを捧げたことがこの祝祭の始まりだと伝えられます。

蛇は、古くから多産や豊穣の象徴として崇められてきました。脱皮を繰り返す姿は、不死の象徴でもあります。一方で、毒を持つ蛇は、私たちを苦しめる自我や欲望として例えられることがあります。破壊神であるシヴァ神は、ヴァースキと呼ばれる蛇王を、その首にまるで首飾りのように巻きつけて描かれます。シヴァ神は、自我や欲望を制御し、私たちを永遠の至福へと導く偉大な存在であることを伝えています。

シヴァ神の首に巻きつくヴァースキは、不死の甘露であるアムリタを生み出すために行われた乳海攪拌において、重要な役割を担います。ヴィシュヌ神があらゆる薬草を海へと投入すると、神々は悪魔と協力をしながらマンダラ山に絡ませたヴァースキを引っ張り合い、海を撹拌してアムリタを生み出しました。

私たちは、強い自我や沸き起こる欲望によって、善と悪の狭間をさ迷うことも少なくありません。その中では、時に宝石のような恩恵を得ることがあれば、猛毒のような苦痛を得ることもあります。しかし、自我や欲望が神の支配下にある時、それらはアムリタを生み出す重要な役割を持つことがわかります。

ナーガ・パンチャミーにおいては、日の出から日の入りまでの断食、揚げ物を避ける、牛乳とターメリックを蛇神へ捧げるといった行いが勧められます。こうした行いは、人々に大きな保護を与えると信じられ、特に、カール・サルプ・ドーシャを持つ人は、この日に蛇神へのプージャーを行うことで、その悪影響が緩和されると信じられています。

インドでは、太古の昔から、大自然と調和をして生きることが日々の中心にありました。神聖なシュラヴァナ月のこの時、断食や祈りを通じて自我や欲望を神へと差し出し、その内に生み出される甘露のような平安を感じてみるのも良いかもしれません。

(文章:ひるま)

95、Tri-Doshaと七つの楽音 図完、

今回の私が作成した図の中心の円は、「Tri-Dohsa」を示し、その回りは、「Pancha-Bhuta(この場合は、五元素)」です。ご覧のように、「Kapha-Dosha」は、五元素の「土/Prithvi」と「水/Jalaの半分」の「1.5Bhuta」と関係し、「Pitta-Dosha」は、「火/Agni」と「水/Jalaの半分」の「1.5Bhuta」と関係し、「Vata-Dosha」は、「風/Vayu」と「空/Akasha」の「2Bhuta」と関係すると説かれます。

その回りの円は、科学音楽の「七つの楽音」で、「S、R、G(サレガ/ドレミ)」の三音が、五元素の「土/Prithvi」と関係し、、必然的に「Kapha-Dosha」と関わります。「M(マ/ファ)」は一音で、五元素の「水/Jalaの半分」と関係し、「Kapha-Dosha」と「Pitta-Dosha」に関わります。「P(パ/ソ)」も単音で、五元素の「火/Agni」と関わり、「Pitta-Dosha」と「Kapha-Dosha」に関わります。
「D、N(ダニ/ラシ)」もまた、それぞれ「風/Vayu」と「空/Akasha」に「一対一」で関わり、双方とも「Vata-Dosha」と関わります。

ここで大切なことは、「関わる/関係するとはどういうことか?」を普遍的に理解すべきであるということです。極めて基礎的で重要なことですから、「分かった気になる」「文字的には分かった」では駄目ということです。

「関係性の概念」に関しては、「中医・漢方弁証論治」の方いささか長けているところがあります。「漢字」の共通性によって、日本人にも分かり易いということも含めて借用して来ますと、「関係性」には、「相生=互助相乗効果」「相剋=闘う」「相殺/相悪=打ち消し合う」「相反=想定外の結果(多くの場合副作用)が生じる」などがあります。

つまり、「七つの楽音」と「五元素、3Dosha」との関係性も単純ではない、ということです。加えて、「Dosha」は、その字義と近年のアーユルヴェーダ専門家さんの多くが言うような「元凶」という負のイメージではなく「あくまでもバランスの上で考えるべき、むしろ必須の要素」で或る訳です。更に、「Dosha」は、仮に「最も良いバランス(Sattuva)」の場合でさえも、「一日の時間帯」によっても「季節」によっても大きく変化します。なので、「○○には○○が効く」といった類いの単純で短絡的な謳い文句のようにはならない訳です。

例えば、同じ「生命体の各種機能の維持に欠かせないバランス機構:恒常性」の代表格のひとつ「pHバランス」に関して西洋科学(医学)でも常識になっている筈のことを例に挙げれば。例えば「ストルバイト結石(膀胱や尿道を傷つけ、最悪尿路閉塞となる)」が怖いからと言って「尿pHを下げましょう」の謳い文句に釣られてしまうと、下げ過ぎれば、「蓚酸カルシウム結石」というより重大な(閉塞したら手術しなない)問題に至る場合もありますし、そもそも「pHが低い状態が長く続く」と腎臓にはかなりのダメージです。

ところが、胃袋に食物が入っていれば、「胃酸製造」の為に、体内から「酸」がごっそりかき集められますから、血中、尿pHは当然下がります。しかし、その後、小腸で吸収されるころには復活します。また、全力疾走でもすれば,数分でpHがガクンと下がるとも言われます。このような働きを「pHを上げよう!下げよう!」の謳い文句に乗ってどうこうすることが、そもそも「出来るのか?」「して良いのか?」ということです。加えて言えば、そのような要素も含めて「貴方の体質です」と決めつけてしまうことにももっと熟慮が必要なのでは?と思う訳です。

これらのことを総合して、「科学音楽の楽音とDoshaの関係」を、大まかに申し上げますと。まず、当連載コラムの前回の私の「Doshaバランスの9パターン図」の左側、「何かひとつのDoshaが亢進し過ぎている場合」で、「そのDoshaが普遍的に活性する季節と時間帯」には、明らかに、「即効的にそのDoshaの働きを押さえる音を聴かせるべきである」と言えます。

逆の発想で、「明らかに、そのDoshaの亢進によって、既に症状が出ている場合」も当然です。しかし、これこそは「現代西洋医学の局所対処療法」的であると戒める必要があり、これと比較して、前述した考え方は、「予防医療」であると言えます。
しかし「中医・漢方弁証論治」でも、「標本緩急」という概念があり、「急の場合は、本来の『全身・根治療法=本治』に、『局所対処療法=標治』を優先する」とされます。分かり易く「先表後裏」とも言われます。

次に、何か「2種のDoshaが亢進している場合」は、「その2種を抑える」という「順手」の他に、「残され衰退した1種をサポートする」という「逆手」が考えられ、「科学音楽」では、「同時進行」する場合があります。

「中医・漢方弁証論治」でもこれは最も難しいテーマで、中級以上分かっている漢方薬局薬剤師さんでも、「証の看たて」を誤ることがあるようです。基本は「虚補瀉実」で「弱いものを助け,過剰を削ぐ」ですが、その際に、「虚則補其母、実則瀉其子」という、「側手」があります。即ち、「虚(衰弱している部分)」のみならず、その「母(相生関係にある親的存在)」を優先して助ける。「子が実(亢進)の場合は、その子を瀉して母を助ける」という手法です。

これを人間の「母子」に置き換えるとかなり過激です。「子が弱まった結果で母子が苦労している時は、子を指導するのではなく、「母親に元気・激励・栄養・休息・義援金を与えよ」であり、「子が暴れまくっている結果」の場合、「直接その子を叩け!」ということです。過激なようで「理に叶っている」とも思えます。

一方、「アーユルヴェーダ生薬」にも「中医・漢方生薬・方剤」にも、「インド科学音楽」にも、大別して以下の基本要素があります。
「何かを抑えるもの=瀉薬/抑薬」「何かを助けるもの=補薬/益薬」「何かのバランスを保つもの」

三番目の存在は、「ガチガチの現代性要医学のお医者さん」が最も「認めたがらない」ものでしょうか。例えば「下痢と便秘に効く」「高血圧と低血圧に効く」などです。しかし、実際多くの存在が太古から語られています。尤も私の経験では、やはり「即効性」には欠けるようで、「局所対処療法」には不向きで「予防医療」や「慢性症状の体質改善」なのかも知れません。

私の作図の最も外側の円には、具体的な「ラーガ(旋法)とひとつ内側の3Doshaとの関係」が書かれています。しかし、これが極めて難解かつ重要なテーマですが、「ラーガを正しく弾く」ということは勿論の最重要課題ですが、インドの今日の「音楽療法士」を自称する人でさえ、「あやしい」場合が少なく在りません。

加えて、前述の「Doshaのバランスに応じて、同じRagaを正しく弾きつつも、音のバランス(Bahutuva)を加減する必要」がある訳ですから、そこ迄分かっている療法演奏者となると、かなり厳しいというのが現実と思われます。

何故ならば、ひとつ内側の円で「Doshaと関わる音(単音~3音)」を示しましたが、外側の円のRagaで用いられる音を全て書き出すと、いずれも「12音楽の全て」が登場してしまうのです。

この難しさは「中医・漢方生薬・方剤」や西洋、アーユルヴェーダHerbのブレンドの難しさと全く同じです。厳密に考えれば、「古来からのレシピ」の経験を重んじつつ、何かを加減する必要がある、ということなのです。私の場合、八件目で、やっとその「加減」に快く応じてくれる「漢方薬局」さんに巡り合いました。「そこまで厳密でなくても」と言われそうですが、利き目が全く違いますし、副作用も変わりますから、或る意味、基本的な大問題でもあります。

最後までご高読下さりありがとうございます。

You-Tubeに関連作品を幾つかアップしております。
是非ご参考にして下さいませ。

Hindu Chant講座Vol.1

Hindu Chant講座Vol.2

Hindu Chant講座Vol.3

Hindu Chant講座Vol.4

Vedic Chant入門講座(基本理解編)

Ayurveda音楽療法紹介(基礎理解編)

アーユルヴェーダ音楽療法 (実践編1)

アーユルヴェーダ音楽療法 (実践編2)

アーユルヴェーダ音楽療法 (実践編3)

「いいね!」「チャンネル登録」などの応援を頂けましたら誠に幸いです。

(文章:若林 忠宏

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若林忠宏氏によるオリジナル・ヨーガミュージック製作(デモ音源申込み)
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シュラヴァナ月のシヴァラートリー

シヴァ神を礼拝する重要なひと月であるシュラヴァナ月が続いています。シュラヴァナ月のシヴァラートリーは、シヴァ神を礼拝するこの上ない吉祥な時です。2017は7月22日です(インドでは21日となります)。シュラヴァナ月のシヴァラートリーには、ガンジス川の聖水を用いたシヴァリンガムへのアビュシェーカが欠かせません。

このシュラヴァナ月に盛んになる巡礼に、カーンワル・ヤートラーがあります。カーンワルと呼ばれる水壺のついた天秤棒を担いでガンジス川流域へ赴き、ガンジス川の聖水を水壺に入れ、故郷へと戻る巡礼です。ガンジス河流域は、サフラン色の装束を身にまとい、天秤棒を担いで歩く巡礼者の熱気に包まれます。

首都のデリー近郊から聖地のハリドワールまで、巡礼者のために道路が規制される地域もあります。決して地面につけてはならないとされる天秤棒を下げるための柵もあちこちに設けられます。全行程を裸足で行う巡礼者も多く、とても過酷な歩みであっても、ガンジス河の聖水を自分の生まれた町へと持ち帰る重要な役割であり、巡礼者に選ばれることはとても名誉なことだと言われています。

皆様もどうぞ神聖なシヴァラートリーをお迎えください。

参照:http://www.drikpanchang.com/festivals/sawan/sawan-shivaratri-date-time.html?l=11960&year=2017

スタッフ日記:第13回アンナダーナ終了しました!

第13回アンナダーナにお気持ちを寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございます。今回はいつもの寺院にて、滞りなく無事に終えることができました。

北インドもモンスーンの時期を迎えていますが、暑い日々が続いています。なかなか雨が降らない状況でしたが、当日の朝は真っ黒な雲がやってきて、もしかしたら雷雨の予感。慌てて準備を進めましたが、少し降るとあっという間に日が照り始め、また暑い一日となりました。それでもいつものようにたくさんの人が集まってくださり、予定通り1000食分以上を3時間半ほどで配り終えることができました。

寺院では近くに住む子どもたちも多く訪れます。ギーで作った美味しいハルワーを心待ちにしているようで、いつの間にか仲良しになったスタッフに声をかけ嬉しい気持ちを伝えてくださったそうです。

デリーへ出稼ぎに来ている労働者階級の人々も多く、家族と離れ過酷な環境で仕事をしている人々にとって、こうした食事は本当に心温まるものだと思います。子どもから大人まで、幅広い層の人々に食事を配ることができとても嬉しく思っています。

いつも通りに準備スタート。準備の途中、雲行きが怪しくなり急いだため、今回は11時半頃には配り始めることができました。

皆様の温かいお気持ち、改めまして心より御礼申し上げます。継続的な実施によって、温かい繋がりが確実に広まっています。こうした繋がりがより大きく社会に広がり、真の豊かさが満ちることを心から願っています。

次回は、7月29日(土)、孤児院でのアンナダーナを予定しています。次回も温かいご協力のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

アンナダーナを通じ、皆様にも大きな恩寵がありますように。

ヨーガ・スートラ第2章第27節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


तस्य सप्तधा प्रान्तभूमिः प्रज्ञा॥२७॥
Tasya saptadhā prāntabhūmiḥ prajñā||27||
タスヤ サプタダー プラーンタブーミヒ プラジュニャー
その識別知を得た者には、最高段階の7つの智慧が生じる。

簡単な解説:前節において、見るものと見られるものを混同する無知を除去する手段について、揺るがない識別知であると説かれました。本節では、その識別知を得た者には、最高の段階に向かう7つの智慧が生じると説かれます。

クリシュナ神と16,000人の妻

恋人であるラーダーとの愛が色濃く描かれるクリシュナ神には、ラクシュミー女神の化身であるルクミニーの他に、8人の正妻がいたと伝えられます。一方で、16,000人の妻を持ったと伝える神話もあり(16,100人、16,108人と伝えられることもあります)、このクリシュナ神の偉大な愛には、現代でも多くの人々が魅了され続けています。

クリシュナ神が妻とした16,000人の女性たちは、クリシュナ神を熱心に崇めながらも、悪魔であるナラカースラに囚われていました。クリシュナ神は彼女たちを救い出し、解放します。しかし、悪魔に囚われていた女性たちは不浄であると、社会が彼女たちを受け入れることはありませんでした。

彼女たちはクリシュナ神との結婚を望み、愛に満ちるクリシュナ神は一人一人を妻として受け入れます。そうして神聖な結婚を果たした彼女たちは純粋な存在となり、クリシュナ神の妻として社会に受け入れられると、色とりどりの美しい花が咲き乱れる邸宅で、幸せに暮らしたと伝えられます。

クリシュナ神との結びつきを願う者には、どんなに困難な状況にも恩寵が与えられ、喜びと幸せの中で生きることができるということがわかります。そんな彼女たちを、賢者のナーラダが訪ねたことがありました。クリシュナ神はどうやって16,000人もの妻を幸せにしているのだろうと、疑問を抱いていたからです。

ナーラダが一人目の妻を訪れると、そこにはクリシュナ神の姿がありました。そして、二人目の妻を訪れると、そこにもクリシュナ神の姿がありました。その後、三人目の妻を訪れると、そこにもやはり、クリシュナ神の姿がありました。クリシュナ神は、16,000の姿となってあらわれ、彼女たちを平等に愛したのだといわれます。

私たちはこの社会を生きる中で、揺れ動く心の働きからさまざまな悪に飲み込まれ、自らを汚してしまうことも少なくありません。しかし、どんな困難に向き合おうと、遍満する神の愛を求めることでその存在と結ばれ、大きな恩寵を受け取ることができます。

誰しもに行き渡るクリシュナ神の愛。それを認識する時、大きな喜びと幸せの中で生きることができるに違いありません。皆様にもクリシュナ神の大きな恩寵がありますように、心よりお祈り申し上げます。

(文章:ひるま)

参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Junior_wives_of_Krishna