快眠を得るためのマントラ・サーダナ

ラーマーヤナに登場するクンバカルナを讃えるマントラを通じた、快眠を得るためのマントラ・サーダナをご紹介いたします。

なかなか寝つけなかったり、夜中に目が覚めてしまったりと、眠りに関するストレスは誰もが経験することです。
眠れない時は、「羊が一匹、羊が二匹・・・」と数える方法なども伝えられますが、インドにはあるマントラが伝わります。
それは、クンバカルナを讃えるマントラです。


ॐ कुम्भकर्णाय नमः
om kumbhakarṇaya namaḥ

オーム クンバカルナーヤ ナマハ

眠りにつくとき、身体をリラックスさせ、このマントラを唱えます。
眠りに落ちるまで、繰り返し唱えることで、快眠を得ることができると伝えられます。

クンバカルナは魔王のラーヴァナの弟にあたり、6ヶ月間も眠り続けると伝えられる存在です。
クンバカルナの身体は巨体で、生物を貪り尽くす食欲を持つも、性格は穏やかで知的であり、偉大な戦士とされていました。
その力を恐れたインドラ神に呪いをかけられ、一生の眠りを与えられるも、ラーヴァナがその緩和を求めます。
ラーマ神とラーヴァナとの間に生じた戦いおいては、無理矢理目覚めさせられ、大活躍をしました。
兄のラーヴァナにシーター女神を誘拐したことを謝るように頼むなど、高潔な面が伝えられます。

参照:Mantra for Insomnia

ヴァラ・ラクシュミー・ヴラタ2020

ashta lakshmi

2020年7月31日はヴァラ・ラクシュミー・ヴラタの吉日です。

ヴァラ・ラクシュミー・ヴラタは、富や幸運の女神であるラクシュミー女神へ捧げられるお祈りです。神聖なシュラヴァナ月、満月を迎える前の女神の日である金曜日に、主に南インドで行われる祝祭です。

ヴァラ・ラクシュミー・ヴラタには、ある言い伝えがあります。

子どもを愛し、そして尽くす信心深い女性の夢にラクシュミー女神が現れ、喜びを伝えます。朝目を覚ました女性は、ラクシュミー女神の恩恵を確かめるために、身を清め祈り始めました。これを見た他の女性たちも同じようにラクシュミー女神への礼拝を始め、広まっていったとされています。

ラクシュミー女神は、富や幸運を司る女神です。私たちが所有するもの、例えば土地や財産、家畜や穀物など、また形ではなくとも、純粋さや忍耐と言った美徳も、私たちの富であり、栄光であります。

物質的な豊かさだけでなく、目には見えない心の豊かさを授けるラクシュミー女神には、アシュタ・ラクシュミーと呼ばれる8つの姿があります。この8つの姿すべてに祈りを捧げてはじめて、ラクシュミー女神を完全に礼拝したともいわれます。

ヴァラ・ラクシュミー・ヴラタにおいてアシュタ・ラクシュミーを思う人々には、この8つの力としてのラクシュミー女神の祝福が授けられると信じられます。

・ॐ आदि लक्ष्म्यै नमः
ॐ धन लक्ष्म्यै नमः
ॐ धान्य लक्ष्म्यै नमः
ॐ गज लक्ष्म्यै नमः
ॐ संतान लक्ष्म्यै नमः
ॐ वीर लक्ष्म्यै नमः
ॐ विद्या लक्ष्म्यै नमः
ॐ विजय लक्ष्म्यै नमः
・om ādi lakṣmyai namaḥ
om dhana lakṣmyai namaḥ
om dhānya lakṣmyai namaḥ
om gaja lakṣmyai namaḥ
om saṁtāna lakṣmyai namaḥ
om vīra lakṣmyai namaḥ
om vidyā lakṣmyai namaḥ
om vijaya lakṣmyai namaḥ

・オーム アーディ ラクシュミャイ ナマハ
オーム ダナ ラクシュミャイ ナマハ
オーム ダーニャ ラクシュミャイ ナマハ
オーム ガジャ ラクシュミャイ ナマハ
オーム サンターナ ラクシュミャイ ナマハ
オーム ヴィーラ ラクシュミャイ ナマハ
オーム ヴィディヤー ラクシュミャイ ナマハ
オーム ヴィジャヤ ラクシュミャイ ナマハ
・意味:原始のラクシュミー女神に帰依いたします。
金を授けるラクシュミー女神に帰依いたします。
穀物(豊穣)を授けるラクシュミー女神に帰依いたします。
象(権力)を授けるラクシュミー女神に帰依いたします。
子孫を授けるラクシュミー女神に帰依いたします。
勇気を授けるラクシュミー女神に帰依いたします。
知識を授けるラクシュミー女神に帰依いたします。
勝利を授けるラクシュミー女神に帰依いたします。

※アシュタ・ラクシュミーの名前は地域や宗派によって異なる場合があります。

参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Varalakshmi_Vratam

クリシュナ神の重さ

布施の伝統が生きるインドでは、トゥラーバーラと呼ばれる慣習が現代でも広く行われています。
トゥラーバーラは、トゥラープルシャやトゥラーダーナともいわれ、体重に等しい物品を寄付したり、奉納したりする行為を意味します。
このトゥラーバーラには、クリシュナ神にまつわるある有名な神話が伝わります。

クリシュナ神には、ルクミニーやサティヤバーマーといった多くの妻がいました。
謙虚なルクミニーに対し、サティヤバーマーは高慢な妻であったといわれます。
ある時、サティヤバーマーはクリシュナ神の愛を独占したい気持ちに駆られます。
すると、ナーラダ仙がある計画を始めました。

それはまず、クリシュナ神をナーラダ仙に差し出すことから始まります。
そして、トゥラーバーラによってクリシュナ神と同じ重さの物品を納めることができれば、クリシュナ神はサティヤバーマーだけのものになるという計画でした。

天秤が用意され、クリシュナ神が片方に座ります。
サティヤバーマーは意気込んで所有物をもう片方に乗せ始めました。
しかし、金や銀といったあらゆる財産を乗せても、重さは等しくなりません。
このままでは、クリシュナ神をナーラダ仙から取り戻すことすらできなくなります。

焦ったサティヤバーマーは、献身的なルクミニーに助けを求めます。
そして、ルクミニーが心を込めて一枚のトゥラシーの葉を秤に乗せると、重さは等しく釣り合い、クリシュナ神は妻たちのもとに戻ったと伝えられます。

このトゥラーバーラの神話は、さまざまに異なる説明で伝えられることがあります。
しかし、ルクミニーによって置かれたクリシュナ神への思いが溢れる一枚のトゥラシーの葉は、サティヤバーマーのすべての財産よりも価値があるということを、そのどれもが伝えています。
それは、神への愛は物の量で測れるものではなく、重要なのはその思う気持ちであることを示しています。

そして、ナーラダ仙はこの計画をもって、欲望の恐ろしさを明らかにしました。
クリシュナ神を差し出してしまったサティヤバーマーのように、私たちも欲望に目がくらみ、大切な何かを手放してしまうことがあります。
それは、自分自身の本質を見失うことにも等しいものです。
もっとも大切なものを失うことがないように、クリシュナ神を思う気持ちを育みながら、真の喜びの中で生きることを学び続けたいと感じます。

(文章:ひるま)

新型コロナウィルス緊急アンナダーナ活動報告(その10)

新型コロナウィルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

3月25日に始まった新型コロナウィルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、段階的な措置の緩和が行われています。
経済状況の悪化を受けたこの措置の緩和により感染が拡大し、先週より1日の新規感染者数が2万人を超える日が続いています。

食事の奉仕は、7月4日に500プレート(第12回目)、7月7日に500プレート(第13回目)を配ることができました。
メニューはどちらもダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
現在は、経済的に困窮する人々が暮らす地域への奉仕が続いていますが、週に2回は実施できるように計画をしています。

最近は、子どもたちが配膳の車両を覚え、車両が到達するなりすぐに駆け寄ってくるようになりました。
大きなスラムがある地域での奉仕となりますが、密集しているスラム内には立ち入ることができず、道路での配膳です。
現在も集会が禁止されているため、なるべく人が集まらないよう宣伝などはせずに行っていますが、子どもたちの「ご飯がきたよー!」の声にスラム内から続々と人々が出てきます。
こうした地域に住む人々は、例えば、裕福な家庭に赴いて家事代行などの仕事をしていましたが、感染を恐れ、仕事を拒まれることが多いようです。
以前のように仕事ができるようになるのはいつなのか、人々は不安を抱いています。


モンスーンが始まり、インドではこれから大きな祝祭が続く時となります。
一方で、湿度が高くなるとともに、蚊を媒介とする病気が蔓延する時ともなり、体調管理には一層の注意が必要となります。
政府は経済的に貧しい人々への食料配給を、11月まで続けることを発表しています。
これからの時を少しでも心穏やかに過ごすことができるよう、奉仕を続けていきたいと思います。

この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
次回の配給後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

クリシュナ降誕祭

2020年8月11日、12日はクリシュナ神の降誕祭です。

クリシュナ降誕祭には、クリシュナ・ジャヤンティ、クリシュナ・ジャンマーシュタミー、ゴークラーシュタミー、クリシュナーシュタミーなどさまざまな名称があります。

クリシュナ降誕祭は、地域や教派によって行われる日程が異なります。
これは、伝統的なインド占星術によると、クリシュナ神の誕生日が、シュラヴァナ月の2回目の満月から新月に向かう8日目(アシュタミー)で、月の星座(ラーシ)がヴリシャバ(牡牛座)、ナクシャトラがローヒニーであることに由来します。

クリシュナ降誕祭は、上記すべての条件が揃う必要がありますが、多くのヒンドゥー教派の暦では、すべてが一致することがほとんどありません。

教派によっては、満月から新月に向かう8日目(アシュタミー)を重視するところもあれば、ナクシャトラがローヒニーであることを重要視する教派もあります。そのため、ヒンドゥー教派ごとに、独自の基準を設けて、クリシュナ神の降誕祭を祝うため、地域や教派によって、日程に違いが生じるようです[1]。(2020年は、8月11日、もしくは12日に祝福が行われます。)

ところで、クリシュナ降誕祭の日に、もっとも重要とされるマントラは、「オーム ナモー バガヴァテー ヴァースデーヴァーヤ」といわれます[2]。この日は、バジャンやキールタン、また瞑想や断食を行い、クリシュナを念想しながら神聖な1日を過ごします。
またこの日にできるもっとも簡単で偉大なクリシュナ神への礼拝は、バガヴァッド・ギーターを読むことであるといわれます。
バガヴァッド・ギーターを読むことは、クリシュナの偉大な教えを私たちに思い起こし、クリシュナを讃える最高の礼拝方法であるとされています。

また以下のような簡潔なクリシュナ・プージャーを行う事もできます[3]。

1.身体を洗い清め、静かで清浄な場所を用意します。
2.クリシュナ神とガネーシャ神の像や絵画を設置します。
3.ランプと花・果物・お菓子をお皿に用意します。
4.ガネーシャ神に祈りを捧げます。
5.心を落ち着かせるために、数分間瞑想します。
6.ランプに火を灯します。
7.クリシュナ神への瞑想または祈りを捧げます。
8.花を捧げ、お香を焚きます。トゥラシーの葉があればベストです。また花を捧げるときに、ベルを鳴らしても良いでしょう。
9.「オーム・ナモー・バガヴァテー・ヴァースデーヴァーヤ」あるいは「オーム・ナモー・ヴァースデーヴァーヤ・ナマハ」のマントラを唱えます。
10.このとき、用意した果物やお菓子、食物を捧げます。その後、聖水をふり撒いても良いでしょう。
11.この後、数分間瞑想するか、バガヴァッド・ギーターを読んだりして、神聖な時を過ごします。

プージャーの後は、果物やお菓子は、プラサード(神のお下がり)として、皆でいただくことができます。

クリシュナは、ギーターの中で、行為のすべてを彼に捧げ、彼を信愛することの大切さを説いています。魅力溢れる彼の人生を学び、クリシュナへの想いで、この神聖な1日を過ごすことができれば、クリシュナはきっとその想いに応えてくれるに違いありません。
皆さまにクリシュナ神の祝福がありますように。

[1]”Why is Sri Krishna Jayanti celebrated on two different days?”, http://www.hindu-blog.com/2007/08/why-is-sri-krishna-jayanti-celebrated.html
[2]”Significance of Sri Krishna Jayanti”, http://www.hindu-blog.com/2007/09/significance-of-sri-krishna-jayanti.html
[3]”How to do a Simple Shri Krishna Puja?”, http://www.hindu-blog.com/2008/08/how-to-do-simple-shri-krishna-puja.html

インドラ・ガーヤトリー・マントラ


・ॐ सहस्रनेत्राय विद्महे वज्रहस्ताय धीमहि ।
तन्नो इन्द्रः प्रचोदयात्‌ ॥
・om sahasranetrāya vidmahe vajrahastāya dhīmahi |
tanno indraḥ pracodayāt ||

・オーム サハスラネートラーヤ ヴィッドゥマヘー ヴァジュラハスターヤ ディーマヒ
タンノー インドラハ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らが千の眼を持つ方を知り、雷を手にする方を瞑想できるように
インドラよ、我らを導き給え

雷雨の神として崇められるインドラ神は、後代ではその立場が下がるも、リグ・ヴェーダにおいては火の神であるアグニ神と同様に、数多くの賛歌が捧げられ、神々の王としても崇められる神格です。
特に、酷暑期からモンスーンへ移り変わる季節は、インドラ神と巨大な蛇であるヴリトラとの戦いにあらわされます。
地上から水を奪ったヴリトラは、大干ばつをもたらし、人々を苦しめていました。
これを見たインドラ神は雷によってヴリトラを倒し、地上に雨をもたらしたと伝えられます。
厳しい自然と共に生きるインドでは、自然のさまざまな動きに神々の表情を重ね、その偉大な力に、現代でも多くの人々が祈りを捧げ続けています。

新型コロナウィルス支援募金活動報告(その8)

新型コロナウィルス支援募金にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

3月25日に始まった新型コロナウィルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、段階的な措置の緩和が行われています。
経済状況の悪化を受けたこの措置の緩和により感染拡大が続き、現在はアメリカとブラジルに次いで、インドは世界で3番目の感染者数となっています。
7月よりさらなる措置の緩和が見込まれていましたが、地域によっては封鎖を再導入する動きも見られます。

7月6日に、デリーで動物を保護する施設へ医療物資を届けることができました。
保護施設への医療物資の支援は、第2回目となります。
獣医師の指導のもと、Rs.48774(約70000円)の医療物資を手配しました。
薬局にて8%の割引をいただいたため、支払った金額はRs.44872(約65000円)となっています。

長く続いている封鎖や外出禁止を通じては、さまざまな面に影響が出ており、保護施設でも動物の保護が増え続けています。
怪我をしたり衰弱した動物が多く、2回目の訪問でもその痛ましい姿に言葉を失います。
物資を届けた際には、スタッフにぴったりと寄り添う犬の姿があり、愛情を欲している様子も見られました。

この状況の中で、餌食だけでなく、ワクチンの摂取などの活動を続けている動物愛護団体もあります。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に対する恐怖もあり、動物の保護のために見慣れない人が地域に立ち入ることで、地域住民から攻撃されるという痛ましいニュースも伝えられています。
自然や動物や人間が調和しながら共存するインドの社会においても、大都会では、野外を彷徨する動物への餌食に慎重になるべきという意見もあります。
万物が穏やかに暮らすことができるよう、ひとつひとつの大切な命と向き合う活動の支援を今後も継続できればと思います。

この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

ハリヤーリー・ティージ(ブランコ祭り)2020

2020年7月23日はハリヤーリー・ティージの祝日です。

ハリヤーリー・ティージは、シュラヴァナ月の新月より3日目に、パールヴァティー女神を礼拝する吉日です。インドでは、新月から3日目は「ティージ」と呼ばれ、このシュラヴァナ月のティージはとりわけ吉兆とされています。

この日は、夫シヴァ神のために大変な苦行を行ったパールヴァティー女神に捧げられ、女性たちは夫の幸せと家庭の繁栄を願い祈りを捧げます。

主に北インドでは、モンスーンを迎え大地が潤い緑が濃くなることから、多くの女性たちが緑色のサリーやバングルを身にまとい祝福を行います。この時はハリヤーリー・ティージとされますが、ハリヤーリーは緑を意味しています。

一部の地域では木々に吊るしたブランコに乗ってその喜びを表現し祝福することから、このハリヤーリー・ティージはブランコ祭りとしても広く知られています。

この日に行われる祈りや断食は、家庭のさまざまな問題を取り除き、平安をもたらすと特に信じられています。

参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Teej

第74回グループ・ホーマ(グル・プールニマー)無事終了のお知らせ

第74回グループ・ホーマ(グル・プールニマー)にお申込みいただきました皆様、誠にありがとうございました。

グルを礼拝する、第74回グループ・ホーマは、7月5日に無事に終了いたしました。

プージャーの写真を以下に掲載させていただきます。

神々の祝福と、より良い体験がありますよう、心よりお祈り申し上げます。
第74回グループ・ホーマの実施内容はこちらよりご覧いただけます。

シュラヴァナ月のシヴァラートリー(2020年)

2020年は7月19日に、シュラヴァナ月のシヴァラートリーを迎えます。

シヴァ神を礼拝する重要なひと月であるシュラヴァナ月のシヴァラートリーは、シヴァ神を礼拝するこの上ない吉祥な時です。
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大きな祝祭や巡礼は中止となっていますが、通常であれば、吉祥なシヴァラートリーが近づくこの時期のガンジス川の周辺では、カーンワル・ヤートラーがピークを迎えます。

シュラヴァナ月のシヴァラートリーには、ガンジス川の聖水を用いたシヴァリンガムへのアビシェーカが欠かせません。
カーンワル・ヤートラーは、カーンワルと呼ばれる水壺のついた天秤棒を担いでガンジス川流域へ赴き、ガンジス川の聖水を水壺に入れ、故郷へと戻る巡礼です。
ガンジス川流域は、サフラン色の装束を身にまとい、天秤棒を担いで歩く巡礼者の熱気に包まれます。

首都のデリー近郊から聖地のハリドワールまで、巡礼者のために道路が規制される地域もあります。
決して地面につけてはならないとされる天秤棒を下げるための柵もあちこちに設けられます。
全行程を裸足で行う巡礼者も多く、とても過酷な歩みであっても、ガンジス川の聖水を自分の生まれた町へと持ち帰る重要な役割であり、巡礼者に選ばれることはとても名誉なことだと言われています。

2020年のシュラヴァナ月のシヴァラートリーにおける、ニシータ・カーラの時間は以下の通りです。
ニシータは「真夜中」、カーラは「時間」を意味し、このニシータ・カーラの時に、シヴァ神はシヴァリンガとして地上に顕現すると考えられています。

【インド(ニューデリー)】
プージャーに適した時間:2020年7月19日24時07分(20日)~24時10分(20日)

【日本(東京)】
プージャーに適した時間:2020年7月19日23時28分~24時07分(20日)

皆様もどうぞ神聖なシヴァラートリーをお迎えください。

参照:2020 Sawan Shivaratri Date