バンガロールのプラティヤンギラー寺院2(星の力のインド紀行6)

インドでは何事も時間通りに進まない、という話は耳にしたことがある方も多いと思います。
ここ、プラティヤンギラー女神の寺院も同じで「15分で準備が終わる。」と言われたのですが、30分以上待っても、まだまだ準備に時間がかかりそうでした。
こういう時に焦ったり急かしたりするのは禁物で、寺院であれば神様のご機嫌を沿来れる可能すらある、と個人的には考えております。
あきらめて準備の様子をみると竹のような植物の葉をいっぱいぶら下げていました。
これはたぶん神社でよく見かける注連縄などから垂れ下がっている紙、つまり紙垂(しで)同じ意味を持つのでは、と直感的に思いました。
詳しく調べてみると、この葉でつくられたものは「トラナム」と呼ばれるそうで、やはり日本の注連縄と同じで聖域と外との結界になっているようでした。
一方、祭のあとに出されるカレーをよく見ると、肉や魚こそ使われていませんでしたが、たくさんのタマネギが刻まれていました。インド特有の皮の赤いタマネギです。
おそらく寺院で出される食事は、普通はニンニクもタマネギも避けるだろうと想像していましたので、ちょっとびっくりするとともに、土着の信仰に面白さに興味がますます増しました。

私たちが待ちくたびれたころ、ようやく準備ができて寺院に入れることになりました。
いよいよ素晴らしい祭祀が始ます。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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第68回グループ・ホーマ(ラーマ・ナヴァミー)無事終了のお知らせ

第68回グループ・ホーマ(ラーマ・ナヴァミー)にお申込みいただきました皆様、誠にありがとうございました。

ラーマ神を礼拝する、第68回グループ・ホーマは、4月2日に無事に終了いたしました。

プージャーの写真を以下に掲載させていただきます。

神々の祝福と、より良い体験がありますよう、心よりお祈り申し上げます。
第68回グループ・ホーマの実施内容はこちらよりご覧いただけます。

※第68回グループ・ホーマ(2020年4月2日(木)実施)につきましては、トリヴェーニー・ガート(リシケーシュ)での実施としてご案内をさせて頂いておりましたところ、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、インド政府より発令されたインド全土の封鎖ならびに外出禁止令により、トリヴェーニー・ガート(リシケーシュ)での実施が困難になりましたため、ニューデリーのシュリー・サナータナ・ダルマ寺院内にて実施しております。
何卒ご了承のほど願い申し上げます。

マハーヴィーラ・ジャヤンティ2020

2020年は4月6日に、インドの一部の慣習において、マハーヴィーラ・ジャヤンティが祝福されます。

マハーヴィーラ・ジャヤンティは、ジャイナ教の開祖であるマハーヴィーラの降誕祭です。チャイトラ月(3月から4月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)のトラヨーダシー(13日目)がその日にあたります。

マハーヴィーラは、偉大な勇者を意味し、ブッダと同時代の聖人です。ジャイナ教において、24人目のティールタンカラ(祖師)にあたります。人間の姿となって現れ解脱に至ったティールタンカラは、アリハントとして崇められます。アリハントのアリは破壊する、ハントは敵を意味し、自身の内の敵である自我や怒り欲望などを克服することを意味します。

不殺生(アヒンサー)をはじめとする五戒を説く彼は、マハートマー・ガーンディーに多大な影響を与えたとされています。

参照:2020 Mahavir Jayanti

新型コロナウィルス緊急アンナダーナ活動報告(その1)

新型コロナウィルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
4月2日のラーマ・ナヴァミーの吉日に、第1回目を実施し、500食を配ることができましたので、ご報告をさせていただきます。

当初、ご飯+チャパティ4枚+豆カレー+アチャールのセットを予定していましたが、人手が足りず、チャパティを作ることが難しかったため、メニューは大盛りのご飯と多めの豆カレーに変更になりました。
この一皿が日本円で約100円となります。

まずは、出稼ぎ労働者へ食事を配りました。
出稼ぎ労働者の多くは、主に建設作業に携わっていますが、建設中の建物に暮らしながら仕事をしています。
この建物には、身動きの取れなくなった労働者が残っていました。
故郷に戻りたい思いを抑え、封鎖が終わるのをじっと耐えています。

また、経済的に貧しい人々が暮らすコミュニティに赴きました。
居住場所はあるも、その日の収入でその日をやっと過ごす人々にとって、仕事がなく現金収入がなくなった今は、食事を得ることも難しくなっています。

集会が禁じられている今、ボランティアもまとまった人数で動くことはできないため、大量の食事を一度に配ることはできません。
車両で移動しながらの配給ですが、食事を必要とする人々は各所におり、車両を止めるとすぐに人だかりができてしまうこともありました。
500食は約2時間で配り終えています。
この状況の中、少しでも人々の不安を拭うことができればと思います。

この度は、温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
次回の配給後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

クールマ神の慈悲

世界を保護し維持するヴィシュヌ神は、この世界に危機が生じた時、さまざまな化身となって姿を現すと伝えられます。
その化身のひとつに、大亀として崇められるクールマ神の姿があります。
ヴィシュヌ神が大亀の姿となった理由は、ヒンドゥー教の創造神話である乳海撹拌に伝わります。

乳海撹拌は、不死の霊薬であるアムリタを得るために、神々と悪魔が協力し、大海を撹拌したと伝えられる神話です。
この神話は、私たちが歩む霊性修行の道のりが記された神話として伝えられることがあります。
それは、解脱というアムリタを得るために、さまざまな苦難が溢れる人生を歩む、私たちの道のりに他ありません。

乳海撹拌においては、あらゆる薬草が大海へと投入されます。
そして、その大海の中心にあるマンダラ山に大蛇のヴァースキを絡ませ、神々と悪魔が引っ張り合うことで大海を撹拌し、アムリタを生み出そうとしました。
そのマンダラ山が大海に沈まぬよう、土台となったのがヴィシュヌ神です。
ヴィシュヌ神は大亀のクールマとなり、その背にマンダラ山を乗せ、攪拌を支え続けました。

この乳海撹拌における神々と悪魔は、私たちの内なる世界において、善と悪として存在しています。
私たちはその狭間で揺れ動き、さまざまな試練に直面しながら、人生という大海を歩み続けています。
その歩みは、解脱というアムリタを得るための、内なる世界の攪拌に他ありません。

乳海撹拌においては、猛毒であるハラーハラが生み出されたように、内なる世界の攪拌においても、時に大きな苦痛が生じます。
しかし、その中心では、私たちが大海に沈んでしまうことがないように、ヴィシュヌ神がクールマ神として、常に私たちを支えています。

自らの意志で手足と頭の5つを甲羅の中に引き込み、自分自身を守る亀には、何よりも強固な安定を垣間見ることがあります。
5つの感覚に揺さぶられる私たちは、善と悪の狭間で不安定になることが少なくありません。
そんな時こそ、クールマ神が大海の中でマンダラ山を支えるように、何よりも強く、私たちを支えている存在があることを忘れずにいる必要があります。

5月の満月は、このクールマ神の降誕祭が祝福される時でもあります。
先の見えない大きな不安を感じる今、私たちを常に支える存在を見失うことがないように、祈り続けたいと感じます。
そして、世界にアムリタが注がれることを心より願っています。

(文章:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。
最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、インド政府より、3月25日から21日間のインド全土の封鎖ならびに外出禁止令が出されています。
ケーララ州は外国からの帰国者が多く、感染者の数はインドでもっとも多い州となっており、4月1日時点では230名を超える感染者が報告されています。

現在、生活必需品の購入のための外出はできる状況ですが、その他、許可のない外出は厳しく制限されています。
しかし、NGOでは特別な通行許可を得ることができ、これまで通り配給を続けることができています。
そして、4月1日からは、NGOのスタッフが患者と接しないよう、病院のスタッフが配膳を行うことが決まりました。
これから状況が落ち着くまでは、NGOの施設で調理した150人〜200人分の食事を病院まで運ぶ支援になります。

フード・サービス・プログラムは、2000年からこれまで1日も休むことなく続けてきた支援です。
この1食が、1日の唯一の食事という人も少なくありません。
現在は、外出禁止令のために家族が病院を訪れることができず、助けを必要としている人々が特に多くいます。
少しでも不安を拭うことができるように、可能な限り支援を続けていきたいと思います。

いつも温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
皆様もくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

パングニ・ウッティラム2020

2020年4月7日は、パングニ・ウッティラムの吉日です。

パングニ・ウッティラムは、天界の結婚を祝うお祭りです。
シヴァ神は、この日にミーナークシー女神(パールヴァティー女神)と結婚したといわれています。
また、スッブラマニヤが、インドラの養女であるティーヴァニーと結婚した日としても祝われています。
ヴァールミーキのラーマーヤナでは、シーターとラーマが結婚した日であると伝えられています。
多くの寺院では、10日間にわたって祝われるお祭りです。

文献によると、このお祭りは、9世紀から13世紀にかけて、南インドを支配したタミル系のヒンドゥー王朝であるチョーラ朝の時代に遡ります。
パングニ・ウッティラムは、パールグナ月(3月/4月)の満月を意味するタミル語です。
この日は、シヴァ神、ペルマル(タミル語圏の呼び名、シュリーニヴァーサ神)、ムルガンを礼拝するための特別な日であり、グリハスタ・ダルマ(家住期のダルマ、結婚生活)の栄光を讃える日にあたります。

クリシュナ神にゆかりのあるマトゥラーやヴリンダーヴァンの地域では、ホーリー祭が執り行われることで知られています。
占星術的には、ウッティラム(ウッタラ・パールグニー)・ナクシャトラが満月に重なる特別な月であり、この満月が、結婚を象徴すると考えられています。

参照:2020 Panguni Uthiram

サラスワティー・ビージャ・マントラ


・ॐ ऐं ह्रीं श्रीं वाग्देव्यै सरस्वत्यै नमः
・om aiṁ hrīṁ śrīṁ vāgdevyai sarasvatyai namaḥ

・オーム アイン フリーン シュリーン ヴァーグデーヴィヤイ サラスヴァッテャイ ナマハ
・意味:サラスワティー女神に帰依いたします

サラスワティー女神のビージャ・マントラ(種子真言)のひとつです。
「アイン」は、知識の女神であるサラスワティーを喚起し、知性、創造性、知識を高めます。
「フリーン」は、宇宙の母であるドゥルガー女神を喚起し、これによって悲しみが払拭されると信じられます。
「シュリーン」は、幸運や富を司るラクシュミー女神を喚起し、幸せや豊かさを引き寄せると信じられます。
サラスワティー女神には、言葉の女神を意味するヴァーグデーヴィーという別名があります。
このマントラを唱えることで、学業の面においてはもちろん、仕事の面においても、困難を取り除き、成功を収めるための知性を獲得することができると伝えられます。

チャイルド・スポンサーシップのご報告(2020年3月)

チャイルド・スポンサーシップ(子どもの教育支援)にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
3月の配給時の様子が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

3月の配給は、予定通りとなる第2土曜日に行われました。
2月は配給のない月となったため、子どもたちは久しぶりの再会を喜びました。

現在、新型コロナウイルスの影響で、インドは全土が封鎖され、外出禁止令が出されています。
3月の配給は、上旬でまだ現在ほど騒がれていない状況であったため、配給は予定通り行うことができました。
しかし、母親と子どもたちを含めると、50人以上の集まりになるため、この状況が続く場合、施設に集まることはできません。
これから先は、各家庭に特定の店舗で物資を購入できるクーポンを配る方法になる見込みです。

3月の下旬に改めて確認をしたところ、支援を行う子どもたちは、皆元気に過ごしていることが確認できました。
学校は閉鎖になっていますが、自宅で過ごすにあたり、十分な食糧や除菌剤があることを確認できています。
まだ先は長いですが、きっと元気に乗り越えてくれることと思います。

子どもたちの親は、日雇いの労働者である場合が多く、この封鎖と外出禁止令の影響により、生活に甚大な影響が出る見込みです。
政府はお米5キロと豆1キロの配給を行うことを発表しましたが、さらなる支援が必要です。
世界的に大きな影響が生じていますが、こういう時こそお互いを思い合い、助け合えるように支援に取り組んでいきたいと思います。

いつも温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
皆様もくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

2020年4月の主な祝祭

2020年4月の主な祝祭日をご紹介いたします。

4月に入ると、3月の新月から続いていた女神を讃える9日間の夜、春のナヴァラートリーが終わり、正義の化身であるラーマ神の降誕祭が祝福されます。その後の満月には、主に北インドで、猿神ハヌマーンの降誕祭が祝福されます。そして、酷暑期ともいわれる長く暑い夏が始まり太陽の光が満ちる中、一年の大吉日といわれるアクシャヤ・トリティーヤーが祝福されます。

4月2日 ラーマ・ナヴァミー/ナヴァラートリーの終わり
4月4日 エーカーダシー
4月6日 プラドーシャ/マハーヴィーラ・ジャヤンティ
4月7日 パングニ・ウッティラム
4月8日 満月/ハヌマーン・ジャヤンティ
4月11日 サンカタハラ・チャトゥルティー
4月14日 メーシャ・サーンクランティ
4月18日 エーカーダシー
4月20日 プラドーシャ
4月21日 シヴァラートリー
4月23日 新月
4月25日 パラシュラーマ・ジャヤンティ
4月26日 アクシャヤ・トリティーヤー/マータンギー・ジャヤンティ
4月28日 アーディ・シャンカラーチャリヤ生誕祭
4月30日 ガンガー・サプタミー

*地域や慣習によって、祝祭の日にちには差異が生じることがあります。

1年を通じた祝祭、またその詳細について、インド暦カレンダーでご紹介しております。

参照:Month Panchang