第65回グループ・ホーマ(マハー・シヴァラートリー)無事終了のお知らせ

第65回グループ・ホーマ(マハー・シヴァラートリー)にお申込みいただきました皆様、誠にありがとうございました。

シヴァ神を礼拝する、第65回グループ・ホーマは、2月21日に無事に終了いたしました。

プージャーの写真を以下に掲載させていただきます。

神々の祝福と、より良い体験がありますよう、心よりお祈り申し上げます。

第65回グループ・ホーマの実施内容はこちらよりご覧いただけます。

バラジ参拝(星の力のインド紀行3)

今回旅の目玉の一つがティルパティのバラジの寺院参拝でした。
ご存知参拝者数世界一の寺院です。
この記事をお読みの方の中にも、普段熱心に礼拝しておられる方もいらっしゃると思いますし、実際にティルパティに参拝された方もおられると思います。

私ガネーシャギリはもともとバラジの礼拝はほとんどしておりませんでしたが、バラジの地方寺院で、ちょっと信じられない出来事があったことや、あるとき知人に、睡眠中になぜか寝言?でバラジのマントラを唱えていることを指摘されてから、ご縁を感じ熱心に礼拝するようになりました。
(このツアー中にも同室の方に、寝言で「バラジの礼拝の成就には20年の月日が必要だ。」と言っていたと指摘されました。偶然だとは思いますが、もしかしたらやはり何かご縁があるのかもしれません。)

バラジは、ラブ&マネー(正確にはラブorマネー?)の神様として広く知られているため、私のツアーでも参加者28人中12人がカップルやご夫婦、ご家族でした。

寺院のある山の波動は最高で、寺院も本当に素晴らしかったです。私たちは4時間ほどで参拝を済ますことができましたが、その混雑は本当に信じられないレベルでした。
ツアー参加者の中には小学校3年生の女の子もいたのですが、身体が浮き上がるほどの混雑だったにも関わらず、参拝者のインド人たちが皆親切にしてくれて、安全に礼拝できたそうです。

4時間かけても、実際に参拝できたのは10秒ほどでしたが、大いなる祝福を感じました。
参拝後は偶然神輿に乗って出てきた別のご神体も拝見することができました。
また、皆さま、それぞれ何か浄化のような作用やご神託のようなものの受け取りなどがあり、この寺院が世界一の参拝者を誇る理由が理解できたように思いました。

個人的にはティルパティを訪れることは今回が最初で最後だろうと思いますがバラジ神の信仰は生涯続けていこうと思います。

これを読んでおられる皆さまにもバラジの祝福が降り注ぎますことをお祈りしております。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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ドゥルガー・ガーヤトリー・マントラ


・ॐ गिरिजायै विद्महे शिवप्रियायै धीमहि ।
तन्नो दुर्गा प्रचोदयात्‌ ॥
・om girijāyai vidmahe śivapriyāyai dhīmahi |
tanno durgā pracodayāt ||

・オーム ギリジャーヤイ ヴィッドゥマヘー シヴァプリヤーヤイ ディーマヒ
タンノー ドゥルガー プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがギリジャー(山の娘)を知り、シヴァプリヤー(シヴァ神の最愛)を瞑想できるように
ドゥルガーよ、我らを導き給え

シヴァ神の妃であるドゥルガー女神を讃えるガーヤトリー・マントラのひとつです。
ギリジャーは、ヒマーラヤ山脈の娘であり、パールヴァティー女神と同一視されます。
空を突き破るように高く隆起する山々は、インドでは古代より、偉大なエネルギーの象徴として崇められてきました。
この地の本質として、あらゆるものを宿すと考えられてきたそのエネルギーは、私たちを育む、慈しみに満ちた存在です。
そのエネルギーの象徴である女神は、私たちの身体において、第1番目のチャクラであるムーラーダーラ・チャクラに眠っていると伝えられます。
内なる世界で女神が目覚め霊的な旅を始める時、そのエネルギーはやがて、頭頂で待つシヴァ神と結ばれると信じられます。

悪を倒す知識の母

木々の葉が落ち静寂に包まれていた冬が終わり、眩い光が差し込む春の訪れを迎えようとしています。
この美しい自然を動かす偉大な力は、インドでは女神として古来より崇められてきました。
季節の変わり目においては、9日間に渡って、女神たちが真摯に礼拝されます。

ナヴァラートリーと呼ばれるこの9日間の祝祭においてとりわけ熱心に崇められるのが、シヴァ神の妃であるドゥルガー女神の9つの姿です。
その9つの姿の中に、スカンダマーターと呼ばれる女神がいます。

スカンダマーター女神は、スカンダ神の母を意味します。
ターラカースラという凶悪な悪魔を倒したスカンダ神を産んだことから、こうして崇められるようになりました。
スカンダ神は、カールッティケーヤやムルガンなど、数多くの名を持つ霊的探求の守り神です。

スカンダ神が倒したターラカースラは、シヴァ神の子ども以外には殺されないという特別な力を持っていました。
しかし、最初の妻であるサティーを亡くしたシヴァ神は悲嘆にくれ瞑想に耽っていたために、シヴァ神の子どもを授かることは不可能のように見えました。
そんなシヴァ神を目覚めさせ、スカンダ神を授かったのがスカンダマーター女神です。

スカンダ神は、知識を象徴する鋭い槍を持ってターラカースラと戦います。
このターラカースラは、誰しもが持つエゴの象徴として捉えられてきました。
エゴは、私たちを目標に向かって奮起させる原動力となる一方で、必要以上のそれはさまざまな問題を引き起こします。
霊性の道を歩む過程においては、まず取り除かれるべきものとして捉えられてきました。

このエゴの力を適切に用いるために必要なのが、正しい知識です。
スカンダ神が知識を象徴する鋭い槍でターラカースラを倒したように、私たちは知識を用いてエゴを自分自身の制御下におかなければなりません。
そのためには、シヴァ神という純粋な意識に結びつくスカンダマーター女神の力を呼び覚まし、自分自身の内にスカンダ神を生み出す必要があります。

心身ともに不調が生じやすい季節の変わり目は、無知の暗闇に落ちてしまうことが少なくありません。
この時、スカンダマーター女神に祈りを捧げることで、知識という明るい光が差し込み、真に豊かな道を歩み続けることができるはずです。
皆様にも女神の大きな恩寵がありますように、心よりお祈り申し上げます。

(文章:ひるま)

春のナヴァラートリー2020

ナヴァラートリーとは、ドゥルガー、ラクシュミー、サラスワティー女神をお奉りするヒンドゥー教の三大祭典のひとつです。「ナヴァ」はサンスクリット語で9をあらわし、「ラートリー」は夜を意味します。したがって、ナヴァラートリーとは、9日間の夜となります。この祭典は、春と秋の年2回、9日間にわたって行われます。ヒンドゥー教のカレンダーでは、月齢にしたがっているために毎年開催時期が多少前後しますが、2020年は3月25日から4月2日まで行われます。

ナヴァラートリーの9日間は、礼拝する神さまに応じて、3日間ずつに分けられます。はじめの3日間は、わたしたちの心の中に潜む不純物や悪徳、欠点を破壊するため、強力な戦士でもあるドゥルガー女神を礼拝します。次の3日間は、すべての帰依者に尽きることのない富と幸福を授けるといわれるラクシュミー女神を礼拝します。そして、最後の3日間は、創造主ブラフマーの妻であり、学問と芸術、そして叡智を授ける女神であるサラスワティー女神を礼拝します。わたしたちは人生のさまざまな局面で、神々からの祝福を求めて、3つの側面をもつそれぞれの女神さまにお祈りを捧げます。そのために、この祭典には9日間が費やされます。

ナヴァラートリーの期間中、真摯な帰依者の中には、断食をしながら、健康や繁栄を願って祈りを捧げる人々もいます。じぶん自身の日々の生活を見つめ直して、人生の向上につながる新しい習慣をはじめるには、昔からナヴァラートリーはこの上ない吉祥の日であるといわれています。

9日間を通じ、女神の様々な姿を見つめ自身の心と向き合った後、訪れるのがラーマ・ナヴァミー、ラーマ神の降誕祭です。ヴィシュヌ神の化身でもあるラーマ神は、正義や美徳の象徴であり、悪を倒す為に弓を持ち戦いに赴きます。9日間の夜を通し自身の内に気づきという光を灯すことによって、人は無知である暗闇、悪を倒します。そして、この正義の誕生という日に盛大なる祝福を捧げます。

ナヴァラートリーは、自身の内面に潜む不浄な傾向を克服するために、非常に重要な期間とされています。この神聖な期間を活かして、かつてラーマが悪鬼ラーヴァナに勝利したように、わたしたちの内面に潜む悪魔を討ち滅ぼすことができるよう日々を過ごされてみるとよいでしょう。

参照
[1] “Navaratri” from Wikipedia, Free encyclopedia, http://en.wikipedia.org/wiki/Navratri

カッチー・ハルディー・カー・アチャールのレシピ

さまざまな不調を改善するカッチー・ハルディー・カー・アチャール(कच्ची हल्दी का अचार)のレシピをご紹介いたします。

カッチー・ハルディー・カー・アチャール(कच्ची हल्दी का अचार)は、生ウコンの漬物を意味します。

インドでは、季節や体調に応じ、絶妙な加減でスパイスを使い分け、食事を通じて心身の調和をはかることが多くあります。スパイスを薬のように用いることも少なくありません。中でも欠かすことのできないスパイスが、ウコンを意味するターメリック(ハルディー、हल्दी)です。

その効能を見てみると、抗酸化や抗炎症、抗菌や解毒など多岐に渡ります。中でも、その強い解毒作用には悪影響や有害な影響を取り去る象徴があり、インドでは祈りの儀式でもターメリックが頻繁に捧げられます。

アチャール(अचार)は、インドで日常的に食されている漬物です。乾燥した地域が多いインドでは、野菜や果物をオイルに漬け、スパイスを効かせて食すことが多くあります。長期保存が可能であるアチャールは、農作物が不作のときのための非常食としても用いられます。

こうした自然の恵みに感謝をしながら、ひとりひとりが免疫力を高め、心身の調和をはかることが社会の平和に役立つでしょう。

★カッチー・ハルディー・カー・アチャール★

【材料】

・生ウコン:250グラム
・マスタード・オイル:100グラム(1/2カップ)
・アサフェティダ:2〜3つまみ
・フェヌグリーク・パウダー:小さじ2と1/2
・マスタード・パウダー:小さじ2と1/2
・塩:小さじ2と1/2
・ジンジャー・パウダー:小さじ1
・レッド・チリ・パウダー:小さじ1/2
・レモン汁:1/2カップ

【作り方】
・ウコンの皮をむき、洗って乾燥させるか、乾いた布などで余分な水分を拭き取ります。
・皮をむいたウコンを粗めにすりおろすか、細かく刻みます。
・マスタード・オイルを鍋に入れ火にかけ、加熱します。
・加熱したマスタード・オイルを少し置いて(約2分)、冷まします。
・少し冷ましたマスタード・オイルに、アサフェティダ、フェヌグリーク・パウダー、マスタード・パウダーを加え、さらにウコンを加えて軽く混ぜます。
・塩、ジンジャー・パウダー、レッド・チリ・パウダーを加えてよく混ぜます。
・混ぜた材料をボウルに取り出し、レモン汁を加えてよく混ぜます。
・ボウルに蓋をして4〜5時間おいた後、アチャールは完成です。
・完成したアチャールを、乾いたガラス瓶、または陶器に入れて保存します。
・可能であれば、アチャールの風味を豊かにするために、容器を2日間ほど日光にさらします。こうすることで、保存期間を長くすることもできます。

・アチャールがが完全にオイルに浸かっていれば、およそ6か月は保存することができます。
・容器からアチャールを取り出すには、常に清潔なスプーンを使用します。
・ウコンは色が移りやすいため、手袋をしたり洋服などにつかないように注意します。

カッチー・ハルディー・カー・アチャールの作り方は、以下の動画が参考になります。

シャンカラ・ガーヤトリー・マントラ


・ॐ सदाशिवाय विद्महे सहस्राक्ष्याय धीमहि ।
तन्नो साम्बः प्रचोदयात्‌ ॥
・om sadāśivāya vidmahe sahasrākṣyāya dhīmahi |
tanno sāmbaḥ pracodayāt ||

・オーム サダーシヴァーヤ ヴィッドゥマヘー サハスラークシャーヤ ディーマヒ
タンノー サーンバハ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがサダーシヴァ(永遠のシヴァ神)を知り、サハスラークシャ(千眼を持つ方)を瞑想できるように
サーンバ(宇宙の母を伴う方)よ、我らを導き給え

シヴァ神を讃えるガーヤトリー・マントラのひとつです。
永遠であるシヴァ神を讃えるサダーシヴァは、無の境地を示します。
かつてない吉兆(シヴァ)と光輝をもたらすものでもあります。
また、千眼を持つシヴァ神はすべてを見通す存在であり、サハスラークシャという御名で崇められます。
宇宙の母であるアンバー女神を伴うシヴァ神は、サーンバという御名で崇められることもあります。

ジャーナキー・ジャヤンティー2020

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2020年は2月16日に、インドの一部の慣習においてジャーナキー・ジャヤンティーが祝福されます。

ジャーナキー・ジャヤンティーは、シーター女神の降誕祭として祝福される祝祭です。
パールグナ月(2月〜3月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)のアシュタミー(8日目)がその日にあたります。

シーター女神は、ヴィシュヌ神の7番目の化身であるラーマ神の妃であり、ラクシュミー女神の化身とも言われ、高潔さや純真さの象徴として崇められます。
ジャナカ王の娘として生まれたシーター女神は、ジャーナキーという別名があります。
また、大地の女神であるブーミを母に持つシーター女神の名は、「畝(うね)」という意味があり、畑の畝の間から生まれたと信じられています。
土地の肥沃さや農作における豊穣の女神として崇められるも、ラーマ神の妃として生きたシーター女神の生涯は苦難に満ちたものでした。

ラーマ神とシーター女神の歩みが綴られたラーマーヤナは、私たちに霊性を育む多くの教えを示すとともに、さまざまな問いを投げかけます。
その壮大な物語を通じては、日々を幸せに、ダルマの中で生きる術を学ぶことができるでしょう。

※シーター女神の降誕祭は、ヴァイシャーカ月(4月〜5月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)のナヴァミー(9日目)に祝福される慣習もあります。

参照:2020 Janaki Jayanti

ルドラ・ムドラー

世界を破壊し新たな秩序を生み出すシヴァ神は、この地において、時に暴風雨として激しく吹き荒れることがあります。
荒ぶるその姿は、「恐ろしい」を意味するルドラという御名で崇められてきました。
一方で、万物に慈雨を降り注ぎ新たな創造を促すシヴァ神は、この上ない吉祥の徴でもあります。

ルドラはシヴァ神の怒りの性質であり、火のエネルギーと同質と考えられてきました。
ルドラとしてのシヴァ神は、この世界における物質的な生活を破壊し、再建する神格です。
ヨーガにおいては、このルドラのエネルギーを自分自身の内に呼び覚ますさまざまな実践が伝えられます。
そのひとつが、ルドラ・ムドラーです。

ルドラ・ムドラーは、火の要素を持つマニプーラ・チャクラを活性化すると伝えられるムドラーです。
臍の奥深くにあると伝えられるマニプーラ・チャクラは、「宝石の都市」を意味し、私たちの中心で黄金色に輝いていると信じられます。
それは、太陽があらゆる生命にエネルギーを注ぐように、生命活動を司るエネルギーの中枢です。

ルドラ・ムドラーは、火と風と地を象徴する、親指と人差し指と薬指の先端を合わせて形作るムドラーです。
親指は火、人差し指は風、中指は空、薬指は地、小指は水というように、5本の指にはそれぞれ5元素の象徴があります。
また、私たちの身体を司るエネルギーの性質には、火の要素(ピッタ)、風の要素(ヴァータ)、地の要素(カパ)という3つがあるとされます。
このムドラーを形作る時、火の要素によって風の要素と地の要素の均衡が維持され、マニプーラ・チャクラが活発になると伝えられてきました。

マニプーラ・チャクラの活性化は、ルドラとしてのシヴァ神のエネルギーの覚醒を意味します。
その時、物質的な快楽に対する燃えるような欲望は焼き尽くされ、純粋な意識として自由になることができると信じられてきました。

このムドラーを通じて自分自身の中心を瞑想することは、覆われた宝石を見つけ出すような喜ばしい感覚です。
その実践を通じては、内なる世界を照らす純粋な意識に気づくことができるはずです。
そうして個々が困難を超越し、束縛から解放される時、世界にはかつてない吉祥という光がもたらされるに違いありません。

(文章:ひるま)

2020年マハーシヴァラートリーにおけるニシータ・カーラ・プージャー時間(東京)

2020年は2月21日に、シヴァ神を讃える一年でもっとも吉兆なマハーシヴァラートリーを迎えます。

この日は、夜通しバジャン(讃歌)を歌ったり、マントラを唱えたり、瞑想やプージャーを行って過ごすことが勧められています。

この日の夜でも、もっとも神聖な時間帯は、ニシータ・カーラ(निशीथ काल niśītha kāla)と呼ばれています。
ニシータは「真夜中」、カーラは「時間」を意味し、このニシータ・カーラの時に、シヴァ神はシヴァリンガとして地上に顕現すると考えられています。

2月21日、東京におけるニシータ・カーラ・プージャー時間は、23時29分〜24時20分(22日午前0時20分)となります。

仕事のために、夜通しシヴァ神を讃えることができなくても、この時間帯にシヴァ神に意識を向け、讃えることで、シヴァ神の大きな祝福に恵まれると考えられています。

シヴァ神の祝福に満ちたマハーシヴァラートリーを迎えられますよう、心よりお祈り申し上げます。

参照:2020 Maha Shivaratri for Tokyo