【マントラ学習】オーム マハーラクシュミャイ ナマハ

ॐ महालक्ष्म्यै नमः
om mahālakṣmyai namaḥ
オーム マハーラクシュミャイ ナマハ
偉大なるラクシュミー女神に帰命したてまつる

om【間投詞】(聖字)、祈念または祈祷文の開始の際・ヴェーダ読誦の前後において、あるいは敬虔なる挨拶として用いられる。多くの神秘的解釈あり。
mahā【形容詞 mahat】偉大な、大きな、巨大な、広い
lakṣmyai【女性・単数・為格 lakṣmī】[〜に、〜のために]繁栄と美との女神、ラクシュミー女神;標章、しるし(リグ・ヴェーダ);悪いしるし、不幸(アタルヴァ・ヴェーダ);善いしるし、幸運;(王の)守護神、(王の)威厳、栄光;富;美、光輝
namas【中性・単数・主格 namas】頭を下げること、敬礼、帰命(言葉または態度による)【漢訳】帰依、帰命、礼、敬礼、帰礼

マハーラクシュミー・アシュタカム

・namastesthu mahAmAye shrIpIthe surapUjite
shankhachakra gadA haste mahAlakshmi namosthu te
・ナマステーストゥ・マハーマーイェー・シュリーピーテー・スラプージテー
シャンカチャクラ・ガダー・ハステー・マハーラクシュミー・ナモーストゥ・テー
・意味:マハーマーヤー(偉大な幻力)であり、すべての神々に崇められるお方、
ほら貝、円盤、棍棒を手に持つマハーラクシュミーに帰依いたします。

マハーラクシュミー・アシュタカム第1節です。
マハーラクシュミー・アシュタカムは、8節からなるマハーラクシュミーへの祈りであり、インドラによって語られている形式になります。
マハーラクシュミー・アシュタカムを1日に一度唱えると、大罪が清められるといわれています。

・namaste garudArUdhe kolAsura bhayankari
sarva pApa hare devi mahAlakshmi namostu te
・ナマステー・ガルダールーデー・コーラースラ・バヤンカリ
サルヴァ・パーパ・ハレー・デーヴィー・マハーラクシュミー・ナモーストゥ・テー
・意味:聖鳥ガルダに乗り、コーラ悪魔に恐れられるお方、
一切の不吉を払拭するマハーラクシュミーに帰依いたします。

マハーラクシュミー・アシュタカム第2節です。
パーパ(pApa)は、悪徳、不幸、困難、不運などの意味があります。マハーラクシュミーは、これらの障壁をすべて取り去る女神といわれています。
マハーラクシュミー・アシュタカムを1日に2度唱えると、巨万の富がもたらされるといわれます。

・sarvagne sarva varade sarva dushta bhayankari
sarva duhkha hare devi mahAlakshmi namostu te
・サルヴァグネー・サルヴァ・ヴァラデー・サルヴァ・ドゥシュタ・バヤンカリ
サルヴァ・ドゥフカ・ハレー・デーヴィー・マハーラクシュミー・ナモーストゥ・テー
意味:すべてを知るお方、あらゆる恩寵を与えるお方、すべての罪深き人に恐怖の姿を示すお方、
一切の悲哀を慰めるマハーラクシュミーに帰依いたします。

マハーラクシュミー・アシュタカム第3節です。
ドゥフカ(duHkha)は、困難、悲しみ、不安、心配、苦痛などの意味があります。マハーラクシュミーは、私たちの悲哀をすべて取り去る女神といわれています。
マハーラクシュミー・アシュタカムを1日に3度唱えると、私たちの最大の敵(我欲、エゴ)が破壊されるといわれます。

・siddhi buddhi pradhe devI bhukthi mukthi pradAyini
mantra mUrte sadA devi mahAlakshmI namostu te
・シッディ・ブッディ・プラデー・デーヴィー・ブクティ・ムクティ・プラダーイニ
マントラ・ムールテー・サダー・デーヴィー・マハーラクシュミー・マモーストゥ・テー
・意味:法力と叡智を与え、楽しみと解脱を授ける女神、
すべてのマントラの化身であるマハーラクシュミーに帰依いたします。

マハーラクシュミー・アシュタカム第4節です。
マハーラクシュミーは、この世界を楽しむためのすべての要素であるシッディ(法力)、ブッディ(知性)、ブクティ(喜び)、ムクティ(解脱)を授ける女神であるといわれます。
すべてのマントラの化身とされるマハーラクシュミーに真摯な祈りを捧げることにより、書き尽くすことのできない功徳を得ることができるとされます。

・Adyantarahite devI Adi shakti maheshvari
yogaje yoga sambhUte mahAlakshmI namostu te
・アーディヤンタラヒテー・デーヴィー・アーディ・シャクティ・マヘーシュヴァリ
ヨーガジェー・ヨーガ・サンブーテー・マハーラクシュミー・ナモーストゥ・テー
・意味:始まりも終わりもない女神、原初のエネルギーである偉大な統治者、
ヨーガにより生まれ、ヨーガそのものであるマハーラクシュミーに帰依いたします。

マハーラクシュミー・アシュタカム第5節です。
マハーラクシュミーは、始まりと終わり(アーディヤンタ)のない女神であり、永遠に存在し続ける原初のエネルギー(アーディ・シャクティ)であるといわれます。
またマハーラクシュミーは、乳海攪拌というヨーガ(結合)によって生まれ、ヨーガを司る至高の存在でもあります。

・sthUla sUkshma mahAraudre mahAshakti mahodare
mahA pApa hare devI mahAlakshmi namostu te
・ストゥーラ・スークシュマ・マハーロウドゥレー・マハーシャクティ・マホーダレー
マハー・パーパ・ハレー・デーヴィー・マハーラクシュミー・ナモーストゥ・テー
・意味:巨大なものから微細なものを大きなお腹に収めるお方、恐ろしい女神、偉大なシャクティの化身、
この上ない悲哀を取り去るマハーラクシュミーに帰依いたします。

マハーラクシュミー・アシュタカム第6節です。
マハーラクシュミーは、ストゥーラ(大きなもの)からスークシュマ(小さなもの)のすべてを内包する女神です。ガネーシャの別名として知られる「マホーダラ(大きなお腹をもつ者)」でもあり、広大な宇宙のすべてが彼女のお腹の中に含まれています。
また第2節にも出てきた強大な「パーパ(悪徳、不幸、困難、不運)」を取り去る女神であることがここでも強調されています。

・padmAsana sthite devI parabrahma svarUpini
paramesi jaganmAtah mahAlakshmi namostu te
・パドマーサナ・スティテー・デーヴィー・パラブラフマ・スヴァルーピニ
パラメーシ・ジャガンマータハ・マハーラクシュミー・ナモーストゥ・テー
・意味:蓮に座り、梵(ブラフマン)の化身である女神、
偉大なる世界の母であるマハーラクシュミーに帰依いたします。

マハーラクシュミー・アシュタカム第7節です。
ジャガンマータは、世界の母という意味のラクシュミーまたはドゥルガーの別名です。 世界の父(神)という意味のジャガンナータ神は、ヴィシュヌ、クリシュナ、ラーマ、ダッタートレーヤなどの化身といわれ、手足のない丸太の身体を持つ特徴的な姿をした神です。

・svetAmbaradhare devI nAnAlankAra bhUsite
jagat stithe jaganmAtah mahAlakshmi namostu te
・シュヴェータームバラダレー・デーヴィー・ナーナーランカーラ・ブーシテー
ジャガット・スティテー・ジャガンマータハ・マハーラクシュミー・ナモーストゥ・テー
・意味:至宝の装飾品と白い衣を身に纏う女神、
世界に遍在の聖母であるマハーラクシュミーに帰依いたします。

マハーラクシュミー・アシュタカム第8節です。
ジャガット(jagat)は世界、地上を意味し、スティタ(sthita)は立つ、留まるなどの意味があります。世界に存在し、世界の母であるマハーラクシュミーをたたえるマハーラクシュミー・アシュタカムの最終節になります。

・mahAlakshmyashtakam stotram yah patheth bhakthimAn naraha
sarva siddhi mavApnoti rAjyam prApnoti sarvadA
・マハーラクシュミャシュタカム・ストートラム・ヤハ・パテートゥ・バクティマーンナラハ
サルヴァ・シッディ・マヴァープノーティ・ラージャム・プラープノーティ・サルヴァダー
・意味:このストートラを信愛をもって唱える者はだれしも、あらゆる願望が叶い、王国を享受するでしょう。

マハーラクシュミー・アシュタカム第9節(結びの言葉)です。
結びの部分には、このストートラを唱えることによる功徳・果報が述べられています。
マハーラクシュミーを信愛をもって讃え、このストートラを唱える人々は、あらゆる成功がもたらされ、高貴な身分や広大な土地を継承するといわれます。

・eka kAlam pathen nithyam mahA pApa vinAshanam
dvi kAlam yah pathen nithyam dhana dhAnya samanvitah
・エーカ・カーラン・パテーンニッテャン・マハー・パーパ・ヴィナーシャナム
ドヴィ・カーラン・ヤハ・パテーンニッテャン・ダナ・ダーニャ・サマンヴィタハ
・意味:これを1日に1度唱えるならば、あなたが犯した重大な罪が清められるでしょう。
これを1日に2度唱えるならば、莫大な富を享受するでしょう。

マハーラクシュミー・アシュタカム第10節(結びの言葉)です。
パーパ(pApa)は、悪徳、不幸、困難、不運など、ヴィナーシャナ(vinAzana)は滅ぼす、破壊するという意味があります。
またダナ(dhana)やダーニャ(dhAnya)は、富やお金持ち、サマンヴィタ(samanvita)は、所有、寄与などの意味があります。

・tri kAlam yah pathen nithyam mahA shatru vinAshanam
mahA lakshmIr bhaven nithyam prasannA varadA shubhA
・トリ・カーラン・ヤハ・パテーンニッテャン・マハー・シャトゥル・ヴィナーシャナム
マハー・ラクシュミール・バヴェーンニッテャン・プラサンナー・ヴァラダー・シュッバー
・意味:これを1日に3度唱えるならば、あなたの最大の敵(欲望)が破壊されるでしょう。
マハーラクシュミーの祝福により、あらゆる吉兆の出来事があなたに訪れます。

マハーラクシュミー・アシュタカム第11節(結びの言葉)です。
シャトゥル(zatru)は、敵、ライバル、対抗者などの意味があります。
インドの聖典によると、わたしたちの最大の敵は、欲望や怒りであるといわれています。欲望や怒りという内なる敵を征服することができれば、どのような難題もたやすく克服することができるといわれます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック19)
・「Divine Chants of Mahalakshmi」(トラック5)
・「女神のマントラ vol.2」(トラック1)
・「マントラ・オブ・デヴァイン・マザー」(トラック1)
・「チャント&マントラ」(トラック7)

ドゥルガー・サプタシュローキー

・Om jnAninAmapi chetAmsi devI bhagavatI hi sA
balAdAkrisya mohAya mahAmAyA prayacchati
・オーム・ニャーニナーマピ・チェータームシ・デーヴィー・バガヴァティー・ヒ・サー
バラーダークリッスャ・モーハーヤ・マハーマーヤー・プラヤッチャティ
・意味:至高の女神であり、万物に遍在する意識をもつお方、
利己的な執着を断ち切るあなたの御力は、
感官を持つすべての生類を魅了します。

ドゥルガー女神への祈りのエッセンスである、ドゥルガー・サプタシュローキー第1節のマントラです。
ドゥルガーには、マハーマーヤーという別名があります。私たちは、自己と他人は別人であるというマーヤー(幻惑)に陥りがちですが、マハーマーヤー(ドゥルガー)は、そのような誤った感覚を正す女神です。自己と他人はひとつの存在であると認識することができれば、憎しみや怒りはなくなり、信愛以外の気持ちは存在しなくなります。このマントラは、「私」「他人」という意識、利己的な感情を消去するためのマントラです。

・durge smrutA harasi bhItima sheshajantoh
svasthaih smrutA matimatIva shubhAm dadAsi
dAridrya duhkha bhayahArini kA tvadanyA
sarvopakAra karanAya sadArdra chittA
・ドゥルゲー・スムルター・ハラシ・ビーティマ・シェーシャジャントーホ
スヴァスタイヒ・スムルター・マティマティーヴァ・シュバーム・ダダーシ
ダーリドリャ・ドフカ・バヤハーリニ・カー・トヴァダンニャー
サルヴォーパカーラ・カラナーヤ・サダールドラ・チッター
・意味:困難の救済者である女神よ。
あなたを想起するごとに、すべての生類の恐怖は一掃されます。
霊的調和を願う人々に想起されるごとに、あなたは彼らの幸福と知性に祝福を与えます。
貧困、苦痛、恐怖の救済者である女神よ。
あなたの哀れみ深い表情は、すべての者にやすらぎを与えます。
窮極の意識の化身であるあなたに帰依いたします。

ドゥルガー女神への祈りのエッセンスである、ドゥルガー・サプタシュローキー第2節のマントラです。
全宇宙の母なる女神を礼拝する機会に恵まれた人は、まことに幸運であるといわれます。なぜなら、母なる女神によってあらゆる恐怖や困難が取り除かれるだけでなく、それらの恐怖や困難が、吉兆に置き換わるからであるといわれます。全宇宙の母にとって、すべての生類は我が子に等しく、常に限りない慈愛が注がれています。私たちにとって、全宇宙の母なる女神を想起することは、母の愛という光輝に包まれ、高貴な性質を身につけ、やがては窮極の意識と一体になることの近道であるといわれます。

・sarva mangala mAngalye shive sarvArtha sAdhike
sharanye tryambake gauri nArAyani namostu te
・サルヴァ・マンガラ・マーンガリェー・シヴェー・サルヴァールタ・サーディケー
シャランニェー・トリャンバケー・ガウリー・ナーラーヤニ・ナモーストゥ・テー
・意味:あらゆる吉兆の中の吉兆である女神よ、
あらゆる望みを叶える女神よ、
すべての者の拠り所である女神よ、
三界を統べる女神よ、
光輝、窮極の意識の顕れである女神よ、
あなたに帰依いたします。
意訳:母なる女神よ、
あなたは真善美の本質です。
あなたはもっとも吉兆な光を放ち、子どもたちを優しく包み込みます。
一目見るだけで子どもたちを守り、養い、浄化する、美しい三眼を持つ母よ。
その三眼でつねに子どもたちを見守るあなたに、心を込めて帰依いたします。

ドゥルガー女神への祈りのエッセンスである、ドゥルガー・サプタシュローキー第3節(ドゥルガー・サプタシャティー第11章)のマントラです。
宇宙の母なる女神を身近に感じ、彼女の恩寵を授かるためには、彼女に真心を込めて帰依することが、もっとも簡単で安全な方法です。そうして、すべての行為を彼女に捧げ、ダルマ(美徳)に則った生活を心がけることで、彼女の恩寵は確実なものになるといわれます。

・sharanAgata dInArta paritrAna parAyane
sarvasyArti hare devi nArAyani namostu te
・シャラナーガタ・ディーナールタ・パリットラーナ・パラーヤネー
サルヴァスャールティ・ハレー・デーヴィー・ナーラーヤニ・ナモーストゥテー
・意味:あなたを愛するすべての者を、
あなたに寄る辺を求めるすべての者を、
それがたとえ救いようがない困難な状況の者であっても、
あなたはあらゆる苦痛と不幸を取り除いてくださいます。
あらゆる不安を取り除く、至高の源泉である女神よ。
あなたに帰依いたします。

ドゥルガー女神への祈りのエッセンスである、ドゥルガー・サプタシュローキー第4節のマントラです。
この詩節に内在している神聖な力は、全宇宙に平安をもたらす力があると信じられています。この強力な詩節を用いて、全宇宙の平安を女神に祈願するならば、永遠の平安が実現するといわれます。

・sarvasvarUpe sarveshe sarvasaktisamanvite
bhayebhyastrAhi no devi durge devi namostu te
・サルヴァスヴァルーペー・サルヴェーシェー・サルヴァシャクティサマンヴィテー
バイェービャストラーヒ・ノー・デーヴィー・ドゥルゲー・デーヴィー・ナモーストゥ・テー
・意味:すべての宇宙、すべての至高の存在、すべてのエネルギーの本質であるお方、
あなたは私たちのあらゆる恐怖を取り除いてくださいます。
苦痛を取り去る女神よ。あなたに帰依いたします。

このマントラは、ドゥルガー・サプタシュローキー第5節(ドゥルガー・サプタシャティー第11章)に収録されています。
ドゥルガー・サプタシュローキーは、ドゥルガー・サプタシャティーのエッセンスを厳選した7詩節であり、この7詩節にはドゥルガーの栄光が余すところなく歌われています。
私たちを襲う恐怖、迷妄、無知を取り去るための強力なマントラです。

・rogAnasheshAnapahamsi tushtA
rushtA tu kAmAn sakalAnabhIshtAn
tvAmAshritAnAm na vipannarAnAm
tvAmAshritA hyAshrayatAm prayAnti
・ローガーナシェーシャーナパハムシ・トゥシュター
ルシュター・トゥ・カーマーン・サカラーナビーシュターン
トヴァーマーシュリターナーム・ナ・ヴィパンナラーナーム
トヴァーマーシュリター・フヤーシュラヤターム・プラヤーンティ
・意味:あなたが喜ぶとき、あらゆる欠陥が打ち砕かれます。
あなたが怒るとき、あらゆる願いが妨げられます。
あなたに救いを求める人々は、災難や病とは無縁です。
そして、あなたに救いを求める人々は、常に他の人々の寄る辺となります。

ドゥルガー女神への祈りのエッセンスである、ドゥルガー・サプタシュローキー第6節のマントラです。
慈悲深い母が、子の正しい成長を願って叱るように、宇宙の母なる女神が怒るとき、それは人々の正しい成長を願ってのことに他なりません。立ちはだかる困難が大きければ大きいほど、人々の成長は早いといわれます。全宇宙の母は、子供たちに困難を与え、そして慈悲深くそれを見守り、私たちの成長と繁栄を常に願っています。

・sarvA bAdhA prashamanam trailokyAsyAkhileshvari
evameva tvayA kAryamasmadvairi vinAshanam
・サルヴァー・バーダー・プラシャマナム・トライローキャーッスャーキレーシュヴァリ
エーヴァメーヴァ・トゥヴァヤー・カーリャマスマドゥヴァイリ・ヴィナーシャナム
・意味:至高の女神よ。
私たちの心にある敵意、憎しみ、怒りを取り去られるように、
三界におけるあらゆる混乱を取り除いてください。

ドゥルガー女神への祈りのエッセンスである、ドゥルガー・サプタシュローキー第7節のマントラです。
私たちの外部で起こる混乱は、すべて私たちの心にある要素が反映されたものであるといわれます。母なる女神は、全生命の平安を願い、つねに三界を見守っています。そして私たちが、全生命の平安を願い、母なる女神に祈念するならば、その微細なエネルギーは全世界に浸透し、速やかに実現するといわれています。
母なる女神に祈ることは、私たちの心にある敵意、憎しみ、怒り、その他の否定的感情を取り去る最善の方法です。そのためのサンスクリット語のマントラは、神々に直接的に語りかけるための優れた言語といわれます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「デーヴィー・マーハートミャム(CD3枚組)」(トラック1)
・「デーヴィー・マーハートミャム(MP3)」(トラック1)
・「ドゥルガー・サプタシャティー」(トラック10)
・「シュリー・ドゥルガー・サプタシャティー(CD4枚組)

ラクシュミー・ビージャ・マントラ

・Om Hreem Shreem Lakshmibyo Namaha
・オーム・フリーム・シュリーム・ラクシュミッビョー・ナマハ
・意味:ラクシュミー女神に帰依いたします。

富と幸運の女神ラクシュミーに捧げられるビージャ・マントラ(種子真言)のひとつです。富と幸運を祈願するために、21回、108回などの吉数回、繰り返し唱えられます。「フリーム」や「シュリーム」は単独でも唱えられるビージャ・マントラです(参照:ビージャ・アクシャラ)。
このマントラが収録されているCDには、以下のCDがあります。
・「シュリー・マハーラクシュミー・サンキールタン(2枚組)」(CDTM232C)

マハーラクシュミー・マントラ

・Om shrIm hrIm shrIm kamale kamalAlaye prasIda prasIda
Om shrIm hrIm shrIm mahAlakshmiyei namah
・オーム・シュリーム・フリーム・シュリーム・カーマレー・カーマラーライェー・プラシーダ・プラシーダ
オーム・シュリーム・フリーム・シュリーム・マハーラクシュミーイェー・ナマハ

マハーラクシュミーのマントラです。
シュリー・ヤントラ(シュリー・チャクラ)に対応のマントラとして、礼拝時に唱えられます。
このマントラを毎日108回唱える人は、経済的な問題から解放されると信じられています。
このマントラを唱える際に適した数珠は、マハーラクシュミーの象徴でもある蓮の実(種)の数珠が良いとされています。
シュリー・ヤントラを用いる場合には、なるべく瞬きをせずにヤントラの中心に焦点を合わせながら、マントラを唱えます。このように礼拝する人は、90日以内に大きな恩寵を得ると信じられています。

ヤー・クンデーンドゥ

・yA kudendu tushAra hAra dhavalA yA shubhra vastrAvritA
yA vInA vara danda manditakarA yA shvetapadmAsanA
yA brahmAcyuta shankara prabhritibhih devaih sadA vanditA
sA mAm pAtu sarasvatI bhagavatI nihshesha jAdyApahA
・ヤー・クンデーンドゥ・トゥシャーラ・ハーラ・ダヴァラー
ヤー・シュッブラ・ヴァストゥラーヴリター
ヤー・ヴィーナー・ヴァラ・ダンダ・マンディタカラー
ヤー・シュヴェータパドマーサナー
ヤー・ブラフマーチュタ・シャンカラ・プラブリティビヒ
デーヴェイ・サダー・ヴァンディター
サー・マーム・パートゥ・サラスヴァティー・バガヴァティー
ニシェーシャ・ジャーデャーパハー
・意味:ジャスミンの色をした月のように目映く、
雪の結晶のように白く輝く衣装を纏うサラスワティー女神よ。
美しい二本の手でヴィーナーを奏で、白い蓮にお座りになるお方。
すべての天界の神々に囲まれ、礼拝されるお方。
どうか私をお守りください。
サラスワティー女神が、私の無活動、怠慢、不明をすべて取り除いてくださいますように。

サラスワティー女神は、サットヴァ(純質)の性質を持つ女神であり、その叡智によって、私たちの無知や怠慢などの暗質的性質(タマス)、怒りや貪欲などの激質的性質(ラジャス)を抑制します。このマントラは、日々の祈りの中で、また祭祀の中で、サラスワティー女神に捧げられる詩節です。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック3-4)
・「シュリー・サラスヴァティー・プラールタナー(オーディオブック)」(ディスク2・トラック2:サラスワティー・ストートラムIII)

学習の前の祈り(プールヴァ・アディヤーヤナ)

・sarasvati namastubhyam varade kAmarUpini
vidyArambham karishyAmi siddhir bhavatu me sadA
・サラスヴァティ・ナマストゥッビャン・ヴァラデー・カーマルーピニ
ヴィディヤーラムバン・カリッシャーミ・シッディル・バヴァトゥ・メー・サダー
・意味:あらゆる願望を叶えるサラスヴァティー女神よ、あなたに帰依いたします。
私が学習を始めるに当たり、この学習が成功に導かれるようお祈りいたします。

学習の前の祈り(プールヴァ・アディヤーヤナ)です。
学問の女神であるサラスヴァティー女神に、これから始められる学習が成功に導かれるよう祈願します。
学生であれば勉強や読書の前に、芸術家であればレッスンや創作に取りかかる前に、社会人であれば仕事の前に、それぞれの学習が最高の結果を出せるように唱えられます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「英知の光 〜学習に成功するためのマントラ〜」(トラック3)

知性を磨くためのマントラ(プラジュニャー・ヴァルダナ・マントラ)

・namaste shArade devI sarasvatI mati prade
vasatvam mama jihvAgre sarva vidya pradA bhava
・ナマステー・シャーラデー・デーヴィー・サラスヴァティー・マティ・プラデー
ヴァサットヴァン・ママ・ジフヴァーグレー・サルヴァ・ヴィディヤー・プラダー・バヴァ
・意味:知性を授けるサラスヴァティー、シャーラダ・デーヴィーに帰依いたします。
わたしの舌先に座り、あらゆる知識を授けるお方に帰依いたします。

知性を磨くためのマントラ(プラジュニャー・ヴァルダナ・マントラ)です。
学生であれば、集中力を増し、勉学に成功するために、少なくとも毎日11回以上唱えることがすすめられています。
言葉や食事を司る重要な器官である舌に住むというサラスヴァティー女神に、正しい言葉遣いや人々に感動を与える有益な話しができるように祈願します。
シャーラダ(zArada)は熟達、成熟を意味するサンスクリット語で、シャーラダ・デーヴィーは、弁才、学才、芸才に熟達したサラスヴァティー女神の別名となります。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「英知の光 〜学習に成功するためのマントラ〜」(トラック1)

マハーラクシュミー・アシュタカム第11節(結びの言葉)

・tri kAlam yah pathen nithyam mahA shatru vinAshanam
mahA lakshmIr bhaven nithyam prasannA varadA shubhA
・トリ・カーラン・ヤハ・パテーンニッテャン・マハー・シャトゥル・ヴィナーシャナム
マハー・ラクシュミール・バヴェーンニッテャン・プラサンナー・ヴァラダー・シュッバー
・意味:これを1日に3度唱えるならば、あなたの最大の敵(欲望)が破壊されるでしょう。
マハーラクシュミーの祝福により、あらゆる吉兆の出来事があなたに訪れます。

マハーラクシュミー・アシュタカム第11節(結びの言葉)です。
シャトゥル(zatru)は、敵、ライバル、対抗者などの意味があります。
インドの聖典によると、わたしたちの最大の敵は、欲望や怒りであるといわれています。欲望や怒りという内なる敵を征服することができれば、どのような難題もたやすく克服することができるといわれます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック19)
・「Divine Chants of Mahalakshmi」(トラック5)
・「女神のマントラ vol.2」(トラック1)
・「マントラ・オブ・デヴァイン・マザー」(トラック1)
・「チャント&マントラ」(トラック7)

マハーラクシュミー・アシュタカム第10節(結びの言葉)

・eka kAlam pathen nithyam mahA pApa vinAshanam
dvi kAlam yah pathen nithyam dhana dhAnya samanvitah
・エーカ・カーラン・パテーンニッテャン・マハー・パーパ・ヴィナーシャナム
ドヴィ・カーラン・ヤハ・パテーンニッテャン・ダナ・ダーニャ・サマンヴィタハ
・意味:これを1日に1度唱えるならば、あなたが犯した重大な罪が清められるでしょう。
これを1日に2度唱えるならば、莫大な富を享受するでしょう。

マハーラクシュミー・アシュタカム第10節(結びの言葉)です。
パーパ(pApa)は、悪徳、不幸、困難、不運など、ヴィナーシャナ(vinAzana)は滅ぼす、破壊するという意味があります。
またダナ(dhana)やダーニャ(dhAnya)は、富やお金持ち、サマンヴィタ(samanvita)は、所有、寄与などの意味があります。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック19)
・「Divine Chants of Mahalakshmi」(トラック5)
・「女神のマントラ vol.2」(トラック1)
・「マントラ・オブ・デヴァイン・マザー」(トラック1)
・「チャント&マントラ」(トラック7)