五戒文(パンチャ・シーラ)

・pAnAtipAtA veramanI sikkhApadam samAdiyAmi
adinnAdAnA veramanI sikkhApadam samAdiyAmi
kAmesu micchAcArA veramanI sikkhApadam samAdiyAmi
musAvAdA veramanI sikkhApadam samAdiyAmi
surAmerayamajjA pamAdatthAnA veramanI sikkhApadam samAdiyAmi
・バーナーティパーター・ヴェーラマニー・スィッカーパダム・サマーディヤーミ
アディンナーダーナー・ヴェーラマニー・スィッカーパダム・サマーディヤーミ
カーメース・ミッチャーチャーラー・ヴェーラマニー・スィッカーパダム・サマーディヤーミ
ムサーヴァーダー・ヴェーラマニー・スィッカーパダム・サマーディヤーミ
スラーメーラヤマッジャー・パマーダッターナー・ヴェーラマニー・スィッカーパダム・サマーディヤーミ
・意味:私は生類を殺さないという戒めを守ります(不殺生戒)
私は他の物を盗まないという戒めを守ります(不偸盗戒)
私は異性と接触しないという戒めを守ります(不邪淫戒)
私は嘘をつかないという戒めを守ります(不妄語戒)
私は妄念を生じさせる酒類を摂らないという戒めを守ります(不飲酒戒)

五戒文(パンチャ・シーラ)といわれる、仏弟子となる際に立てられる5つの宣誓文です。
現代は、個人の自由が尊重されて、法律を破らなければ何でもしてもよいという風潮があります。しかし、本当の自由は、内面の規律を遵守することで得ることができます。
五戒は、仏陀が人々に示した、真の自由を得るための5つの指針です。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「ブッダ・プージャー・チャンティング by Shri Aswath」(トラック2)
・「ブッダ・チャント」(トラック5)

仏陀の九徳(ブッダ・ヴァンダナ)

・iti pi so bhagavA araham sammA sambuddho
vijjA charana sampanno sugato lokavidU anuttaro
purisa dammasArathI satthA devamanussAnam buddho bhagavA ti
・イティ・ピ・ソー・バガヴァー・アラハン・サンマー・サンブッドー
ヴィジャー・チャラナ・サンパンノー・スガトー・ローカヴィドゥー・アヌッタロー
プリサ・ダンマサーラティー・サッター・デーヴァマヌッサーナム・ブッドー・バガヴァー・ティ
・意味:仏陀は、阿羅漢、正自覚者、明行具足者、善逝、世間解、無上調御丈夫、天人師、覚者、世尊であられます。
(そのような仏陀に、私は生涯帰依いたします。)

仏陀の九徳(ブッダ・ヴァンダナ)です。
「9」は日本では「苦」を意味し忌み嫌われる数ですが、インドではブラフマーを象徴する吉数です。
数字の「9」は何倍しても各位の和は「9」に回帰しますが、それは宇宙はブラフマンより生じ、ブラフマンに帰することを連想させます。(例:9×12=108→1+0+8=9)
インドでは、9を基本とした数を至るところで見ることができます。
例えば、インド神話では、宇宙の秩序は以下の4つのユガ(時代)に分類されています。
サティヤ・ユガ 1,728,000年間(=108×16,000年)
トレーター・ユガ 1,296,000年間(=108×12,000年)
ドヴァーパラ・ユガ 864,000年間(=108×8,000年)
カリ・ユガ 432,000年間(=108×4,000年)
また4,320,000年間(=108×40,000年)を1マハー・ユガと呼び、1,000マハー・ユガ(=1カルパ)がブラフマーの昼(夜)の時間といわれています。
このように、吉数である9の美徳を仏陀が備えるということは、仏陀が完全な人間であることの証とされます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「ブッダ・プージャー・チャンティング by Shri Aswath」(トラック3)
・「ブッダ・チャント」(トラック6)

法の六徳(ダンマ・ヴァンダナ)

・svAkkhAto bhagavatA dhammo samditthiko akAliko
ehipassiko opanayiko pacchattam veditabbo vimnyUhIti
・スヴァッカートー・バガヴァターダンモー・サンディッティコー・アカーリコー
エーヒパッシコー・オーパナイコー・パッチャッタン・ヴェーディタッボー・ヴィンニューヒーティ
・意味:仏陀によって詳しく説かれた法は、誰にとっても明瞭であり、永遠不変であり、体験でき、涅槃へ導くものであり、賢者によって見出される真理です。

パーリ語による法の六徳(ダンマ・ヴァンダナ)です。
人々が遵守すべきダルマは、
1.仏陀によって十分に説かれたものであり、
2.かつ誰にでも分かりやすいものであり、
3.時代の流れとともに変化することのない永遠の真理であり、
4.誰にでも体験することができ、
5.窮極の目的に導くものであり、
6.賢者は自ら知りうることのできるものである
とされています。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「ブッダ・プージャー・チャンティング by Shri Aswath」(トラック4)
・「ブッダ・チャント」(トラック7)

僧伽の九徳(サンガ・ヴァンダナ)

・supatipanno bhagavato sAvaka sangho
ujupatipanno bhagavato sAvaka sangho
nyAyapatipanno bhagavato sAvaka sangho
sAmIcipatipanno bhagavato sAvaka sangho
yadidam cattAri purisayugAni
attha purisa puggalA esa bhagavato sAvaka sangho
Ahuneyyo pAhuneyyo dakkhineyyo
amjalikaranIyo anuttaram pumnyAkkhettam
lokassA ti
・スパティパンノー・バガヴァトー・サーヴァカサンゴー
ウジュパティパンノー・バガヴァトー・サーヴァカサンゴー
ニャーヤパティパンノー・バガヴァトー・サーヴァカサンゴー
サーミーチパティパンノー・バガヴァトー・サーバカサンゴー
ヤディダン・チャッターリ・プリサユガーニ・アッタプリサ・プッガラー
エーサ・バガヴァトー・サーヴァカサンゴー
アーフネーッヨー・パーフネーッヨー・ダッキネーッヨー
アンジャリカラニーヨー・アヌッタラン・プンニャーケーッタン・ローカッサー・ティ
・意味:仏陀の弟子の僧団は、欲望、憎しみ、怒りを自ら取り除くための訓練を積まれたものであり、八道をまっすぐに歩むものであり、至高の真理を理解し苦しむ人々を明るく照らすものであり、法の道を指し示すものたちです。
この四双八輩といわれる八類の弟子たちは、遠方からの供物を受けるに値し、上客として接待を受けるに値し、捧げられた供物を受けるに値し、礼拝を受けるに値し、世の無上の福田です。

仏陀の僧伽の九徳(サンガ・ヴァンダナ)です。
最初の四徳では、彼らが正しい修行を行っていることを讃え、後半の五徳では、彼らが供養を受けるに値する人々であることを述べています。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「ブッダ・プージャー・チャンティング by Shri Aswath」(トラック5)
・「ブッダ・チャント」(トラック8)

三帰依文(ティサラナ)

・buddham saranam gacchAmi
dhammam saranam gacchAmi
sangham saranam gacchAmi
dutiyampi buddham saranam gacchAmi
dutiyampi dhammam saranam gacchAmi
dutiyampi sangham saranam gacchAmi
tatiyampi buddham saranam gacchAmi
tatiyampi dhammam saranam gacchAmi
tatiyampi sangham saranam gacchAmi
・ブッダム・サラナム・ガッチャーミ
ダンマム・サラナム・ガッチャーミ
サンガム・サラナム・ガッチャーミ
ドゥティヤムピ・ブッダム・サラナム・ガッチャーミ
ドゥティヤムピ・ダンマム・サラナム・ガッチャーミ
ドゥティヤムピ・サンガム・サラナム・ガッチャーミ
タティヤムピ・ブッダム・サラナム・ガッチャーミ
タティヤムピ・ダンマム・サラナム・ガッチャーミ
タティヤムピ・サンガム・サラナム・ガッチャーミ
・意味:仏に帰命し奉る
法に帰命し奉る
僧に帰命し奉る
再び、仏に帰命し奉る
再び、法に帰命し奉る
再び、僧に帰命し奉る
三度、仏に帰命し奉る
三度、法に帰命し奉る
三度、僧に帰命し奉る

仏・法・僧に帰依することを誓う三帰依文(ティサラナ)です。サンスクリット語の読みは「サラナム」が「シャラナム」となります。
インドでは、シャーンティ・マントラに見られるように、自身の内面(アーディヤートミカ)、精神世界や霊界(アーディバウティカ)、神々の世界(アーディダイヴィカ)の三界における祈願をするために、同じマントラが三度唱えられます。
ここでは物質的自己、精神的自己、至高の自己のすべての階層において、仏・法・僧に帰依することを誓います。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「ブッダ・プージャー・チャンティング by Shri Aswath」(トラック1)
・「ブッダ・チャント」(トラック2)

礼拝文(ブッダ・ナマナム)

・namo tassa bhagavato arahato sammA sambuddhassa
・ナモー・タッサ・バガヴァトー・アラハトー・サンマー・サンブッダッサ
・意味:阿羅漢であられ、正自覚者であられ、福運に満ちた世尊に帰命し奉る

礼拝文(ブッダ・ナマナム)として知られる礼拝を始める前に3回繰り返し唱えられるマントラです。完全に悟りを得た仏陀に全託することによって、これから行われる儀式の成功ならびに、心の平安を祈念します。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「ブッダ・プージャー・チャンティング by Shri Aswath」(トラック1)
・「ブッダ・チャント」(トラック1)

ガテー・ガテー・パーラガテー

・gate gate pAragate
pArasamgate bodhi svAhA
・ガテー・ガテー・パーラガテー
パーラサンガテー・ボーディ・スヴァーハー

般若心経のエッセンスといわれるマントラです。
ジャパ・マントラとして、「オーム」を前につけて、繰り返し唱えられることもあります。また国内ではあまり聞く機会はありませんが、海外ではこのマントラにさまざまなメロディーをつけて歌われています(下参照)。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「ブッダ・プージャー・チャンティング by Shri Aswath」(トラック15)