視力向上のためのスーリヤ・マントラ

視力の向上、視力の回復のために唱えることが勧められる太陽神のマントラです。

チャークシュシャ・ウパニシャッドでは、目や視力に関する様々な病の治療法が記されています。そこでは、太陽神へ祈りを捧げることが、視力の向上、視力の回復に繋がると説かれます。

太陽は、私たちを光に導く存在です。古代より、賢者や聖者たちは目や視力の健康のために常に太陽を礼拝してきました。健康や活力を授け、暗闇に光をもたらす存在として、太陽は現代でも広く崇められています。


・ॐ ह्रां ह्रीं ह्रौं सः सूर्याय नमः
・om hrāṁ hrīṁ hrauṁ saḥ sūryāya namaḥ
・オーム・フラーン・フリーン・フラウン・サハ・スーリヤーヤ・ナマハ

万物は、視力、光、知識、そして神性の輝きといった力を太陽から受けています。チャークシュシャ・ウパニシャッドは、太陽は私たちを無知の暗闇から解放する存在であると伝えています。

マンガル・ドーシャ解消のためのマントラ


ॐ क्रां क्रीं क्रौं सः भौमाय नमः
om krāṁ krīṁ krauṁ saḥ bhaumāya namaḥ

オーム・クラーン・クリーン・クラウン・サハ・バウマーヤ・ナマハ

男女の出会いにおいて、大きな問題となる原因としてマンガル・ドーシャがよく知られています。
結婚生活における問題や、その他吉兆なイベントや仕事の障壁となる原因は、マンガル・ドーシャによるものと考えられています。
特に、結婚に関する問題は、このドーシャが非常に大きな影響を与えるといわれます。

火星(マンガル)は行動を象徴する惑星であり、ホロスコープで重要な役割を持ちますが、火星のエネルギーが正しいバランスで保たれている人々は、非常に少ないといわれています。
火星の良い面では、活力、意志、自信、モチベーションなどの特性が挙げられますが、逆にこれらは、対立、競争、支配などに繋がる可能性があります。
火星が特に「クジャ・ドーシャ」の影響を受ける時は、早すぎる死、パートナーの死などの象徴となることがあります。

チャート上で火星が傷ついているホロスコープは、マンガリック・ホロスコープとして知られています。
これは、火星がナタル・チャート(出生時の天宮図)において、1, 4, 7, 8, 12室のいずれかに配置される場合に当たります。
特に、結婚において良くない影響を与える配置として知られ、不快、苦痛、緊張関係、別居、離婚の原因と考えられています。
ただし、マンガリック・ホロスコープを持つ2人が結婚した場合は、これらの影響はキャンセルされるといわれています。

このマンガル・ドーシャ解消のためのマントラは、これらのマンガル・ドーシャを解消するためのビージャ・マントラからなる祈りです。
毎週火曜日に、レッドコーラルの数珠を用いて、このマントラを少なくとも108回唱えることが勧められます。
また、ハヌマーン神の礼拝を行うこともマンガル・ドーシャ解消のために役立つとされています。

不運を幸運に変えるためのマントラ・サーダナ

シヴァ神とチャンドラ神(月)を讃えるマントラを通じた、不運を幸運に変えるためのマントラ・サーダナをご紹介いたします。

月曜日にシヴァ神を礼拝しながらチャンドラ神のマントラを唱えることは、不運を幸運に変える力があるとされます。
シヴァ神は、乳海攪拌において生み出された猛毒を飲み込んだ際、その影響を和らげるために、三日月を頭に乗せて冷やしたと伝えられます。
満ち欠けをする月は、始まりや終わりのある「時」の巡りを象徴すると伝えられてきました。
そんな変化の象徴を頭に乗せるシヴァ神は、その移り変わりを超越した偉大な存在であり、時や心の支配者にも他ありません。
外界の世界は、常に巡り、変化を続けています。
時を超えた永遠の存在に身を委ねる時、心は穏やかに定まり、不運を幸運に変える力を得ることができると信じられます。

人生においては、どんな人も不運の時期を経験します。
この局面を克服するためには、不断の努力と心構えが必要です。
こうした修練を通じて、前向きな姿勢を保ちながら、永遠の存在を信じる人は、どんなに厳しい運も克服することができるでしょう。


・श्रीं चन्द्राय सदाराध्याय नमः
・śrīṁ candrāya sadārādhyāya namaḥ

・シュリーン チャンドラーヤ サダーラーディヤーヤ ナマハ
・意味:常に礼拝されるべきチャンドラ神に帰依いたします。

このマントラは、以下のような方法で、唱えることが勧められます。

・月曜日の夕方に身を清め、白色の服を着用します。
・シヴァ神の神像やヤントラや絵をお祀りし、月を見ながら礼拝を行います。
・供物として、白い花、聖水、チャンダン・ペースト(白檀のペースト)、お香、白色のお菓子、またはキール(ミルク粥)を捧げます。
・チャンドラ・マントラを108回唱えます。
・家族や親しい人々と、お菓子やキールを分け合います。

参照:Chandra Mantra to Change Bad Luck to Good Luck

サディサティ・ドーシャ解消のためのマントラ


・ॐ नीलाञ्जन समाभासं रविपुत्रं यमाग्रजम्‌
छाया मार्तण्ड सम्भूतं तं नमामि शनैश्चरम्‌
・om nīlāñjana samābhāsaṁ raviputraṁ yamāgrajam‌
chāyā mārtaṇḍa sambhūtaṁ taṁ namāmi śanaiścaram‌

・オーム ニーラーンジャナ サマーバーシャン ラヴィプトラン ヤマーグラジャム
チャーヤー マールターンダ サムブータン タン ナマーミ シャナイシュチャラム
・意味:色が青黒く、太陽の息子であり、ヤマ神の兄弟であり、
チャーヤーのもとに生まれた、ゆっくり動くシャニ神を礼拝します。

サディサティ・ドーシャを解消するために勧められるシャニ神のマントラのひとつです。
サディサティの影響下にある人は、サディサティの7年半以内に、このシャニ・マントラを23000回唱えることが勧められます。
シャニ・マントラの23000回の詠唱は、23日以内に終えることが勧められるため、1日に10マーラー(108×10回)を唱えると、23日間で唱え終えることができます。
幼少である場合は、両親が代わりにマントラを唱えることができます。
このシャニ神への祈りを捧げる間は、シンプルな食事を心がけます。
ベッドではなく床にシーツを敷いて寝る、禁欲生活を心がけることも勧められます。
また、シャニ・マントラの祈りは、1か所に座って、1度に行うことが勧められます。
シャニ神の礼拝方法は、こちらでご紹介しています。

怠け心を取り除くためのマントラ・サーダナ

怠け心を取り除くためのマントラ・サーダナをご紹介いたします。

怠惰や無気力といったネガティブなエネルギーは、人間の最大の敵となり得ることがあり、時に心身に病を生み出すものでもあります。
このマントラ・サーダナでは、早朝に太陽に向かい、以下のスーリヤ神(太陽神)を礼拝するマントラを108回唱えます。


・ॐ नमो भगवते सूर्याय स्वाहा
・om namo bhagavate sūryāya svāhā

・オーム ナモー バガヴァテー スーリヤーヤ スヴァーハー

マントラを唱える間、シルクの紐を手に持ちます。
マントラを唱え終えたら、シルクの紐を左手の親指に巻き付けます。
シルクの紐を左手の親指に巻き付けられない場合は、片足で立ち、このマントラを唱えます。
自分自身の内から怠惰や無気力が消え失せるまで、このマントラ・サーダナを毎朝繰り返します。

スーリヤ神は、世界中の人々が古くから礼拝してきた自然の恵みであり、多くの別名があります。
スーリヤ神を礼拝することによって、健康、活力、良運がもたらされ、さまざまな困難が解消されるといわれます。

参照:Mantra To Remove Laziness

美しさを得るためのマントラ・サーダナ

美しさを得るためのマントラ・サーダナをご紹介いたします。

インドでは、美しさや輝きを得るために、月を礼拝することが伝統的に行われています。
このマントラ・サーダナを通じては、月を瞑想しながら、以下のマントラを108回唱えます。
特に、満月の日に実践することが勧められます。
または、月を礼拝する吉日である月曜日に行うことも良いでしょう。


・ॐ चन्द्राय नमः
・om candrāya namaḥ

・オーム・チャンドラーヤ・ナマハ
・意味:チャンドラ神(月)に帰依いたします。

夜空に輝く月は、うっとりするほど美しく見える時があります。
満ちる時、欠ける時、さまざまに変化をするその姿に、心惹かれることも少なくありません。

インドでは、月が満ち欠けをするようになった理由の一つに、ガネーシャ神との深い繋がりが伝えられます。
ガネーシャ神は、誕生日に好物の甘いお菓子をたらふく食べた後、大きなお腹でバランスを崩し転んでしまいます。
空の月は、ガネーシャ神のこの失態を見て大笑いをしました。
ガネーシャ神はひどく怒り、月に呪いをかけると、月の美しさは満ち欠けをするようなったと言われます。

しかし、過ちに気づいた月はガネーシャ神に許しを乞いました。
そして、その美しさが変化を見せるようになるも、夜空で輝き続けるようになったと言われます。
私たち自身も、内面の美しさは、外面の美しさよりもはるかに強力であるということを常に意識しておくことが大切となるでしょう。

参照:Mantra for Beauty

ナヴァグラハ・ガーヤトリー・マントラ

一生懸命に働いても、よい行いをしていても、人生で辛いときというのはあるものです。
この理由の背後には、避けることのできない惑星の悪い配置、ホロスコープの影響があるとされます。
ヴァラーハミヒラのような古代の天文学者によると、惑星はほぼ直接的に人間に影響をおよぼすとされています。
それと同時に、われわれの祖先は、マントラのような音の波動により、惑星の悪影響を取りのぞく方法を見出しました。

「ガーヤトリー」とは、もともと韻律の一種であり、8音節の句を3つ重ねた、合計24音節からなる詩形を意味します。
このマントラの24音節からなる詠唱は、人間の肉体の24の異なる部位に共鳴するといわれます。
また、詠唱によって特別なオーラが肉体の周囲に生み出されるといいます。
これらの2つの変化によって、わたしたちは次の2つの恩恵を手にします。
すなわち、宇宙の神秘についての天啓と、過去世に犯した罪の浄罪です。
このようにして、人は輪廻の循環から自由になることができます。

9つの惑星であるナヴァグラハのガーヤトリー・マントラをご紹介いたします。
(複数あるナヴァグラハ・ガーヤトリー・マントラの一部をご紹介しています。)


सूर्य(sūrya、スーリヤ(太陽))
・ॐ भास्कराय विद्महे महद्युतिकराय धीमहि ।
तन्नो आदित्यः प्रचोदयात्‌ ॥

・om bhāskarāya vidmahe mahadyutikarāya dhīmahi |
tanno ādityaḥ pracodayāt ||
・オーム バースカラーヤ ヴィッドゥマヘー マハディユティカラーヤ ディーマヒ
タンノー アーディティヤハ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがバースカラ(光をつくる方)を知り、偉大なディユティカラ(光彩を放つ方)を瞑想できるように
アーディティヤ(アディティの息子)よ、我らを導き給え

चन्द्र(candra、チャンドラ(月))
・ॐ निशाकराय विद्महे कलानाथाय धीमहि ।
तन्नश्चन्द्रः प्रचोदयात्‌ ॥

・om niśākarāya vidmahe kalānāthāya dhīmahi |
tannaścandraḥ pracodayāt ||
・オーム ニシャーカラーヤ ヴィッドゥマヘー カラーナーターヤ ディーマヒ
タンナシュチャンドラハ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがニシャーカラ(夜をつくる方)を知り、カラーナータ(時の主)を瞑想できるように
チャンドラ(月)よ、我らを導き給え

अंगारक(aṁgāraka、アンガーラカ(火星))
・ॐ अंगारकाय विद्महे भूमिपालाय धीमहि ।
तन्नः कुजः प्रचोदयात्‌ ॥

・om aṁgārakāya vidmahe bhūmipālāya dhīmahi |
tannaḥ kujaḥ pracodayāt ||
・オーム アンガーラカーヤ ヴィッドゥマヘー ブーミパーラーヤ ディーマヒ
タンナハ クジャハ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがアンガーラカ(火星)を知り、ブーミパーラ(大地の守護者)を瞑想できるように
クジャ(大地の息子)よ、我らを導き給え

बुध(budha、ブダ(水星))
・ॐ गजध्वजाय विद्महे सुखहस्ताय धीमहि ।
तन्नो बुधः प्रचोदयात्‌ ॥

・om gajadhvajāya vidmahe sukhahastāya dhīmahi |
tanno budhaḥ pracodayāt ||
・オーム ガジャドゥヴァジャーヤ ヴィッドゥマヘー スカハスターヤ ディーマヒ
タンノー ブダハ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがガジャドゥヴァジャ(象の旗を持つ方)を知り、スカハスタ(喜びの手をした方)を瞑想できるように
ブダ(水星)よ、我らを導き給え

गुरु(guru、グル(木星))
・ॐ सुराचार्याय विद्महे सुरश्रेष्ठाय धीमहि ।
तन्नो गुरुः प्रचोदयात्‌ ॥

・om surācāryāya vidmahe suraśreṣṭhāya dhīmahi |
tanno guruḥ pracodayāt ||
・オーム スラーチャーリヤーヤ ヴィッドゥマヘー スラシュレーシュターヤ ディーマヒ
タンノー グルフ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがスラーチャーリヤ(神々の教師である方)を知り、スラシュレーシュタ(神々の中でもっとも尊い方)を瞑想できるように
グル(木星)よ、我らを導き給え

शुक्र(śukra、シュクラ(金星))
・ॐ रजदाभाय विद्महे भृगुसुताय धीमहि ।
तन्नः शुक्रः प्रचोदयात्‌ ॥

・om rajadābhāya vidmahe bhṛgusutāya dhīmahi |
tannaḥ śukraḥ pracodayāt ||
・オーム ラジャダーバーヤ ヴィッドゥマヘー ブリグスターヤ ディーマヒ
タンナハ シュクラハ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがラジャダーバ(銀色の栄光)を知り、ブリグスタ(ブリグの息子)を瞑想できるように
シュクラ(金星)よ、我らを導き給え

शनीश्वर(śanīśvara、シャニーシュヴァラ(土星))
・ॐ काकध्वजाय विद्महे खड्गहस्ताय धीमहि ।
तन्नो मन्दः प्रचोदयात्‌ ॥

・om kākadhvajāya vidmahe khaḍgahastāya dhīmahi |
tanno mandaḥ pracodayāt ||
・オーム カーカドゥヴァジャーヤ ヴィッドゥマヘー カドゥガハスターヤ ディーマヒ
タンノー マンダハ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがカーカドヴァジャ(カラスの旗を持つ方)を知り、カドガハスタ(刀を手にした方)を瞑想できるように
マンダ(遅い方)よ、我らを導き給え

राहु(rāhu、ラーフ)
・ॐ नाकध्वजाय विद्महे पद्महस्ताय धीमहि ।
तन्नो राहुः प्रचोदयात्‌ ॥

・om nākadhvajāya vidmahe padmahastāya dhīmahi |
tanno rāhuḥ pracodayāt ||
・オーム ナーカドゥヴァジャーヤ ヴィッドゥマヘー パドマハスターヤ ディーマヒ
タンノー ラーフフ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがナーカドゥヴァジャを知り、パドマハスタ(蓮を手にした方)を瞑想できるように
ラーフよ、我らを導き給え

केतु(ketu、ケートゥ)
・ॐ चित्रवर्णाय विद्महे सर्परूपाय धीमहि ।
तन्नः केतुः प्रचोदयात्‌ ॥

・om citravarṇāya vidmahe sarparūpāya dhīmahi |
tannaḥ ketuḥ pracodayāt ||
・オーム チトラヴァルナーヤ ヴィッドゥマヘー サルパルーパーヤ ディーマヒ
タンナハ ケートゥフ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがチトラヴァルナを知り、サルパルーパ(蛇の姿をする方)を瞑想できるように
ケートゥよ、我らを導き給え

ナヴァグラハ・ビージャ・マントラ

一生懸命に働いても、よい行いをしていても、人生で辛いときというのはあるものです。
この理由の背後には、避けることのできない惑星の悪い配置、ホロスコープの影響があるとされます。
ヴァラーハミヒラのような古代の天文学者によると、惑星はほぼ直接的に人間に影響をおよぼすとされています。
それと同時に、われわれの祖先は、マントラのような音の波動により、惑星の悪影響を取りのぞく方法を見出しました。

サンスクリット語は神の言語であり、それにより唱えられるマントラは確実な効果をもたらすとされます。
マントラは、広大な身体という宇宙を隅々まで走査する、心と体のウィルス・スキャナーのように働きます。
したがって、マントラを聴いたり、唱えたりすることで、音の波動による力により、人間のすべての病、苦しみ、恐れが取りのぞかれ、平安、よろこび、そして繁栄に満ちた幸せな人生への道が約束されると信じられます。

各々の惑星の悪影響を緩和させるマントラの一つに、ナヴァグラハ・ビージャ・マントラがあります。
「ビージャ」とは、サンスクリット語で「種」をあらわす言葉です。
ビージャ・マントラは、その内部に重要な意味をもち、表面的には意味を持たないことが多いでしょう。
それらの意味は、非常に微細で、神秘的なものです。
ビージャ・マントラの姿は、それを示している神々の姿となります。

スーリヤ(太陽)
ॐ ह्रां ह्रीं ह्रौं सः सूर्याय नमः
om hrāṁ hrīṁ hrauṁ saḥ sūryāya namaḥ
オーム・フラーン・フリーン・フラウン・サハ・スーリヤーヤ・ナマハ

チャンドラ(月)
ॐ श्रां श्रीं श्रौं सः चन्द्रमसे नमः
om śrāṁ śrīṁ śrauṁ saḥ candramase namaḥ
オーム・シュラーン・シュリーン・シュラウン・サハ・チャンドラマセー・ナマハ

マンガル(火星)
ॐ क्रां क्रीं क्रौं सः भौमाय नमः
om krāṁ krīṁ krauṁ saḥ bhaumāya namaḥ
オーム・クラーン・クリーン・クラウン・サハ・バウマーヤ・ナマハ

ブダ(水星)
ॐ ब्रां ब्रीं ब्रौं सः बुधाय नमः
om brāṁ brīṁ brauṁ saḥ budhāya namaḥ
オーム・ブラーン・ブリーン・ブラウン・サハ・ブダーヤ・ナマハ

グル(木星)
ॐ ग्रां ग्रीं ग्रौं सः गुरवे नमः
om grāṁ grīṁ grauṁ saḥ gurave namaḥ
オーム・グラーン・グリーン・グラウン・サハ・グラヴェー・ナマハ

シュクラ(金星)
ॐ द्रां द्रीं द्रौं सः शुक्राय नमः
om drāṁ drīṁ drauṁ saḥ śukrāya namaḥ
オーム・ドラーン・ドリーン・ドラウン・サハ・シュクラーヤ・ナマハ

シャニ(土星)
ॐ प्रां प्रीं प्रौं सः शनैश्चराय नमः
om prāṁ prīṁ prauṁ saḥ śanaiścarāya namaḥ
オーム・プラーン・プリーン・プラウン・サハ・シャナイシュチャラーヤ・ナマハ

ラーフ
ॐ भ्रां भ्रीं भ्रौं सः राहवे नमः
om bhrāṁ bhrīṁ bhrauṁ saḥ rāhave namaḥ
オーム・ブラーン・ブリーン・ブラウン・サハ・ラーハヴェー・ナマハ

ケートゥ
ॐ स्रां स्रीं स्रौं सः केतवे नमः
om srāṁ srīṁ srauṁ saḥ ketave namaḥ
オーム・スラーン・スリーン・スラウン・サハ・ケータヴェー・ナマハ

シャニ・ガーヤトリー・マントラ


・ॐ काकध्वजाय विद्महे खड्गहस्ताय धीमहि ।
तन्नो मन्दः प्रचोदयात्‌ ॥

・om kākadhvajāya vidmahe khaḍgahastāya dhīmahi |
tanno mandaḥ pracodayāt ||
・オーム カーカドゥヴァジャーヤ ヴィッドゥマヘー カドゥガハスターヤ ディーマヒ
タンノー マンダハ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがカーカドヴァジャ(カラスの旗を持つ方)を知り
カドガハスタ(刀を手にした方)を瞑想できるように
マンダ(遅い方)よ、我らを導き給え

土星の神であるシャニ神に捧げられるガーヤトリー・マントラです。
ヴェーダの神話においては、土星は太陽の息子であり、太陽の影の妻チャヤの下に生まれました。
太陽の第一婦人サンジャナの子供たちのひとりから怒りを買い、足を折られてしまったために、土星は足が不自由です。
足を引きずって歩くことから、惑星の中で一番ゆっくりと進みます。
マンダ(遅いもの)としても知られる土星は、一般的にサディ・サティ(7年半続く)や、アシュタマ・シャニ(第8室にあり、2年半続く)といったある特定のハウスに位置するとき、人に逆境をもたらすことで知られています。

さまざまな問題や心配事を緩和するシャニ神の千の御名

神の言語であるサンスクリット語による祈りは、精神的・肉体的な問題を癒すヒーリング・サウンドとして作用し、人々の願望や、魂の欲求を満たすことができると信じられています。その一つに、土星の神であるシャニ神を讃える千の御名(シャナイシュチャラ・サハスラナーマ)があります。

シャナイシュチャラ(サンスクリット語で、ゆっくり動くものの意味)は、恩寵を与える者、そして破壊する者の両側面があることで知られています。スーリヤ(太陽)とチャーヤー(スーリヤの侍女、影の意味)の間にできたシャナイシュチャラ(土星)は、9惑星の中でも、もっとも恐れられています。それは、生涯にわたり、人々の幸福を左右する存在であるとされているからです。しかし、シャナイシュチャラへの祈りは、さまざまな問題や心配事を緩和する力があります。

インド占星術では、土星は、注意力の欠如や無知をあらわしています。そして、長寿、不幸、悲哀、老化、死、規律、制約、責任、遅延、野心、リーダーシップ、権威、謙そん、実直、英知などのカーラカ(指示体)、また禁欲生活、拒絶、無執着、霊性、苦行、組織、現実、時なども示しています。

ホロスコープ上で、土星が他の惑星とどのような関係を持つか、どのような位置にあるかで、人の一生を通じて影響を与えつづけると信じられています。シャナイシュチャラは、各ラーシには2年半滞在します。ホロスコープ上において、出生時の月の位置を第1室とした場合、第12室、第1室、第2室を土星が通過する期間は、ナートゥ・シャニと呼ばれ、それは7年半続きます。また第4室にあるときには、アルダーシュタマ・シャニと呼ばれ、第8室にあるときには、アシュタマ・シャニと呼ばれます。このような期間は、問題に直面しやすい時期であるとされています。
一生涯において、7年半続くナートゥ・シャニはおよそ3度巡ってきます。最初のサイクルはマング・シャニと呼ばれ、本人よりもむしろ近親者に影響があるとされます。第2サイクルはポーング・シャニと呼ばれ、家庭内や事業面での影響があるとされます。第3サイクルは、マーラナ(死)・シャニと呼ばれ、子供、家族、健康面に影響を与え、本人の死を意味することもあります。
そして政治問題、配偶者、子供、ビジネスの後退、財産の損失、病などは、土星のトランジットによって引き起こされます。

しかし、シャナイシュチャラは、有益なグラハ(惑星)です。なぜなら、困難なくして成就はありえず、そしてまた、どのような困難であろうとも、心からの祈りによって克服することができるからです。シャニ神の祈りに耳を傾け、その力に触れることで、さまざまな問題や心配事を緩和することができるでしょう。