ナヴァラートリー祭の始まり

2017年9月20日は新月です。この新月を過ぎると、いよいよ9日間に渡る秋のナヴァラートリー祭が始まります。2017年は9月21日から9月29日まで祝福されます。

このナヴァラートリー祭の初日に欠かすことができない行いに、ガタ・スターパナ(カラシャ・スターパナ)という儀式があります。プージャーを行う部屋には祭壇と共に苗床を準備し、大麦の種を蒔いて女神を呼び覚まします。この祭壇を通じ、9日間に渡ってプージャーを執り行い、苗床には毎日水を捧げ、敬虔な人々は9日間に渡って灯りを灯し続けます。大麦が芽を出すと、宇宙を育む根源のエネルギーである女神の力を崇めることができます。

ガタ・スターパナの様子。

秋が深まるこの季節、その天候の移り変わりは、私たちの身体にさまざまな影響を与えます。太陽の高さ、風の向きは変わり、受けるエネルギーにも大きな変化が生じます。こうした季節の変わり目に祝福されるナヴァラートリー祭は、断食や女神のへ祈りを通じ、その変化に均衡と安定をもたらすといわれます。変化が生み出すものに打ち勝ち、不変のものと繋がる術を、女神を通じ学ぶ時がこのナヴァラートリー祭です。皆さまの下にも、女神たちの恩寵が多くありますよう心よりお祈り申し上げます。

光の祭典−ディーワーリー(ディーパーヴァリー)

2017年10月19日は、ヒンドゥー教の三大祭のひとつであるディーワーリーの祝日です。このお祭りは、別名ディーパーヴァリーともよばれ、サンスクリット語では「光の列、夜のイルミネーション」を意味します。
この祭典期間中は、ろうそくや煌びやかな照明がインド全国の街中で灯され、その美しさはおおくの人々を魅了します。

このお祭りは、以下のように解説されています[1]。

「ディーパーヴァリーは「光の祭典」として知られ、正義が悪に打ち勝った象徴である。ランプには、その勝利の祝福と人類の希望の記として、灯が点される。ディーワーリーまたはディーパーヴァリー(陶器製のランプの列)を祝う理由は、ラーマが宮殿から追放され14年間を森で暮らす間に、シーターを奪った羅刹王ラーヴァナを殺し、凱旋したラーマを祝福するためである。ラーヴァナを殺した日は、ダシャラー(ディーワーリーの19〜21日前日)として祝われる。祭典は、光とランプに焦点がおかれ、地域によっては、花火が打ち上げられるところもある。

ディーパーヴァリーは、ヒンドゥー暦のアーシュヴィン月に6日間連続で祝われる。おおよそ10月あるいは11月に行われるが、インドでは、もっとも人気があり、待ち望まれている祭典のひとつである。ヒンドゥー教徒、ジャイナ教徒、シーク教徒は、この祭典を、人生の祝福、そして家族と社会の絆を深めるために祝う。ジャイナ教徒にとっては、もっとも重要な祭典であり、ジャイナ教暦では新年にあたる。またシーク教徒にとっても、信仰上重要な祭典である。

・ヒンドゥー教における意義
祭典は、悪に対する正義の勝利を象徴する。サンスクリット語のディーパーヴァリーは、光が暗闇に勝利したことをあらわす光の列を意味する。サンスクリット語の知識が廃れるにしたがい、特に北インドでは、名称が一般にディーワーリーと変化した。

ディーワーリーの日は、多くの人は新しい服を身につけ、お菓子を分け合い、爆竹を鳴らす。北インドの経済界では、事業年度はディーワーリーの日に開始され、新しい商業帳簿はこの日から付けられる。

ヒンドゥーでは、この祭典を祝う理由を、次のようにいくつか挙げている。

・スカンダ・プラーナによると、女神シャクティは、シヴァ神の半身を手に入れるために、シュクラ・パクシャのアシュタミー(月が満ちる時)から21日間の苦行を行った。この誓願(ヴラタ)は、ケーダラ・ヴラタとして知られる。ディーパーヴァリーは、この苦行が完了した日である。この日、シヴァ神は左半身にシャクティを受け入れ、アルダナーリーシュヴァラとして顕現した。熱心な帰依者は、空間を意味するカラシャと呼ばれる容器に21本の紐を入れ、35日間21種類の供養を行う。最終日はケーダラ・ガウリー・ヴラタとして祝われる。

・ディーワーリーは、アヨーディヤの王ラーマが羅刹王ラーヴァナを殺し、シーターと弟のラクシュマナとともに、アヨーディヤへと凱旋した祝いでもある。道に沿ってオイルランプに灯りを点すことで、暗闇にある人々の道を照らすと信じられている。北インドでは、祭典はヴィクラム暦の最終日に行われる。次の日は北インドの新年にあたり、アンナクットと呼ばれる。

・クリシュナの妻のひとりであるサティヤバーマーによって、大破壊をもたらした悪鬼ナラカースラ(地獄のアスラの意味)が倒された祝日。クリシュナのアヴァターの時代であるドゥヴァーパラ・ユガにもたらされた。別の解釈では、悪鬼はクリシュナ自身に倒されたともいわれる。南インドでは、シャリヴァハナ暦にしたがうため、ディーワーリーの新年は一致しない。
(以下略)」

地方によっては、女神ラクシュミーをお祀りするところなどもあるようです。この日はインドの習慣にならって、ランプに灯を点し正義の復興を願ったり、日頃お世話になっている人々に贈り物をしてみるのもよいかもしれませんね。

出典
[1] Wikipedia “Diwali”, http://en.wikipedia.org/wiki/Diwali

ヴィシュヴァカルマン・プージャー2017

vishwakarma

2017年9月17日はヴィシュヴァカルマン・プージャーの吉日です。

ヴィシュヴァカルマン・プージャーは、北インドや東インドにて行われる祝祭です。

ヴィシュヴァカルマンは、インド神話においてあらゆるものを設計した神として知られています。現在でも、物造りや技術の神様として、工場などにおいて広く祀られ崇められています。

ヴィシュヴァカルマン・プージャーはヴィシュヴァカルマンの生誕日だとする説もありますが、あらゆるものを設計し、創造したとされるヴィシュヴァカルマンは全ての起源であるとされることから、生誕日が存在することはつじつまが合わないとする信仰もあります。

それでもこの日は特に、物造りに関わる人々にとってはとりわけ吉兆な時であり、ヴィシュヴァカルマンへのプージャーが熱心に執り行われます。

※ヴィシュヴァカルマン・プージャーは、ガネーシャ降誕祭の最終日であったり、カニャー・サンクラーンティ(太陽が乙女座に変遷する時)であったり、地域や慣習によって異なります。

参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Vishvakarman

ピトリ・パクシャ2017

日本において先祖供養が行われるお彼岸の中日は、秋分の日(昼と夜の長さがほぼ同じになる日)として知られています。悟り(仏)の世界を彼岸、煩悩に満ちた世界を此岸と呼ぶ仏教では、彼岸は西に、此岸は東にあるとされてきました。太陽が真東から昇り真西に沈むこの秋分(また春分)は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなるとされ、この時に先祖を供養する行いがされるようになったと言われます。

インドではこの先祖供養の時にあたるのが、2017年は9月7日から9月20日までの約2週間、ピトリ・パクシャと呼ばれる期間です。この間は、先祖が地上にもっとも近づくと言われ、熱心な先祖供養の行いが執り行われます。それにはこんな言い伝えがあります。

マハーバーラタに登場する不死身の英雄カルナ王は、多くの人々に金や銀を与えてきましたが、天界にいった時、食事と水を与えられず空腹に苦しみました。それは、カルナ王が人々に金と銀しか与えず、食事と水を施さなかったことに理由がありました。神々はカルナ王に、地上に戻り人々に食事と水を施す機会を与えます。再び地上に戻り、人々へ食事と水を施したカルナ王は、その後、天界で幸せに暮らしたと言われています。

カルナ王が地上に戻ったのが、このピトリ・パクシャの約2週間であるとされ、人々は先祖だけでなく、貧しい人々への食事の施しを熱心に行います。インドでは、私たちは先祖と血縁関係で結ばれているだけでなく、先祖の行いや思いの影響を非常に強く受けていると信じられています。先祖を飢えさせないよう、先祖だけでなく、貧しい人々にも食事や水を恵むことで、先祖の魂は満たされ、私たちもまた祝福されると伝えられてきました。何より、そうして行われる善行は私たち自身の行いを清めるものでもあり、これから先をより良い方向へ導くものに他ありません。

さまざまな聖典の記述に従って複雑な儀式が執り行われるインドの先祖供養では、シュラーッダと呼ばれる儀式が重要視されます。「信頼」や「信念」を意味するシュラーッダは、信愛から生じる不変的な気づきに他なく、家族という身近な存在を敬う気持ちが、私たちをより良い道へと導きます。起こる物事にはすべて大切な意味があり、それらが私たちのこれからを最善に導いていることに気づき、こうして与えられた今という機会を大切に生きていきたいと感じています。

(文章:ひるま)

参照:”Significance of Pitru Paksha”, http://www.speakingtree.in/blog/significance-of-pitru-paksha

アナンタ・チャトゥルダシー2017

2017年は8月25日、インドで盛大に祝福されたガネーシャ・チャトゥルティー(降誕祭)は、それから10日間続く祝祭として知られ、ガネーシャへの礼拝がより一層深く行われる時が続いています。そしてその10日目にあたるのが9月5日のアナンタ・チャトゥルダシーと呼ばれる吉日です。

ガネーシャ降誕祭を祝福するこの10日間、伝統に従う人々は、土でできたガネーシャ神像をそれぞれの家庭に祀り、プージャーを行い、供物や祈りを捧げ、いつも以上にガネーシャとの大切な時を過ごします。そしてこのアナンタ・チャトゥルダシーにおいて欠かすことができないものが、その神像を川や海へと流す行いです。土でできたガネーシャが、人々のカルマを吸い取り、自然に還る過程でそのカルマを溶かしていくと信じられているからです。

この10日間に捧げられるガネーシャへの祈りや想いは、いつもよりも増して大きくそして深いものです。それらが込められた神像を海や川へ流す行いは、時に悲しみや苦しみを伴うものでもあると、人々のその心の内を耳にしたことがありました。

この時こそが、離執の実践でもあると言います。姿や形といった目に見える物に対する執着心をまず手放さなければなりません。この間において育まれたガネーシャという神、その私たちの本質との繋がりは、物質を超えた所にあるものです。姿や形が見えなくとも、そうして強まった繋がりを見失わず、常に私たちに本質のあるところに気づいていなければなりません。

10日間に深く捧げられたさまざまな祈りや想いは、私たちの内なる世界を確実に浄化し、そしてすべてを、最後にガネーシャが取り去っていきます。神聖な存在を礼拝する行いによってさまざまなカルマが浄化され、その中で生み出される強い繋がりが、私たちをより純粋なものとへ導いてくれるに違いありません。

こうした祝祭に込められた意味、そしてそこで経験する一つ一つの物事から多くを学び、本質へと向かう生きる日々での修行を続けていきたいと感じています。皆さまにもガネーシャの祝福がどんな時もありますように、心よりお祈りしております。

(文章:ひるま)

オーナム祭2017

聖なる4か月といわれ、大きな祝祭で溢れるチャトゥル・マースが続いているインド。このチャトゥル・マースの間、ヴィシュヌ神は眠りにつくと信じられています。そんなヴィシュヌ神が寝返りを打つ日として知られるのが、パリヴァルティニー(パールシュヴァ)・エーカーダシー(2017年は9月2日)です。寝返りを打ったヴィシュヌ神は、5番目の化身である矮人ヴァーマナへと化身したといわれます。

この5番目の化身ヴァーマナは、ケーララ州でこれから迎えようとしている年に一度の盛大な祝祭、オーナム祭に深い繋がりがあります。オーナム祭は、王国を追われたマハーバリ王が年に一度だけ愛する国民たちの下へ戻る日、またそのマハーバリ王が解脱を得た日として祝福されるものです。このマハーバリ王を倒したのが、ヴァーマナでした。

マハーバリ王は神々と敵対するアスラの生まれでしたが、非常に信心深く献身的で、国民から愛される偉大な王として知られます。地と空と天の3界は、そんなマハーバリ王に統治され、神々は力を失っていました。ヴィシュヌ神は世界を神々の手に戻そうと、ヴァーマナに化身しマハーバリ王に歩み寄ります。そして、3歩分の土地が欲しいと述べると、マハーバリ王は快く、その土地を与える約束をしました。すると、矮人であったヴァーマナが巨人となり、2歩で世界を跨いでしまいます。

信心深いマハーバリ王は、約束通りヴァーマナに3歩分の土地を与えようと、最後に唯一残った領地である自らの頭を差し出します。そうしてヴァーマナはマハーバリ王の頭を踏みしめ、世界を神々に取り戻させました。マハーバリ王がアスラでありながらも国民に深く愛されたのは、潔く自らの頭を差し出したように、信心深く献身的な姿勢があったからだといわれます。それでも王国を追われたのは、マハーバリ王がアスラであったということと、王としてのエゴがあったからでした。

ヴァーマナが要求し、マハーバリ王が差し出した3歩分の土地は、地と空と天にあたります。それはまた、物質と精神と魂、現在と過去と未来などともいわれます。これらは、私たちが潔く神々へと差し出すべくものに他ありません。そうする時、私たちは神々に統治され、エゴは静まり、真の豊かさや平和をその内に築くことができるのだと感じます。

マハーバリ王が国民の下へ戻る日は、2017年は9月4日のオーナム祭です。マハーバリ王が解脱をした日でもあるこの日、皆様にとっても実りある時となりますよう心よりお祈りしております。

(文章:ひるま)

参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Vamana

秋のナヴァラートリー祭

ナヴァラートリーとは、ドゥルガー、ラクシュミー、サラスワティー女神をお奉りするヒンドゥー教の三大祭典のひとつです。「ナヴァ」はサンスクリット語で9をあらわし、「ラートリー」は夜を意味します。したがって、ナヴァラートリーとは、9日間の夜となります。この祭典は、春と秋の年2回、9日間にわたって行われます。ヒンドゥー教のカレンダーでは、月齢にしたがっているために毎年開催時期が多少前後しますが、2017年は9月21日から9月29日まで行われます。

ナヴァラートリーの9日間は、礼拝する神さまに応じて、3日間ずつに分けられます。はじめの3日間は、わたしたちの心の中に潜む不純物や悪徳、欠点を破壊するため、強力な戦士でもあるドゥルガー女神を礼拝します。次の3日間は、すべての帰依者に尽きることのない富と幸福を授けるといわれるラクシュミー女神を礼拝します。そして、最後の3日間は、創造主ブラフマーの妻であり、学問と芸術、そして叡智を授ける女神であるサラスワティー女神を礼拝します。わたしたちは人生のさまざまな局面で、神々からの祝福を求めて、3つの側面をもつそれぞれの女神さまにお祈りを捧げます。そのために、この祭典には9日間が費やされます。

ナヴァラートリーの期間中、真摯な帰依者の中には、断食をしながら、健康や繁栄を願って祈りを捧げる人々もいます。じぶん自身の日々の生活を見つめ直して、人生の向上につながる新しい習慣をはじめるには、昔からナヴァラートリーはこの上ない吉祥の日であるといわれています。

9月30日に行われるナヴァラートリーの第10日目は、ダシャラー(Dussehra)と呼ばれる吉日です。この日には、ラーヴァナという悪魔をかたどった像が燃やされ、ラーマに主導される善の勢力が、悪に打ち勝った日として盛大に祝われます。

ナヴァラートリーは、自身の内面に潜む不浄な傾向を克服するために、非常に重要な期間とされています。この神聖な期間を活かして、かつてラーマが悪鬼ラーヴァナに勝利したように、わたしたちの内面に潜む悪魔を討ち滅ぼすことができるよう日々を過ごされてみるとよいでしょう。

参照
[1] “Navaratri” from Wikipedia, Free encyclopedia, http://en.wikipedia.org/wiki/Navratri

ヴァラーハ・ジャヤンティ

2017年8月24日は、ヴァラーハ・ジャヤンティの吉日です。ヴァラーハ・ジャヤンティは、ヴィシュヌ神の化身であるヴァラーハ神の降誕祭にあたります。

ヴァラーハ神は猪の姿をしたヴィシュヌ神の第3の化身です。悪魔によって沈められた大地を救うために、猪となって大地を持ちあげたと伝えられ、地上を救う犠牲の精神に満ち溢れた神として崇められています。真理を追究する者は、凄まじい勢いで真っ直ぐに突き進む猪のように、あらゆる犠牲を恐れることなく進むべきであることを象徴しているといわれます。

『あらゆる犠牲を楽しむ至高の方は、大地の繁栄を願い猪の姿としての化身を受け入れました。彼はそして、冥土に沈む大地を持ち上げました。』(Srimad Bhagavatam 1.3.7)

『究極の力を持つ至高神が、気晴らしとして猪の姿をとったとき、地球の生命はまさにガルボーダカと呼ばれる宇宙の大海に沈んでいました。大地を沈めた悪魔ヒラニヤークシャが現れたとき、神はその牙で悪魔を突き刺しました。』(Srimad Bhagavatam 2.7.1)

『子が伏しているとき、母は溢れる愛のために、身を投げ出して子を救います。それと同じように、大地が暗黒に伏しているとき、神は猪の姿をとって、キラキラ輝く瞳をもって飛び込み、大地を救うのです。』(Sri Pillan’s Tiruvaymoli 7.5.5)

大地を救うため、至高神はスヴァヤムブヴァの時代では、ブラフマーの鼻の穴から現れ、チャクシュサの時代では、水中から現れました。最上の牙をもつ獣であるヴァラーハ(猪)は、悪魔ヒラニヤークシャを倒し、大地を救うために出現しました。ヴァラーハ(猪)は、時には森に棲む野生動物であり、時には家畜として養われます。そして、時には雨雲のように黒い姿であり、時には月のように白い姿です。スムルティ・シャーストラでは、ヴェーダ的犠牲の象徴であるヴァラーハ神の偉大な姿を、このような2種の姿として記述しています。マイトレーヤ・ムニは、異なる時間になされたヴァラーハの神行を、あたかも同時に行われたかのように記述しました(Srila Rupa Gosvami’s Laghu-bhagavatamrta 1.3.10-12, 17)。

(「シュリー・ヴァラーハ・シュローカ」より )

バララーマ・ジャヤンティ

2017年8月13日は、バララーマ・ジャヤンティです。クリシュナ神の兄として知られるバララーマの降誕祭です。

バララーマはヴィシュヌ神の化身、また、アーディ・シェーシャ(初代竜王)の化身ともいわれます。

バララーマは鋤を手にし、農耕や豊穣の神として崇められることもあります。ラーマと名付けられるも、その強さからバララーマ(強いラーマ)と呼ばれるようになりました。弟であるクリシュナ神が色黒で描かれるのに対し、バララーマは色白で描かれます。

2人の誕生には有名な言い伝えがあります。大昔、多くの悪行を働いていたカンサ王は、「ヴァスデーヴァの8番目の息子に殺される」と予言されます。カンサ王は恐れ、ヴァスデーヴァの生まれた息子を次々に殺してしまいます。しかし、7番目と8番目の息子は生まれてすぐに逃され、牛飼いに育てられます。この2人の息子が兄バララーマと弟クリシュナです。

※バララーマ・ジャヤンティの日にちは、地域や慣習によってさまざまに異なります。

参照:http://www.drikpanchang.com/dashavatara/lord-balarama/balarama-jayanti-date-time.html?year=2017

ラクシャ・バンダン2017

2017年8月7日は、ラクシャ・バンダンの祝日です。ラクシャ・バンダンについての簡単な解説を、以下Raksha-Bandhan.comよりご紹介させていただきます。

ラキ:愛の紐
ラキは、兄弟・姉妹の愛情で彩られた神聖な紐のお守りです。ラクシャ・バンダン(守護を結ぶの意味)として知られるこの日は、ヒンドゥー暦におけるシュラヴァナ月の満月の日に祝われます。一筋の紐に過ぎないラキは、 愛と信頼の固い絆の中でもっとも美しい関係を結ぶとき、鉄の鎖より強いとみなされます。 また、誰もが助け合い、仲良くするべきという概念を広めるために、ラキの祝日は社会的な意義があります。

伝統と習慣
ラクシャ・バンダンの祝日は、兄弟・姉妹間で分かち合う愛情に捧げられます。 この日、姉妹たちは、兄弟の長寿と祝福を神に祈ります。 姉妹たちは兄弟たちに美しいラキを贈り、兄弟たちはこの世界の悪から姉妹たちを守ることを約束します。この習慣は古くからあり、ここで行われる儀式は地域によって異なりますが、その美しい意義はどこにおいても変わることはありません。

ラキの意味
調和をもたらし、家族をひとつにまとめるために、ラキの祝日には大きな意味があります。ラキは、兄弟・姉妹間の愛、すなわち彼らが子供の頃から共有している愛の絆を表しています。 ラクシャ・バンダンを祝う習慣は遙か昔に遡り、今なお、人々は伝統的な方法でその愛情を表現しようとしています。ラキは、古い時代から、兄弟・姉妹間の愛の絆を強く結びつけてきたのです。

ラキのお祝い
ラクシャ・バンダンのお祝いは、兄弟・姉妹間の穢れのない愛を表す祝日です。 古くから、この祝日は歓喜をもって祝福されてきました。ラキは兄弟・姉妹間の無条件の愛の証です。 女性たちは、少なくとも祝日の2週間前から準備を始めます。その一日を特別な日にするために、人々はラキや贈り物、ラキ・プージャーのプレート、お菓子などを買います。 これはまた、この神聖な祝日を祝うために家族が集まるという一つの機会にもなります。愛する人々の間での贈り物は、この特別な日を心に残る美しい思い出にしてくれます。

出典:Raksha Bandhan, http://www.raksha-bandhan.com/
より翻訳転載