ヨーガ・スートラ第3章第5節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


तज्जयात्प्रज्ञालोकः॥५॥
Tajjayātprajñālokaḥ||5||
タッジャヤートプラジュニャーローカハ
その達成により、智慧が輝き出る。

簡単な解説:前節において、ヨーガの内的部門である凝念、瞑想、三昧とは、同一の対象に対して行われることから、総称して綜制と呼ばれると説かれました。本節では、その綜制を達成した時、智慧が輝き出ると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第4節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


त्रयमेकत्र संयमः॥४॥
Trayamekatra saṁyamaḥ||4||
トラヤメーカトラ サンヤマハ
三つは一緒にして、綜制と呼ばれる。

簡単な解説:前節において、三昧とは瞑想の対象のみが輝きとして現れ、自分自身はあたかも空っぽのようになる境地であると説かれました。本節では、これまでに説かれたヨーガの内的部門である凝念、瞑想、三昧について、同一の対象に対して行われることから、総称して綜制と呼ばれると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第3節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


तदेवार्थमात्रनिर्भासं स्वरूपशून्यमिव समाधिः॥३॥
Tadevārthamātranirbhāsaṁ svarūpaśūnyamiva samādhiḥ||3||
タデーヴァールタマートラニルバーサン スヴァルーパシューニヤミヴァ サマーディヒ
それが対象だけの輝きとして現れ、自分自身はあたかも空っぽのようになるのが、三昧である。

簡単な解説:前節において、ヨーガの8つの部門の中の瞑想について説かれ、それは、凝念の時と同一の場所を対象とする想念が、途切れることなく、一方向に伸びていくことであると説かれました。本節では、ヨーガの8つの部門の最後にあたる三昧について説かれ、それは、瞑想の対象のみが輝きとして現れ、自分自身はあたかも空っぽのようになる境地であると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第2節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


तत्र प्रत्ययैकतानता ध्यानम्॥२॥
Tatra pratyayaikatānatā dhyānam||2||
タットラ プラティヤヤイカターナター ディヤーナム
そこでの想念が一方向に伸びていくことが、瞑想である。

簡単な解説:前節において、ヨーガの8つの部門の中の凝念について説かれ、それはある特定の場所に心を縛りつけ、心が動かないように固定することであると説かれました。本節では、その凝念の時と同一の場所を対象とする想念が、途切れることなく、一方向に伸びていくことが瞑想であると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第1節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


देशबन्धश्चित्तस्य धारणा॥१॥
Deśabandhaścittasya dhāraṇā||1||
デーシャバンダシュチッタスヤ ダーラナー
特定の場所に心を縛りつけることが、凝念である。

簡単な解説:本節より第3章が始まり、ヨーガの8つの部門の内、ヨーガの内的部門と呼ばれる凝念、瞑想、三昧について説かれ始めます。本節では、まず凝念について説かれ、それは、ある特定の場所に心を縛りつけ、心が動かないように固定することであると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第55節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


ततः परमा वश्यतेन्द्रियाणाम्॥५५॥
Tataḥ paramā vaśyatendriyāṇām||55||
タタハ パラマー ヴァシュヤテーンドリヤーナーム
それにより、諸感覚に最高の従順性が生じる。

簡単な解説:前節において、制感とは、諸感覚器官がその対象に結びつこうとする動きを止められ、心の自体の模倣のようになる状態であると説かれました。本節では、その制感を通じて、諸感覚に最高の従順性が生じ、完全に制御されると説かれます。ヨーガの8つの部門の内、禁戒、勧戒、座法、調気法、制感までは、ヨーガの外的部門と呼ばれます。本節で第2章が終わります。

ヨーガ・スートラ第2章第54節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


स्वविषयासम्प्रयोगे चित्तस्य स्वरूपानुकार इवेन्द्रियाणां प्रत्याहारः॥५४॥
Svaviṣayāsamprayoge cittasya svarūpānukāra ivendriyāṇāṁ pratyāhāraḥ||54||
スヴァヴィシャヤーサムプラヨーゲー チッタスヤ スヴァルーパーヌカーラ イヴェーンドリヤーナーン プラティヤーハーラハ
自らの対象と諸感覚器官が結びつかず、心の自体の模倣のように見えるのが制感である。

簡単な解説:前節において、調気法を通じ、心の集中能力が発達し、さまざまな凝念に堪えられるようになると説かれました。本節では、制感について説かれ、それは、諸感覚器官がその対象に結びつこうとする動きを止められ、心の自体の模倣のようになる状態であると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第53節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


धारणासु च योग्यता मनसः॥५३॥
Dhāraṇāsu ca yogyatā manasaḥ||53||
ダーラナース チャ ヨーギャター マナサハ
そして、心は凝念に適合する。

簡単な解説:前節において、調気法の修行の結果、心の光明を覆い隠す煩悩が消滅し、解脱へ導く知識の光が生じると説かれました。本節では、その調気法を通じて、心の集中能力も発達し、さまざまな凝念に堪えられるようになると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第52節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


ततः क्षीयते प्रकाशावरणम्॥५२॥
Tataḥ kṣīyate prakāśāvaraṇam||52||
タタハ クシーヤテー プラカーシャーヴァラナム
それにより、光明の覆いが消滅する。

簡単な解説:前節までに、調気法(プラーナヤーマ)について説かれました。本節では、その調気法の修行の結果、心の光明を覆い隠す煩悩が消滅し、解脱へ導く知識の光が生じると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第51節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


बाह्याभ्यन्तरविषयाक्षेपी चतुर्थः॥५१॥
Bāhyābhyantaraviṣayākṣepī caturthaḥ||51||
バーヒャービャンタラヴィシャヤークシェーピー チャトゥルタハ
外的と内的の対象を超越したのが、第四である。

簡単な解説:前節において、調気法とは、外的な出息と、内的な入息と、停止する動きからなり、それは空間と時間と数によって測定され、長く精妙になると説かれました。本節では、外的な出息と、内的な入息と、停止する調気の次にくる第四の調気とは、外的な出息と、内的な入息の対象を超越した止息であると説かれます。