ヨーガ・スートラ第3章第22節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


सोपक्रमं निरुपक्रमं च कर्म तत्संयमादपरान्तज्ञानमरिष्टेभ्यो वा॥२२॥
Sopakramaṁ nirupakramaṁ ca karma tatsaṁyamādaparāntajñānamariṣṭebhyo vā||22||
ソーパクラマン ニルパクラマン チャ カルマ タトサンヤマーダパラーンタジュニャーナマリシュテービョー ヴァー
行為には、迅速に結実するものと、緩慢に結実するものがある。そして、それらの行為への綜制により、死期を知ることができる。または、前兆により。

簡単な解説:前節において、綜制を自分自身の肉体に行うことで、見られる側の形態が持つ見られる能力が抑えられ、その身体は誰にも見えなくなると説かれました。本節では、行為には迅速に結実するものと、緩慢に結実するものがあり、それらの行為へ綜制を行うことで、死期を知ることができると説かれます。また、死期はさまざまな前兆によっても知ることができると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第21節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


कायरूपसंयमात् तद्ग्राह्यशक्तिस्तम्भे चक्षुःप्रकाशासम्प्रयोगेऽन्तर्धानम्॥२१॥
Kāyarūpasaṁyamāt tadgrāhyaśaktistambhe cakṣuḥprakāśāsamprayoge’ntardhānam||21||
カーヤルーパサンヤマート タドグラーヒャシャクティスタムベー チャクシュフプラカーシャーサムプラヨーゲーンタルダーナム
肉体の形態に綜制を行うことで、形態を見られる能力が抑えられ、目と照明との接触が停止し、身体が見えなくなる。

簡単な解説:前節において、綜制を通じて他人の心を知ることができても、その知識は想念にだけにとどまり、その対象には及ばないため、想念の原因を知ることはできないと説かれました。本節では、綜制を自分自身の肉体に行うことで、見られる側の形態が持つ見られる能力が抑えられ、その身体は誰にも見えなくなると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第20節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


न च तत्सालम्बनं तस्याविषयीभूतत्वात्॥२०॥
Na ca tatsālambanaṁ tasyāviṣayībhūtatvāt||20||
ナ チャ タトサーラムバナン タスヤーヴィシャイーブータトヴァート
ただし、その原因を知ることはできない。それは、対象には及ばないからである。

簡単な解説:前節において、綜制を通じ、想念を直観することで、他人の心を知ることができると説かれました。本節では、他人の心を知ることができても、その知識は想念だけにとどまり、その対象には及ばないため、想念の原因を知ることはできないと説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第19節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


प्रत्ययस्य परचित्तज्ञानम्॥१९॥
Pratyayasya paracittajñānam||19||
プラティヤヤスヤ パラチッタジュニャーナム
想念への綜制により、他人の心を知ることができる。

簡単な解説:前節において、綜制を通じ、過去の経験によって潜在意識内に投入された印象を直観すれば、前生の知識を得ることができると説かれました。本節では、綜制を通じ、想念を直観することで、他人の心を知ることができると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第18節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


संस्कारसाक्षात्करणात् पूर्वजातिज्ञानम्॥१८॥
Saṁskārasākṣātkaraṇāt pūrvajātijñānam||18||
サンスカーラサークシャートカラナート プールヴァジャーティジュニューナム
潜在印象を直観すれば、前生の知識を得る。

簡単な解説:前節において、私たちの知識は、言葉とその対象とその内容の混同により混乱していることから、それらの相違へ綜制を行うことにより、あらゆる生きものの叫び声の意味を理解できると説かれました。本節では、綜制を通じ、過去の経験によって潜在意識内に投入された印象を直観すれば、前生の知識を得ることができると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第17節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


शब्दार्थप्रत्ययानामितरेतराध्यासात् संकरस्तत्प्रविभागसंयमात् सर्वभूतरुतज्ञानम्॥
Śabdārthapratyayānāmitaretarādhyāsāt saṅkarastatpravibhāgasaṁyamāt sarvabhūtarutajñānam||17||
シャブダールタプラティヤヤーナーミタレータラーディヤーサート サンカラスタトプラヴィバーガサンヤマート サルヴァブータルタジュニャーナム
言葉と対象と内容は、相互に同一視することにより混乱している。それらの相違への綜制により、あらゆる生きものの叫び声の意味を理解できる。

簡単な解説:前節において、現象、時間、状態という、三つの転変に綜制を行うことによって、過去と未来に関する知識が生じると説かれました。本節では、私たちの知識は、言葉(音)とその対象(意味)とその内容(想念)の混同により混乱していることから、それらの相違へ綜制を行うことにより、あらゆる生きものの叫び声の意味を理解できると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第16節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


परिणामत्रयसंयमादतीतानागतज्ञानम्॥१६॥
Pariṇāmatrayasaṁyamādatītānāgatajñānam||16||
パリナーマトラヤサンヤマーダティーターナーガタジュニャーナム
三つの転変への綜制により、過去と未来の知識が生じる。

簡単な解説:前節において、現象の連続には相違があり、それが転変の相違の根拠になると説かれました。本節では、現象、時間、状態という、前に述べられた三つの転変に綜制を行うことによって、過去と未来に関する知識が生じると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第15節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


क्रमान्यत्वं परिणामान्यत्वे हेतुः॥१५॥
Kramānyatvaṁ pariṇāmānyatve hetuḥ||15||
クラマーニャトヴァン パリナーマーニャトヴェー ヘートゥフ
連続の相違が、転変の相違の原因である。

簡単な解説:前節において、実体とは、休止(過去)、生起(現在)、未決定(未来)の三つの時間的位相をとって変化し、常にその現象に即して存在していると説かれました。本節では、現象の連続には相違があり、それが転変の相違の根拠になると説かれ、実体の転変は、さまざまな現象の連続に即して行われていると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第14節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


शान्तोदिताव्यपदेश्यधर्मानुपाती धर्मी॥१४॥
Śāntoditāvyapadeśyadharmānupātī dharmī||14||
シャーントーディターヴャパデーシュヤダルマーヌパーティー ダルミー
休止、生起、未決定の現象に共通して存在するのは、実体である。

簡単な解説:前節において、心の止滅転変、心の三昧転変、心の専念性転変の三つについて、物質元素と感覚における現象性、時間相、様態の転変であると説かれました。本節では、実体について、休止(過去)、生起(現在)、未決定(未来)の三つの時間的位相をとって変化し、常にその現象に即して存在していると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第13節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


एतेन भूतेन्द्रियेषु धर्मलक्षणावस्थापरिणामा व्याख्याताः॥१३॥
Etena bhūtendriyeṣu dharmalakṣaṇāvasthāpariṇāmā vyākhyātāḥ||13||
エーテーナ ブーテーンドリイェーシュ ダルマラクシャナーヴァスターパリナーマー ヴャーキャーターハ
これで、物質元素と感覚における現象性、時間相、様態の三つの転変が説明された。

簡単な解説:前節までに、心の止滅転変、心の三昧転変、心の専念性転変について説かれました。本節では、これまでに説かれたその三つの心の転変について、物質元素と感覚における現象性、時間相、様態の三つの転変であると説かれます。