ヨーガ・スートラ第3章第39節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


उदानजयाज्जलपङ्ककण्टकादिष्वसङ्ग उत्क्रान्तिश्च॥३९॥
Udānajayājjalapaṅkakaṇṭakādiṣvasaṅga utkrāntiśca||39||
ウダーナジャヤーッジャラパンカカンタカーディシュヴァサンガ ウトクラーンティシュチャ
ウダーナ気の支配により、水、泥、棘、その他に妨害されず、そして浮揚する。

簡単な解説:前節において、綜制の修習によって、心の束縛の原因が解かれると、心の進路がわかるようになることから、心は他人の身体に入り込むことができると説かれました。本節では、綜制の修習によって、上方にあげる働きを持つウダーナ気を支配することにより、身体を浮き上がらせることができ、水や泥にも沈まず、棘に触れても怪我をせず、自らの意志で肉体を去ると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第38節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


बन्धकारणशैथिल्यात्प्रचारसंवेदनाच्च चित्तस्य परशरीरावेशः॥३८॥
Bandhakāraṇaśaithilyātpracārasaṁvedanācca cittasya paraśarīrāveśaḥ||38||
バンダカーラナシャイティリャートプラチャーラサンヴェーダナーッチャ チッタスヤ パラシャリーラーヴェーシャハ
束縛の原因が解かれ、進路がわかることから、心は他人の身体に侵入する。

簡単な解説:前節において、綜制が成就した結果として生じる諸能力は、三昧にとっては障害であるが、雑念にとっては霊能力であると説かれました。本節では、綜制の修習によって、心の束縛の原因が解かれると、心の進路がわかるようになることから、心は他人の身体に入り込むことができると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第37節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


ते समाधावुपसर्गा व्युत्थाने सिद्धयः॥३७॥
Te samādhāvupasargā vyutthāne siddhayaḥ||37||
テー サマーダーヴパサルガー ヴュッターネー シッダヤハ
それらは、三昧にとっては障害であり、雑念にとっては霊能力である。

簡単な解説:前節において、プルシャへの綜制によって、霊感的な聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚といった超感覚が生じると説かれました。本節では、そうした綜制が成就した結果として生じる諸能力は、三昧にとっては障害であるが、雑念にとっては霊能力であると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第36節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


ततः प्रातिभश्रावणवेदनादर्शास्वादवार्ता जायन्ते॥३६॥
Tataḥ prātibhaśrāvaṇavedanādarśāsvādavārtā jāyante||36||
タタハ プラーティバシュラーヴァナヴェーダナーダルシャースヴァーダヴァールター ジャーヤンテー
それから、霊感的な聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚が生じる。

簡単な解説:前節において、絶対に混合しないサットヴァとプルシャが、想念において混同されている状態が経験であるため、自己のためのみに存在するプルシャに綜制を行うことにより、真我の知識が現れると説かれました。本節では、そのプルシャへの綜制によって、霊感的な聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚といった超感覚が生じると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第35節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


सत्त्वपुरुषयोरत्यन्तासङ्कीर्णयोः प्रत्ययाविशेषो भोगः परार्थत्वात्स्वार्थसंयमात्पुरुषज्ञानम्॥३५॥
Sattvapuruṣayoratyantāsaṅkīrṇayoḥ pratyayāviśeṣo bhogaḥ parārthatvātsvārthasaṁyamātpuruṣajñānam||35||
サットヴァプルシャヨーラティヤンターサンキールナヨーホ プラティヤヤーヴィシェーショー ボーガハ パラールタトヴァートスヴァールタサンヤマートプルシャジュニャーナム
サットヴァとプルシャは、絶対に混合しないのに、想念において、両者を区別しない状態が経験である。他の目的から、自己の目的に綜制をする時、プルシャの知識があらわれる。

簡単な解説:前節において、心臓へ綜制を行うことにより、自分の心をすべて知ることができると説かれまました。本節では、まず、絶対に混合しないサットヴァとプルシャが、想念において混同されている状態が経験であると説かれます。そのため、自己のためのみに存在するプルシャに綜制を行うことにより、真我の知識が現れると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第34節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


हृदये चित्तसंवित्॥३४॥
Hṛdaye cittasaṁvit||34||
フリダイェー チッタサンヴィト
心臓により、心の知識を獲得する。

簡単な解説:前節において、霊的な直観知により、一つ一つの対象に綜制を行わなくても、全てを知ることができると説かれました。本節では、心臓へ綜制を行うことにより、自分の心をすべて知ることができると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第33節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


प्रातिभाद्वा सर्वम्॥३३॥
Prātibhādvā sarvam||33||
プラーティバードヴァー サルヴァム
あるいは、霊感により、全てを。

簡単な解説:前節において、頭の頂上にある光に綜制を行うことにより、主導霊ともいわれる神霊たちを見ることができると説かれました。本節では、霊的な直観知により、一つ一つの対象に綜制を行わなくても、全てを知ることができると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第32節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


मूर्धज्योतिषि सिद्धदर्शनम्॥३२॥
Mūrdhajyotiṣi siddhadarśanam||32||
ムールダジョーティシ シッダダルシャナム
頭頂の光により、神霊たちを見る。

簡単な解説:前節において、喉のくぼみより下にある、亀の形をした生気が流れる管へ綜制を行うことにより、心身の安定を得ることができると説かれました。本節では、頭の頂上にある光に綜制を行うことにより、主導霊ともいわれる神霊たちを見ることができると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第31節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


कूर्मनाड्यां स्थैर्यम्॥३१॥
Kūrmanāḍyāṁ sthairyam||31||
クールマナーディヤーン スタイリヤム
亀の管により、安定を得る。

簡単な解説:前節において、喉の井戸とも呼ばれる喉のくぼみへ綜制を行うことにより、飢えと渇きによる苦しみを消すことができると説かれました。本節では、喉のくぼみより下にある、亀の形をした生気が流れる管へ綜制を行うことにより、心身の安定を得ることができると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第30節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


कण्ठकूपे क्षुत्पिपासानिवृत्तिः॥३०॥
Kaṇṭhakūpe kṣutpipāsānivṛttiḥ||30||
カンタクーペー クシュトピパーサーニヴリッティヒ
喉の井戸により、飢えと渇きが止む。

簡単な解説:前節において、臍のあたりにあるとされるチャクラへ綜制を行うことにより、身体組織の知識を獲得できると説かれました。本節では、喉の井戸とも呼ばれる喉のくぼみへ綜制を行うことにより、飢えと渇きによる苦しみを消すことができると説かれます