ヨーガ・スートラ第2章第31節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


जातिदेशकालसमयानवच्छिन्नाः सार्वभौमा महाव्रतम्॥३१॥
Jātideśakālasamayānavacchinnāḥ sārvabhaumā mahāvratam||31||
ジャーティデーシャカーラサマヤーナヴァッチンナーハ サールヴァバウマー マハーヴラタム
身分、地域、時間、状況の制限がなく、普遍的である時、偉大な誓戒となる。

簡単な解説:前節において、ヨーガの8つの部門の最初にあたる禁戒とは、不殺生、正直、不盗、純潔、非所有であると説かれました。本節では、その禁戒について、身分、地域、時間、状況に制限されず、どのような場合においても守られる時、道徳を超えた解脱の要因としての意味を持つ、偉大な誓戒となると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第30節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


अहिंसासत्यास्तेयब्रह्मचर्यापरिग्रहा यमाः॥३०॥
Ahiṁsāsatyāsteyabrahmacaryāparigrahā yamāḥ||30||
アヒンサーサティヤーステーヤブラフマチャリヤーパリグラハー ヤマーハ
不殺生、正直、不盗、純潔、非所有が、禁戒である。

簡単な解説:前節において、ヨーガの8つの部門とは、禁戒、勧戒、座法、調気法、制感、集中、瞑想、三昧であると説かれました。本節では、修行者がまず守るべき、道徳的な心得である禁戒について、不殺生、正直、不盗、純潔、非所有であると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第29節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


यमनियमासनप्राणायामप्रत्याहारधारणाध्यानसमाधयोऽष्टावङ्गानि॥२९॥
Yamaniyamāsanaprāṇāyāmapratyāhāradhāraṇādhyānasamādhayo’ṣṭāvaṅgāni||29||
ヤマニヤマーサナプラーナーヤーマプラティヤーハーラダーラナーディヤーナサマーダヨーシュターヴァンガーニ
禁戒、勧戒、座法、調気法、制感、集中、瞑想、三昧が8つの部門である。

簡単な解説:前節において、ヨーガの部門の実践により、心の不純性である煩悩が次第に破壊され、真の知識の光が輝きを増し、最終的には識別知があらわれると説かれました。本節では、ヨーガの部門について、禁戒、勧戒、座法、調気法、制感、集中、瞑想、三昧の8つがあると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第28節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


योगाङ्गानुष्ठानादशुद्धिक्षये ज्ञानदीप्तिराविवेकख्यातेः॥२८॥
Yogāṅgānuṣṭhānādaśuddhikṣaye jñānadīptirāvivekakhyāteḥ||28||
ヨーガーンガーヌシュターナーダシュッディクシャイェー ジュニャーナディープティラーヴィヴェーカキャーテーへ
ヨーガの部門の実践により、不純性が破壊され、真の知識の光輝が生じ、識別知に達する。

簡単な解説:前節において、識別知を得た者には、最高の段階に向かう7つの智慧が生じると説かれました。本節では、ヨーガの部門の実践により、心の不純性である煩悩が次第に破壊され、真の知識の光が輝きを増し、最終的には識別知があらわれると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第27節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


तस्य सप्तधा प्रान्तभूमिः प्रज्ञा॥२७॥
Tasya saptadhā prāntabhūmiḥ prajñā||27||
タスヤ サプタダー プラーンタブーミヒ プラジュニャー
その識別知を得た者には、最高段階の7つの智慧が生じる。

簡単な解説:前節において、見るものと見られるものを混同する無知を除去する手段について、揺るがない識別知であると説かれました。本節では、その識別知を得た者には、最高の段階に向かう7つの智慧が生じると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第26節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


विवेकख्यातिरविप्लवा हानोपायः॥२६॥
Vivekakhyātiraviplavā hānopāyaḥ||26||
ヴィヴェーカキャーティラヴィプラヴァー ハーノーパーヤハ
揺るがない識別知が、除去する手段である。

簡単な解説:前節において、見るものと見られるものの二元性を知らずに混同する無知がなくなった時、見るものと見られるものの結びつきもなくなり、この除去が、見るものの完全な解脱であると説かれました。本節では、その除去のための手段について、混同を明瞭に区別する、揺るがない識別の知見であると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第25節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


तदभावात्संयोगाभावो हानं तद्दृशेः कैवल्यम्॥२५॥
Tadabhāvātsaṁyogābhāvo hānaṁ taddṛśeḥ kaivalyam||25||
タダバーヴァートサンヨーガーバーヴォー ハーナン タッドリシェーヘ カイヴァリャム
その消滅によって、結合は消滅する。それが除去であり、見るものの独存である。

簡単な解説:前節において、見るものと見られるものの結合の原因とは、見るものと見られるものの二元性を知らずに混同する無知にあり、その潜在印象こそが両者の結合の原因であると説かれました。本節では、その無知がなくなった時、見るものと見られるものの結びつきもなくなると説かれ、これが除去であり、見るものの完全な解脱であると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第24節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


तस्य हेतुरविद्या॥२४॥
Tasya heturavidyā||24||
タスヤ ヘートゥラヴィディヤー
その原因は無明である。

簡単な解説:前節において、見るものと見られるものの結合は、両者の本性を認識するためであり、また、両者の力を展開するためであると説かれました。本節では、その結合の原因について、見るものと見られるものの二元性を知らずに混同する無知にあり、その潜在印象こそが両者の結合の原因であると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第23節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


स्वस्वामिशक्त्योः स्वरूपोपलब्धिहेतुः संयोगः॥२३॥
Svasvāmiśaktyoḥ svarūpopalabdhihetuḥ saṁyogaḥ||23||
スヴァスヴァーミシャクティヨーホ スヴァルーポーパラブディヘートゥフ サンヨーガハ
客体と主体の力と本性を認識する目的で、結合する。

簡単な解説:前節において、解脱した見るものに対して見られるものは消滅するが、見るものは生物の数だけあり、解脱しない見るものがある以上、依然として見られるものは消滅しないと説かれました。本節では、その見るものと見られるものの結合は、両者の本性を認識するためであり、また、両者の力を展開するためであると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第22節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


कृतार्थं प्रति नष्टमप्यनष्टं तदन्यसाधारणत्वात्॥२२॥
Kṛtārthaṁ prati naṣṭamapyanaṣṭaṁ tadanyasādhāraṇatvāt||22||
クリタールタン プラティ ナシュタマピヤナシュタン タダニャサーダーラナトヴァート
目的を成就した者に対しては、消滅するが、それは他の者にとっては、共有性のために、消滅しない。

簡単な解説:前節において、見られるもの(プラクリティ)は、見るもの(プルシャ)のためだけに存在していると説かれました。本節では、解脱した見るものに対して見られるものは消滅するが、見るものは生物の数だけあり、解脱しない見るものがある以上、依然として見られるものは消滅しないと説かれます。