スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(モンスーン前)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。
最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

インドの各地では、気温が45度を超える地域も出るほどの酷暑期ともいわれる暑い夏が続いています。
病院で食事の配給を行うケーララ州は、35度前後の気温となりますが、湿気が多く、体にこたえる暑さです。
現在は、毎日変わることなく、150食から200食分の食事の配給が続いています。

この酷暑期の間は、水不足が深刻になる時でもあります。
病院の食事を作るためには、食材を洗ったり、お粥を調理するための清潔な水以外にも、複数の大きな鍋や調理器具を洗う水が多く必要です。
食事はNGOの施設で作り病院へと運びますが、施設で水が使えない時は、NGOの代表宅の裏庭で調理をすることもあります。

そんな中、現在は時折雷雨が来るようになりました。
ケーララ州は、インドでもっとも早くモンスーンが始まる地域でもあり、早ければ5月の下旬に始まることもあります。
モンスーンが始まる前の、水不足が深刻になるこの時の雷雨は、恵みの雨となります。

一方で、地域では清掃の取り組みが急務となっています。
モンスーンの時期には、プラスチックの廃棄物などが排水溝につまり、水たまりができやすくなります。
大量の蚊が発生し、伝染病が蔓延することも少なくありません。
モンスーンの時期は、病院での食事の配給量が年間を通じてもっとも多くなる時でもあります。

複雑化する問題を多方面から見つめ、より良い社会のために、一人ひとりができることを心に留めながら活動をすることを、NGOでも心がけています。
今年のモンスーンを少しでも穏やかに過ごすことができるよう願いながら、今後の活動を進めていきたいと思います。

いつも温かいご支援いただき、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:ケーララ豪雨災害の支援状況について

ケーララ豪雨緊急災害支援募金にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
過去100年間で最悪の被害が報告された豪雨災害から、7ヶ月が過ぎました。
これまでに実施してきた支援の状況を、ご報告させていただきます。

12月から2月まで穏やかな気候が続いていたケーララ州では、3月を過ぎてから気温が上がり始め、いよいよ長く暑い夏が始まりました。
これから6月頃に始まるモンスーンを迎えるまでは、1年の中でもとりわけ暑い時期が続きます。
今年のモンスーンは平年を下回ると予報が出ていましたが、穏やかな自然の中で、少しでも万物が安心して暮らせるよう願うばかりです。

穏やかな気候が続いていたため、これまでは屋外での復興作業、中でも、荒廃した田んぼの復興に力を入れていました。
田んぼの稲はすくすくと育ち、3月21日から3月30日にかけて、すべてのお米を収穫し終え、精米所に運ぶことができました。
お米は上出来で、精米した後は、それぞれの田んぼを所有する農家さんに分配されます。
10%は、土地を持たない豪雨の被害を受けた人々に配られます。
また、干し草は牛を飼う農家さんたちに無料でお分けすることができました。

去年の8月の中旬に起きた豪雨災害から約7ヶ月。
もう田んぼは使えないかもしれないと、誰もが思ったところからのスタートでしたが、この期間で収穫まですることができ、皆心から喜んでいます。
この田んぼの復興に取り掛かることができたのは、皆様のご支援を通じ、人々に十分な手当を出すことができたからです。
現地の人々は励まされ、暑い中での作業を、弛まない努力とともに続けてきました。
人々の気持ちに、母なる自然も喜んでいるかのようです。

また、マイクロビジネスの支援も少しずつ進んでいます。
現在は、屋外での作業が必要となる、鶏小屋の製作も行なっています。
貧しい人々は、以前より、卵やミルクを売って収入を得られるように、鶏小屋や家禽などを所有していましたが、豪雨災害によって、全てを失いました。
鶏小屋支援の案内を出したところ、100家族以上の申し込みが来ています。
誰もが豪雨で被害を受けており、切実に支援を必要としている様子です。

鶏小屋は、木材、釘、ドア部分、大工さんへの手当を含め、1つあたり、6000〜6500ルピー(約10000円〜11000円)となります。
小屋の瓦屋根をつけると、7500ルピー(約13000円)となります。
申し込み者全員に鶏小屋を支援する予算はなく、対象者を選ばなければならない状況に頭を抱えています。

皆様の温かいご支援を通じ、人々の生活の再建は順調に進んでいます。
しかし、この豪雨災害によって、必死の思いで築き上げてきたものをすべて失った人々も多く、長期的な支援が必要です。
この支援活動が、持続可能な社会を築くものとなるよう、現地の人々と共にこれまでの生活と向き合いながら、努めていきたいと思います。

いつも温かいご支援を頂き、改めまして心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(配給を受ける人々)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。
最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

4月に入り、インドの各地では酷暑期ともいわれる長く暑い夏が始まりました。
これからおよそ2ヶ月間は、気温が45度を超える地域も出るほどの暑い夏が続きます。
現在は、毎日変わることなく、150食から200食分の食事の配給が続いていますが、暑い夏が続くと、体調を崩す人も多くなります。

昨年は、酷暑期を終えた後のモンスーン期に多くの雨が降り、各地で甚大な被害が出ました。
今年のモンスーンは平年を下回ると予報が出ていましたが、穏やかな自然の中で、少しでも万物が安心して暮らせるよう願うばかりです。

前回のご報告でお伝えさせていただいた、神の愛を述べた男性は、まだ病院に入院をしています。
数々の重い病を抱えている男性ですが、日々の配給において、穏やかな表情を目にすることがあるようです。

この病院での配給には、私自身も毎年訪れ、見学する機会に恵まれています。
以前には、私を目にした男性が、日本語で歌を披露してくれたことがありました。
戦争の際に、日本と関わることがあったと述べたその男性は、人生を振り返るように、心で何かを深く感じている様子だったことを覚えています。
ケーララ州は、マラヤーラム語になりますが、訪問した私にヒンディー語で話しかけてくれた男性もいました。
(インドの北東部にある州の人々のは、日本人と同じような顔立ちです。)
北インドで使用人として働いていたというその男性も、どこか感慨深い目をしていました。

この公立病院に入院する人々は、貧しい人が主となりますが、それぞれが人生において経験してきたさまざまな思いを抱えています。
国や思想を超えて実施されるこの食事の配給を通じては、それぞれの心の引き出しが開かれることを感じる瞬間があります。
多くの人々の思いが込めたれたこの食事の配給は、食事だけでなく、人生と向き合う何か大切なものを与えてくれるのかもしれません。
その大切な機会をこれからも続けていけるよう、今後も努めていきたいと思います。

いつも温かいご支援いただき、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(神の愛とは)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。
最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

3月に入り、インドの各地ではいよいよ長く暑い夏が始まろうとしています。
現在はまだ比較的穏やかな気候が続いていますが、病院では毎日変わることなく、150食から200食分の食事の配給が続いています。
これから暑い夏が始まると、体調を崩す人も多くなります。
今年は穏やかな天候が続くことを願うばかりです。

先日の配給において、ある出来事がありました。
毎年2月の中旬には、配給を行う病院の近くの川辺で、マラモン・コンベンションと呼ばれるアジアでもっとも大きいクリスチャンの集会が1週間ほど開催されます。
マイクや拡声器を使ってお話があるため、病院にいながらでも聞くことができます。

ここ2ヶ月ほど、病院に長く入院しているひとりの男性がいます。
食事の配給の際には自分で器を持参しますが、この男性は器の準備も困難であり、いつもビニール袋を持参するため、NGOの代表はスチール製の器を差し上げました。
あまり喋る人ではなく、会えば会釈をするくらいでしたが、マラモン・コンベンションを終えた後、その男性にNGOの代表が話しかけられました。
男性は、「マラモン・コンベンションから聞こえる神の愛についての教えを1週間聞いていたが、理解できなかった。しかし、今日、こうして食事をもらって、その神の愛を理解できた。」と述べたそうです。

男性にとても感謝をされたため、NGOの代表は、日本の人々の支援のおかげで継続できることであり、支援者の中には見ず知らずの人も多いことを伝えます。
すると男性は、「その人たちは気づいていないかもしれないが、真に神に仕える人だと思う。」と述べたそうです。

思想や宗教を超え、こうして一つに繋がり、考えても理解できないことが明確になることを思うと、思いやるという行為の重要さに気づかされます。
人々のこうした思いが繋がり、社会が動いていくことを願うばかりです。

皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:ケーララ豪雨災害の支援状況について

ケーララ豪雨緊急災害支援募金にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
過去100年間で最悪の被害が報告された豪雨災害から、およそ半年が過ぎました。
これまでに実施してきた支援の状況を、ご報告させていただきます。

セカンド・モンスーンといわれ、再び雨が強まる時(10月頃)を終えてから、穏やかな気候が続いていたケーララ州では、長く暑い夏が始まろうとしています。
食材、洋服、台所用品、学用品など、生活必需品の配給に始まった支援活動は、皆様の温かいご支援を通じ順調に進んでいます。
家屋や地域の清掃や片付けはほぼ落ち着き、人々は日常を取り戻し始めました。
マイクロビジネスの支援も少しずつ進み、仕立て屋として収入を得ていた女性たちには、足踏みミシンを支給することができました。
教育支援を行う子どもたちの家族と共に、生活に必要な椅子の支援も行うことができました(詳細はこちらよりご覧いただけます)。
あらゆる家具を失った家族も多く、今後も社会生活の中で必要性の高いものを見極めながら、物資の配給を継続していく予定です。

現在は、穏やかな気候が続いていたこともあり、豪雨災害によって荒廃した田んぼの復興に力を入れています。
自治体からは、古くから受け継がれてきたココナッツの外皮の繊維部を使ったマットの支援を受け、田んぼを整備することができました。

田んぼの稲は順調に成長し、稲が開花し始め、3月には収穫ができる見込みです。
インドでは、人々の生活を支える重要な基盤である農業に、全就業人口の半分が従事しているといわれます。
しかし、厳しい気候条件の下では、肉体的、そして精神的にも多大な苦しみが伴います。
この収穫の喜びは人々にとってどんなものにも代えがたく、収穫への感謝と新たな生活への願いが古代から神々へと捧げられてきました。

豪雨災害を経験して以降、かつての生活を見直し、自然と共存しながら進んでいる社会には、学ぶことが多くあります。
厳しい労働の後に手にする収穫の喜びが人々の心に幸せをもたらすように、この豪雨災害の苦難を通じて手にする新たな気づきが人々を強く導いています。

今後も、トイレの建設、卵やミルクや野菜を売って収入を得られるように、鶏小屋や家禽などの支援を計画しています。
この支援活動が、持続可能な社会のためになるよう、現地の人々と共に努めていきたいと思います。

いつも温かいご支援を頂き、改めまして心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(ケーララのお米)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。
最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

過去100年間で最悪の被害が報告された豪雨災害から、半年が経とうとしている今、さまざまな方面からの支援を通じ、人々は日常を取り戻しつつあります。
現在は1年の中で天候がとりわけ穏やかな時でもあり、病にかかる人も少なく、病院も落ち着いた時を迎えています。
それでも、毎日150食〜200食分の食事を準備し、配給が始まると、長い行列が続きます。

豪雨災害後は、多くの田畑が被害を受け、食事の配給で用いられる食材の高騰が続いていました。
現在は、さまざまな方面からの支援を通じ、田畑も少しずつ元に戻りつつあります。
NGOでは、現在田んぼの復興支援も行なっていますが、本日は、ケーララ州のお米についてご紹介したいと思います。

日本のようにお米を主食とするケーララ州は、のどかな田んぼが広がる緑豊かな美しい地域です。
そんなケーララ州では、糠部分を残した茶色のお米が好まれることが多く、時間をかけてお米を茹でるように調理します。

スーパーに並ぶこのお米は、5キロでRs.250(約450円)前後となり、わりと質の良いお米です。
病院の配給では、1キロあたりRs.40(約70円)ほどのお米を使用し、カンニと呼ばれるお粥を配ります。
栄養価が高く、食事ができない人々は、お粥の重湯だけをとることも多くありますが、点滴のように栄養があるといわれています。

こうした病院の食事の配給は、1日も欠かすことができません。
一方で、私たちは自然と向き合いながら、持続可能な社会を目指して行動することも必要です。
NGOでは、社会全体に明るい未来が訪れるように、より広い視野を持って活動することを心がけています。

皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(最近の状況)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。
最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

過去100年間で最悪の被害が報告された豪雨災害から、4ヶ月が経とうとしています。
まだ復興作業は続いていますが、災害の影響はだいぶ落ち着き、人々は日常を取り戻しつつあります。
10月以降続いたセカンドモンスーンも終わり、2月から始まる長く暑い夏を迎えるまで、しばらくは穏やかな気候が続きます。

天候が落ち着くと、病にかかる人も少なくなり、病院は一年の中でも訪れる人が少なくなる時です。
特に豪雨災害後はこれまでにないほどの人で溢れていたため、現在はとても落ち着いた時を迎えています。
それでも、毎日150食〜200食分の食事を準備しています。
食事量は、前日の入院状況や、日々の病院の稼働状況によって判断しているため、足りなくなることや、無駄になることはほとんどありません。

日没が早くなった現在は、配給が行われる17時半頃にはあたりが暗くなるようになりました。
しかし、キリスト教徒が多くクリスマスが盛大に祝福されるケーララ州では、アドベントの期間を迎え、周囲には小さな光とともに喜びを見る機会が多くなります。
病院での配給の際にも、毎年、一人ひとりにクリスマスケーキを配りますが、苦難に満ちた今年こそ、一人でも多くの人へ喜びが行き渡るよう、準備を進めています。
すべてが流され、生きる希望すら見失った人々も、皆様の温かいご支援を通じ、日々に明るい喜びを見出すことができることと思います。

皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:ケーララ豪雨災害の支援状況について

ケーララ豪雨緊急災害支援募金にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
過去100年間で最悪の被害が報告された豪雨災害から、およそ2ヶ月が過ぎました。
これまでに実施してきた支援の状況を、ご報告させていただきます。

10月は、セカンドモンスーンの時期とも言われ、落ち着いていたモンスーンの雨が再び強まることがあります。
何度か警戒が出されることがあり、大雨が降ることもありましたが、11月に入り、気候は少しずつ落ち着いてきました。
一年中常夏の気温が続くケーララ州でも、これからの時期は雨も少なくなり、気温も少し下がります。

皆様の温かいご支援のおかげで、支援活動は着々と進んでいます。
当初、支援の最初のステップとして計画していた生活必需品の支援は、配給を通じまだ続いていますが、支援を通じて生活の再建に奮闘する人々の姿が見られます。
貧しい人々の多くは、この豪雨災害によって、必死の思いで築き上げてきたものをすべて失いました。
長期的な支援を行う必要がありますが、人々にとって、皆様のご支援はとても大きな支えとなっています。

また、次のステップとして計画していた住居などの清掃や補修も進み、街や村はだいぶきれいになりました。
生活環境は衛生的になり、それだけで、日々の生活には安心が生まれます。
しかし、まだ雨の多い時期が続いていたため、本格的な住居の補修やトイレの建設には至っていません。
また、支援の手が届いていない地域もあるため、必要とする人々へ引き続き支援を行なっています。

最後のステップとして計画していたマイクロビジネスの支援も、他の支援と並行して少しずつ進めています。
NGOでは女性たちが社会で自立できるよう、洋裁訓練などを行なっていますが、豪雨災害によってミシンを失った女性たちに、ミシンを2台寄付することができました。
ミシンは足踏みミシンになりますが、1台およそ15000円〜20000円です。
今後も必要とする女性には、支援をできるように計画をしています。
また、気候にあわせながら、以前のように卵やミルクや野菜を売って収入を得られるように、今後は鶏小屋や家禽などの支援を進められるよう計画しています。

豪雨災害から2ヶ月が過ぎた今、人々や環境は落ち着きを取り戻しつつあります。
現在はケーララ州でも日が暮れるのが少し早くなりましたが、キリスト教徒が多いケーララ州では、宗教を超えてクリスマスが盛大に祝福されます。
これからの時期は喜びに満ちる時期でもあり、人々が少しでも、日々の生活に光を見出せるように、今後も支援を継続していきたいと思います。

皆様の温かいご支援に、心より御礼申し上げます。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(豪雨災害後)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。
最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

過去100年間で最悪の被害が報告された豪雨災害から、2ヶ月が過ぎました。
フード・サービス・プログラムを行う公立病院のある町も水没し、多くの病人であふれていましたが、状況は少しずつ落ち着いてきています。

10月は、セカンドモンスーンの時期とも言われ、落ち着いていたモンスーンの雨が再び強まることがあります。
何度か警戒が出されることがあり、大雨が降ることもありますが、それでも気候は少しずつ落ち着いてきました。
高温多湿の状況が続くモンスーンの時期は、それだけで病院を訪れる人が多くなる時期です。
特に豪雨災害後は、水起因による疾病が広まったことにより、病院はこれまでにないほどの人で溢れていました。

しかし、気温や湿気が下がり、気候が落ち着いてきた現在は、病院を訪れる人も減ってきています。
それでも、災害の影響によって体調を崩すなど、例年に比べて多くの人が病院を訪れています。

現在は、ケーララ州でも日没が早くなり、18時頃には暗くなるようになりました。
食事の配給は、17時半頃から18時頃にかけて行われます。
セカンドモンスーンにおいては、午後や夕方にざっと大雨が降ることがあります。
いくつかの写真を撮影した日も、夕方に大雨が降り、外は暗いままでした。
暗い時間が長くなると、人々の心も沈みがちになりますが、温かい食事を通じ、こうして皆様のお気持ちに繋がることは、とても大きな支えになっているはずです。

さまざまな方面からの支援によって、豪雨災害からの生活の再建に奮闘する人々の姿が見られます。
それでも、まだ支援の手が届かない人々が多くいます。
苦しい日々の中で病院を訪れる人々にとっては、日々を生きることさえ、辛いことかもしれません。
苦難の時の支えになることができるよう、支援活動を続けて行きたいと思います。

皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:ケーララ豪雨災害の支援状況について

ケーララ豪雨緊急災害支援募金にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
多くの命が奪われた豪雨災害の後、本格的に支援が始まって約1ヶ月が過ぎました。
これまでに実施してきた支援の状況をご報告させていただきます。

支援はまず、食材、洋服、台所用品、学用品など、生活必需品の配給に始まりました。
貧しい人々が暮らすダリット村では、これまでに複数回の物資の配給を行っていますが、まだ物資の不足が続いているため、今後も定期的に配給を行う予定です。
まだ支援が届いていない地域もあるため、可能な範囲で物資を届けることを計画しています。
配給の際には、冗談を言ったりして、人々が笑顔になるように心がけています。

そして、家屋の掃除に取り掛かりました。
家屋は泥や汚水にまみれ、亡くなった動物もそのままにされています。
感染症を防ぐためにも、しっかりと掃除をすることが必要不可欠でした。
多くの家屋はコンクリや石造りであるため、倒壊していなければ、洗い流して殺菌をすることで、以前のように使用することが可能です。
写真は、隣州タミルナードから出稼ぎ労働にやってきている人々の家屋です。
彼らはケーララ州の人とみなされていないため、政府からの援助を受けられず、非常に大変な思いをしているとのことでした。

また、重要となるのが井戸掃除でした。
ケーララ州では多くの人々が井戸水を使用していますが、汚水が入るなどして井戸が使えなくなってしまいました。
求められる支援の中でも、井戸の掃除をしてほしいという声が多くあります。
写真のように掃除をした後、浄化をする薬を入れて24時間待つと、通常のように使えるようになります。
井戸水が使えるようになり、清掃もはかどり、病を防ぐことが可能となります。

現在、問題なのがトイレです。
ダリット村の家にはトイレがないため、村で共同で使えるトイレを以前作りました。
しかし、洪水で被害を受けたため、修繕、もしくは作り直す必要があります。
トイレが使えないことは、女性にとって大きな問題です。
トイレのために森や茂みに入り、性的暴行にあうことも少なくありません。
また、我慢している人も多く、病気になりやすい環境です。
飲み水が汚染され、衛生的にも環境的にもよくありません。
ここで、環境にも良く、安全にいつでもトイレに行けるように、複数のトイレ建設を検討しています。
ご参考までに、トレイ建設の費用は以下のようになっています。
・一層式のトイレ:約40,000円
・二層式のトイレ:約60,000円
・三層式のトイレ:約80,000円

そして、今後はマイクロビジネスの支援に着手したいと考えています。
洪水によって、貧しい人々は家族のように大切にしていた多くの家畜を失いました。
以前のように卵やミルクや野菜を売って収入を得られるように、鶏小屋や家禽などの支援を計画しています。
また、NGOの支援によって洋裁訓練を受け、仕立て屋として収入を得ていた女性も多くいます。
しかし、浸水被害によって足踏みミシンが使用できなくなってしまったため、今後はミシンの支援も検討しています。

本格的に支援が始まって1ヶ月が経とうとしています。
貧しい人々の多くは、この豪雨災害によって、必死の思いで築き上げてきたものをすべて奪われました。
将来の望みを失い絶望の中にある人々も、皆様の温かいご支援に支えられ、日々を生きようとしています。
すべてを失った人々は、非常に大きなショックを受け、精神面でより大きなサポートを必要としています。
この苦難も、明るい未来への転換期となりますよう、皆様の温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)