物事を受け入れる強さを得るためのガネーシャ・マントラ

ガネーシャ神は、突き出たお腹を意味するラムボーダラというという名前で崇められることがあります。
ガネーシャ神の大きなお腹には、さまざまな神話が伝わります。

その一つにおいて、ガネーシャ神の大きなお腹は、この全宇宙をあらわすと伝えられます。
悲しいこと、そして嬉しいこと、それらすべてを受け入れる(消化できる)のが、このガネーシャ神のお腹です。
それは、あらゆる物事を受け入れる大きな受容の力を象徴します。
私たちは、物事をあるがままに受け入れる代わりに、抵抗し執着をするために、さまざまに悩み苦しむといわれます。
全宇宙が抱合された、大きなお腹のガネーシャ神の姿を瞑想し祈ることで、あらゆる物事をあるがままに受け入れ、幸せに生きる力を手にすることができるといわれます。

・ॐ लम्बोदराय नमः
・om lambodarāya namaḥ
・オーム ラムボーダラーヤ ナマハ
・意味:突き出たお腹をもつ神に帰依いたします。

物事は全て、常に変化を続けています。
その事実を深く理解すれば、私たちは物事に執着せず、ただ受け入れ、その物事を超えた本質へと繋がることが可能となります。
このマントラは、その事実を理解する力を与えてくれるとともに、それを見つめる真の自分に気づくためのマントラでもあります。

限界を取り除き成功を収めるためのガネーシャ・マントラ

ガネーシャ神は、「一本の牙」を意味する「エーカダンタ」という名前で崇められることがあります。
ガネーシャの牙が一本である理由にはさまざまな神話が伝わりますが、その一つに、聖仙ヴィヤーサとの神話が伝わります。

大きな耳を持ち、注意深く聞くことができる能力を持つガネーシャ神は、聖仙ヴィヤーサから「マハーバーラタ」を書き記して欲しいと頼まれました。
その重要性を理解したガネーシャ神は、自らの牙を折り、その牙でマハーバーラタを書き記したと伝えられます。

マハーバラタを書き記すという偉業を成し遂げたガネーシャ神には、自らの牙を折るという犠牲の精神がありました。
エゴを持つ私たちは、思い通りにならない状況に障害を見出し、自分自身に限界を定め、幸せを遠ざけています。
何よりも始めに礼拝すべき存在であるガネーシャ神の姿は、私たちがまず、エゴを取り除く必要があることを伝えています。
一本の牙を意味するガネーシャ神の御名を唱えることで、犠牲の精神を学び、障害を克服するための知識や知恵が与えられるとともに、大きな成功を収める力を得ることができると信じられます。


・ॐ एकदन्ताय नमः
・om ekadantāya namaḥ

・オーム エーカダンターヤ ナマハ
・意味:一本の牙をもつ神に帰依いたします。

また、このマントラは二元性を打ち破り、一点に定まった心を生み出すマントラでもあります。
このガネーシャ神のマントラを唱えることで、真実だけに心が向かい、ただ一つの存在と繋がることができると信じられます。

即座に注がれる恩寵を願うガネーシャ・マントラ

さまざまな姿で崇められるガネーシャ神には、有名な32の姿(もしくは33)があります。
その32の姿の中に、クシプラ・プラサーダ・ガナパティという姿があります。
クシプラ・プラサーダには、すぐに恩寵を注ぐ者という意味があります。
ガネーシャ神は、賢明かつ迅速な動きをすることで知られます。
帰依者が窮地にいる時、または何かに圧倒され無力になった時、さらには絶望のどん底にいる時、このマントラを唱えると、ガネーシャ神の恩寵が即座にもたらされると信じられます。


・ॐ क्षिप्र प्रसादाय नमः
・om kṣipra prasādāya namaḥ

・オーム クシプラ プラサーダーヤ ナマハ
・意味:すぐに恩寵を注いでくださる方に帰依いたします。

また、このマントラを定期的に唱えることで、ガネーシャ神は帰依者を常に保護し、その力はネガティブなエネルギーに対する盾として働くと信じられます。
このマントラは、自分の力で考える能力を与え、眠っていた勇気を呼び覚ましてくれると信じられるマントラでもあります。

すべての災いを取り除く祈り

さまざまな神格が崇められるインドにおいて、最初の祈りは、何よりもまずガネーシャ神へ捧げられます。
あらゆる物事の始まりに礼拝されるガネーシャ神は、すべての災いを取り除き、全世界に幸福をもたらすといわれる存在です。
そんなガネーシャ神は、「障害を取り除く神」を意味する「ヴィグネーシュヴァラ」という名前で崇められます。

ガネーシャ神は障害除去の神として唯一無二の存在であり、その礼拝を通じては、障害を克服するための力が授けられるといわれます。
目まぐるしく変化をする現代社会においては、揺れ動く心の働きがさまざまな障壁となって、私たちの前を塞ぐことがあります。
思い通りにならない状況に障害を見出し、自分自身に限界を定め、幸せを遠ざけていることも少なくありません。
ガネーシャ神のマントラの詠唱を通じて本質に心を定める時、障害を乗り越え、前進するための力が授けられるでしょう。


・ॐ विघ्नेश्वराय नमः
・om vighneśvarāya namaḥ

・オーム ヴィグネーシュヴァラーヤ ナマハ
・意味:ヴィグネーシュヴァラ(障害を取り除く神)に帰依いたします。

一年の始まりに捧げられるガネーシャ神への祈りは、障害を乗り越える力となって、私たちの内に呼び覚まされるはずです。
皆様にとって、幸せ多き一年となりますように、心よりお祈り申し上げます。

ガネーシャ・ガーヤトリー・マントラ


・ॐ लम्बोदराय विद्महे महोदराय धीमहि ।
तन्नो दन्तिः प्रचोदयात्‌ ॥

・om lambodarāya vidmahe mahodarāya dhīmahi |
tanno dantiḥ pracodayāt ||
・オーム ラムボーダラーヤ ヴィッドゥマヘー マホーダラーヤ ディーマヒ
タンノー ダンティヒ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがラムボーダラ(突き出たお腹をもつ方)を知り、マホーダラ(大きなお腹をもつ方)を瞑想できるように
ダンタ(牙のある方)よ、我らを導き給え

ガネーシャ神の大きなお腹には、さまざまな神話が伝わります。
その一つにおいて、ガネーシャ神の大きなお腹は、この全宇宙をあらわすと伝えられます。
悲しいこと、そして嬉しいこと、それらすべてを受け入れる(消化できる)のが、このガネーシャ神のお腹です。
それは、あらゆる物事を受け入れる大きな受容の力を象徴します。
私たちは、物事をあるがままに受け入れる代わりに、抵抗し執着をするために、さまざまに悩み苦しむといわれます。
大きなお腹のガネーシャ神の姿を瞑想し祈ることで、あらゆる物事をあるがままに受け入れ、幸せに生きる力を手にすることができるでしょう。

障害を取り除くガネーシャ神の千の御名

神の言語であるサンスクリット語による祈りは、精神的・肉体的な問題を癒すヒーリング・サウンドとして作用し、人々の願望や、魂の欲求を満たすことができると信じられています。その一つに、英知と障害を取り除く神であるガネーシャを讃える千の御名(ガネーシャ・サハスラナーマ)があります。

ガネーシャの姿は、オームの象徴です。ガネーシャは、シヴァ神の息子であり、ヴィナーヤカ、ヴィグネーシュワラなどとも呼ばれます。ガネーシャは、あらゆる物事の最初に礼拝され、ガネーシャの恩恵によって、その試みが成功に導かれると信じられています。

ガネーシャは、4本の腕、そして象の頭と大きなお腹が特徴的です。ガネーシャの乗り物は、とても小さなネズミです。ガネーシャの手には、信奉者を真理に導くためのロープ、信奉者の執着を断ち切るための斧、霊的活動の報酬である甘いお団子があります。ガネーシャの4本腕の手のひらは、祝福を与えるためにいつも人々に向けられています。象の頭と、素早く動く小さなネズミというユニークな組み合わせは、英知、知性、そして心の平安を象徴しています。

ガネーシャの祈りに耳を傾けることは、私たちの願望を満たし、生活のあらゆる局面での成功を約束する、強大な力に接触することに相当します。ガネーシャ神の偉大な名前を聴くことで、障害のない生活を送りましょう。

【マントラ学習】オーム シュリーガネーシャーヤ ナマハ

ॐ श्रीगणेशाय नमः
om śrīgaṇeśāya namaḥ
オーム シュリーガネーシャーヤ ナマハ
栄光あるガネーシャ神に帰命したてまつる

om【間投詞】(聖字)、祈念または祈祷文の開始の際・ヴェーダ読誦の前後において、あるいは敬虔なる挨拶として用いられる。多くの神秘的解釈あり。
śrī【女性】光輝、美;繁栄、幸運、富;高位、栄光、威厳、王者の威厳;王のしるし;ラクシュミー女神の名(美または繁栄の女神、ヴィシュヌ神の妃);【合成語の始めに追記して】(有名な、または栄光ある)神々、人間、場所の名前、書物の表題において(特異性または卓越を表現するため)
gaṇeśāya【男性・単数・為格 gaṇeśa】[〜に、〜のために](シヴァ神の従者の首長)、ガネーシャ神(知恵の神、障碍の除去者、シヴァ神とパールヴァティーとの子
namas【中性・単数・主格 namas】[〜は、〜が]頭を下げること、敬礼、帰命(言葉または態度による)【漢訳】帰依、帰命、礼、敬礼、帰礼

ヴァックラトゥンダ マハーカーヤ

वक्रतुंड महाकाय सुर्यकोटिसमप्रभ।
निर्विघ्नं कुरु मे देव सर्वकार्येषु सर्वदा॥

・vakratuṁḍa mahākāya suryakoṭisamaprabha |
nirvighnaṁ kuru me deva sarvakāryeṣu sarvadā ||
・ヴァックラトゥンダ マハーカーヤ スーリヤ・コーティ・サマ・プラバ
ニルヴィグナン クル メー デーヴァ サルヴァ・カーリェーシュ サルヴァダー
・意味:曲がった牙を持ち、大きな身体をしたお方、無数の太陽のように輝くお方よ、
どうか災いを取り除いてください、私たちが行うすべての行為に起こりうる、すべての災いを。

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オーム ガン ガナパタイェー ナモー ナマハ

ॐ गं गणपतये नमो नमः
श्री सिद्धिविनायक नमो नमः
अष्टविनायक नमो नमः
गणपति बप्पा मोरिया

・om gaṁ gaṇapataye namo namaḥ
śrī siddhivināyaka namo namaḥ
aṣṭavināyaka namo namaḥ
gaṇapati bappā moriyā
・オーム ガン ガナパタイェー ナモー ナマハ
シュリー シッディヴィナーヤカ ナモー ナマハ
アシュタヴィナーヤカ ナモー ナマハ
ガナパティ バッパー モーリヤー
・意味:世界の主であるガネーシャ神をたたえます
障害を取り除くガネーシャ神をたたえます
8つの神聖なガネーシャ神[マハーラーシュトラ州にある8つの寺院に祀られているガネーシャ神]をたたえます
偉大なガネーシャ神がわたしたちの元に訪れますように

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