50歳からのヨーガの勧め

占星術的には人間の寿命は最長120歳とされていますが、実際問題として健康にある程度の保証がつくのは50歳くらいまでだろうと思います。つまり人間の様々なパーツは50年はもつようにできているということで、言い方を変えれば、その先は故障が出てきがちになる、と解釈してもいいのだと思います。
現に50歳を過ぎるとそれまでの生き方のつけが大きく身体を蝕むようになります。
そしてその蝕まれた身体は、徐々に生きる気力さえも削っていきます。
しかし、50歳を過ぎてからでも大きく健康を回復する切り札となり得るのがハタヨーガの実践なのです。

15年ほど前、ヨーガの教師としても作家としても有名なH先生(女性)と面識を得たことがありました。
(現在はすでに鬼籍に入られていますが)当時は85歳くらいでしたが、毎日シールシャ・アーサナ(頭立ち)をされているとお話しされていました。
お話しぶりは、老人のそれではなく若者のような反応の早さでした。当時30代だった私は、将来こういう歳の重ね方をしたいものだと思った記憶があります。
私ガネーシャギリと同じようにある程度年齢を重ねてきた皆さま、物事を始めるのに遅すぎるということはありません。
良かったらハタヨーガの道を歩もうではありませんか。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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クリシュナ神と牛飼の乙女たち

ヴィシュヌ神の8番目の化身として、この地に喜びを広めるためにあらわれたと伝えられるクリシュナ神は、数々のリーラー(神の戯れ)を通して、私たちを真の喜びへと導きます。
そんなクリシュナ神にまつわる数ある神話の中に、牛飼いの乙女たちとのある有名な神話が伝わります。

聖地ヴリンダーヴァンに住む牛飼いの乙女たちは、早朝にヤムナー川で身を清めながら、クリシュナ神を夫として得るための祈りを捧げていたと伝えられます。
ある時、クリシュナ神は、そんな牛飼いの乙女たちが身を清めるために脱いだ服を持ち去りました。
そのリーラーが描かれる神話を通じては、霊性を育む大切な教えが伝えられます。

その教えは、まず牛飼いの乙女たちに礼節を示します。
クリシュナ神という至高の存在への祈りのためとはいえ、川で裸になることは、水の神であるヴァルナ神に無礼であり、適切な祈りではないと考えられていたといわれます。
それはまた、乙女たちの安全を守るためであったのかもしれません。

一方で、クリシュナ神は持ち去った牛飼いの乙女たちの服を手にし、カダンバの木に登ると、その服を取りに来るようにいいました。
裸である牛飼いの乙女たちは、川から出られず、なかなかクリシュナ神のもとへ行くことができません。

この観点から、牛飼いの乙女たちの服は、物質に対する執着であるとも教えられたことがありました。
それは、私たちが抱くこの世界への執着でもあります。
私たちは、物質世界への執着を手放すことができず、なかなか神に近づくことができません。

そんな私たちの執着を取り去るクリシュナ神は、裸で自分のところへ来るようにいいます。
それは、地位や名誉、容姿など、この物質世界で自分自身を定義するものを捨て去り、真の喜びであるクリシュナ神に向かうこと意味します。
その時、私たちは本来の純粋な魂に安住することが可能となります。

クリシュナ神は、常に私たちを真の喜びへと導いています。
その御名を繰り返し唱えたり、瞑想をしたりして、クリシュナ神から離れないように生きることを努めなくてはなりません。
その人生においては、この物質世界に惑わされることなく、真の喜びの中で生きることができるはずです。

(文章:ひるま)

新型コロナウィルス緊急アンナダーナ活動報告(その14)

新型コロナウィルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

3月25日に始まった新型コロナウィルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、経済状況の悪化を受け、6月以降、段階的な措置の緩和が行われています。
この措置の緩和により、1日の新規感染者数が5万人を超える感染拡大が続いています。
インドは人口が多いこともありますが、ここ数日は、1日の新規感染者数と死者数がアメリカとブラジルを上回っています。

食事の奉仕は、8月1日に500皿(第20回目)、8月4日に500皿(第21回目)を配ることができました。
メニューはどちらもダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)となり、デリーで経済的に困窮する人々が暮らす地域への奉仕となっています。

新型コロナウィルスの影響でさまざまな行事が中止となっていますが、8月に入ってから、イスラム教の犠牲祭やラクシャ・バンダンやガーヤトリー・ジャヤンティといった祝日が続いていました。
周囲がお祝いムードに包まれた時が続き、この時に食事の奉仕を実施できたことを嬉しく思います。

皆様からたくさんのご支援をいただき、7月は9回の実施で合計4500皿を奉仕することができました。
8月にはクリシュナ降誕祭やガネーシャ降誕祭が祝福され、喜びが続きます。
大変な状況が続きますが、日々の中で光を見失うことがないように、食事の奉仕を通じて喜びを共有できればと思います。
まだ状況が不安定であるため、事前に日時を決めた大人数が集まる食事の奉仕の実施は難しい状況ですが、今後も週に1〜2回は実施できるように継続していく予定です。

この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
次回の配給後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

ピトリ・ドーシャの対策法

インド古代のヴェーダ聖典では、すべての家庭において、彼らの先祖の影響は避けられないと述べています。
これらの聖典では、先祖は、私たちと血縁関係で結ばれているというだけでなく、今生そして前世で、私たちの幸福な生活に関わった教師、指導者、模範的な人、友人であると明かしています。
したがって、恩恵、英知、守護、愛で私たちの生活を見守る先駆者であった無数の魂を、私たちは感謝の念をもって認識しなければなりません。

どのような宗派の教典においても、善きにせよ悪しきにせよ、私たちは先祖の残した行為の結果を刈り取らなければならないといわれます。
時折、私たちの先祖のある悪い行為の影響が、私たち自身に降りかかり、思わぬ障害を引き起こすことがあります。
それらは私たちの進歩の障壁となり、真面目で実直な努力をしているにもかかわらず、成功や子供に恵まれないなどのような悪い影響をもたらすことがあります。
インド哲学では、この影響を、先祖(ピトリ)の罪業(ドーシャ)という意味である「ピトリ・ドーシャ」と定義しています。

ピトリ・ドーシャは、ある惑星の配置として出生図にあらわれます。
また、先祖供養を疎かにし、魂の浄化を適切に行わないことでもピトリ・ドーシャは生じるといわれます。

ヒンドゥー教では、私たちの先祖を供養する方法を定めており、瞑想、マントラの詠唱、祈りのような霊的実践を捧げることによって、先祖の繁栄祈願と供養を行います。
先祖の魂を喜ばせ、先祖と子孫の繁栄と幸福を祈願する方法をご紹介します。

ピトリ・ドーシャの対策法
・新月に先祖供養を行う。
・ピトリ・パクシャ(8月〜9月の満月から新月までの先祖供養の期間)に、毎日先祖への祈りを捧げる。
・アクシャヤ・トリティヤ(4月〜5月の新月から3日目)において、寄付を行う。
・ジェーシュタ月(5月~6月)の新月に、カーリー女神のプージャーやヴラタ(戒行)を行う。
・アディカ月(閏月)に、マントラ・ジャパ、プージャー、寄付を行う。
・シュラーッダ(先祖供養の儀式)を行う。
・バニヤンの木(ベンガルボダイジュ)に水を捧げる。
・新月に僧侶へ食事を奉仕する。
・新月と満月において、寺院などに食事を寄付する
・貧しい人々へ食事や衣服を寄付する。
・鳥や動物(カラスや犬など)に餌食を行う。
・継続的にシヴァ神やヴィシュヌ神を礼拝する。
・ピトリ・ドーシャに関するプージャーを行う。
 ・ピトリ・ドーシャ解消のためのプージャー
 ・ピトリ・ドーシャ・ニヴァーラナ・プージャー
 ・亡くなった魂の平安のためのプージャー
 ・モークシャ・プラープティ・プージャー・ヤジュニャ
 ・ガルダ・プラーナの詠唱

ゴーパーラ・ガーヤトリー・マントラ


・ॐ गोपालाय विद्महे गोपीजनवल्लभाय धीमहि ।
तन्नो गोपालः प्रचोदयात्‌ ॥
・om gopālāya vidmahe gopījanavallabhāya dhīmahi |
tanno gopālaḥ pracodayāt ||

・オーム ゴーパーラーヤ ヴィッドゥマヘー ゴーピージャナヴァッラバーヤ ディーマヒ
タンノー ゴーパーラハ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがゴーパーラを知り、ゴーピー(牛飼い女)の愛し子を瞑想できるように
ゴーパーラよ、我らを導き給え

子宝祈願のために唱えらえるガーヤトリー・マントラです。
ゴーパーラは、牛飼い、王子、王などの意味があるクリシュナ神の別名になります。
インドでは子宝祈願のために、幼子としてのクリシュナ神への祈りが捧げられることが多くあります。
生まれてすぐに悪の手によって命を奪われそうになったクリシュナ神は、奇跡的に生き延び、その後もさまざまな悪を倒していきます。
それは、喜び、幸せ、創造、命の象徴でもあります。
ヴェーダ聖典によると、人生の基本的な目的には、子孫を残し、新しい命を与える喜びを経験することがあると言われます。
そのようにして、人類全体の永遠のダルマが滞りなく展開されることになると伝えられます。

新型コロナウィルス支援募金活動報告(その12)

新型コロナウィルス支援募金にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

3月25日に始まった新型コロナウィルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、経済状況の悪化を受け、6月以降、段階的な措置の緩和が行われています。
この措置の緩和により、1日の新規感染者数が5万人を超える感染の拡大が続いており、累計感染者数は180万人を超えました。

感染の拡大が続いていますが、8月からはUnlock3.0と呼ばれる更なる緩和が行われています。
州政府によって対応は異なりますが、Unlock3.0では夜間の外出禁止令が解除されました。
インドでは日本に比べ夕食の時間が遅く、夜10時以降に食事をとることも多くあります。
夜間の外出禁止令が解除されたことにより、これからは更に多くの飲食店が開くとみられ、地域の動物たちは飲食店の残った食材を得られていくかと思います。
最近はドッグフードが残るようになっていたので、以前のような食事が好みなのかもしれません。

皆様からは動物支援のご寄付をたくさんいただき、8月2日にデリーで動物を保護する施設へ医療物資を届けることができました。
保護施設へは前回からおよそ1ヶ月ぶりの訪問となりましたが、医療物資の支援は第3回目となっています。
獣医師の指導のもと、Rs.53257(約75000円)の医療物資を手配しました。
薬局にて8%の割引をいただいたため、配送料を含め、支払った金額はRs.49496(約65000円)となっています。

長く続いている封鎖や外出禁止を通じて、飼育できなくなった動物の放棄が増えたせいか、依然と動物の保護が増え続けているといいます。
少しずつ緩和された交通で事故にあったり、縄張り争いで怪我をした動物が多いそうです。
医療物資はこうして怪我をした動物のための治療薬や、衰弱した動物のための栄養剤が主なものとなりました。

辛い目にあった動物が多いはずですが、前回と同じように、スタッフにぴったりと寄り添い甘えてくる犬の姿もありました。
前回の訪問の際にひどい傷を負っていた犬の中には、だいぶ状態が良くなっている犬もいます。
今後は餌食の量を減らし、医療物資の支援を中心に行う予定です。
少しでも痛みが和らぎ、穏やかに暮らすことができるように、皆様のご支援を今後も活用させていただきたいと思います。
(今回、写真にはあまりに痛ましい姿が多く含まれていたため、そういった写真は掲載を控えています。)

この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

ダヒー・ハーンディー2020

2020年は8月11日(もしくは12日)に、いよいよクリシュナ降誕祭を迎えます。
世界中で盛大な祝福が行われるこのクリシュナ降誕祭の中には、ダヒー・ハーンディーと呼ばれる熱狂的なお祝いがあります。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため大きな行事は中止となっていますが、ダヒー・ハーンディーは通常クリシュナ降誕祭の次の日に行われ、今年は8月12日に祝福されます。

ダヒーはヨーグルト、ハーンディーは土壺を意味します。
このお祝いでは、人々が団結をしながら人間ピラミッドを作り、高いところに吊り下げられた土壺をココナッツなどで割ります。
そして、中にはいったダヒーを浴びると、クリシュナ神の大きな祝福があると伝えられています。

いたずら好きなクリシュナ神は、幼少の頃、大好物のバターやヨーグルトを盗んでは食べていました。
高いところに隠されたバターの入った壺を、友人たちと肩車をしながら盗む絵も描かれるほどです。

ダヒー・ハーンディーは、この一場面を真似た祝祭です。
現在ではピラミッドの高さが競われ、インドの数ある祝祭の中でも、とりわけ大きな熱狂に包まれるお祝いとして有名です。
このダヒー・ハーンディーにも、霊性を育むさまざまな教えが秘められています。

例えば、土壺は、私たちの肉体と見ることができます。
そして、その中に入ったダヒーは、肉体をまとった魂のように見えます。
私たちが大いなる至福を得るには、魂の永遠性を理解することが必要であると古代より説かれてきました。
そのためには、肉体は朽ち滅び、いずれ壊れるという事実を理解しなければなりません。
このダヒー・ハーンディーは、肉体から魂を解放する喜びの意味を私たちに伝えているかのようです。

しかし、それは決して簡単ではないことが分かります。
高いところに吊り下げられた土壺を割るには、目標に対する人々の固く定まった心が必要です。
一人の心でも乱れれば、ピラミッドはいとも簡単に崩れ落ち、土壺に届きません。
まるで、神の祝福は手の届かないところにあるもののように見えます。

しかし、クリシュナ神はどんなところに隠されたバターでも見つけ出し、その喜びを手にしてきました。
目標に対し、確かに定まった心があれば、どんな困難をも乗り越え、それを手にすることができるということをクリシュナ神は伝えています。
そうして人生を歩む時、私たちは肉体を超越した永遠の魂という、何よりもの祝福を得ることができるに違いありません。

(文章:ひるま)

バララーマ・ジャヤンティ2020

2020年8月10日は、バララーマ・ジャヤンティです。クリシュナ神の兄として知られるバララーマの降誕祭です。

バララーマはヴィシュヌ神の化身、また、アーディ・シェーシャ(初代竜王)の化身ともいわれます。

バララーマは鋤を手にし、農耕や豊穣の神として崇められることもあります。ラーマと名付けられるも、その強さからバララーマ(強いラーマ)と呼ばれるようになりました。弟であるクリシュナ神が色黒で描かれるのに対し、バララーマは色白で描かれます。

2人の誕生には有名な言い伝えがあります。大昔、多くの悪行を働いていたカンサ王は、「ヴァスデーヴァの8番目の息子に殺される」と予言されます。カンサ王は恐れ、ヴァスデーヴァの生まれた息子を次々に殺してしまいます。しかし、7番目と8番目の息子は生まれてすぐに逃され、牛飼いに育てられます。この2人の息子が兄バララーマと弟クリシュナです。

多くの場面でクリシュナ神を支えるバララーマは、ダルマを守り支える存在として崇められています。

※バララーマ・ジャヤンティの日にちは、地域や慣習によってさまざまに異なります。

参照:2020 Balarama Jayanti date

カエルのアーサナ

自然への敬意が溢れるインドの豊かな生活には、大きな世界と調和しながら霊性を育む機会が満ちています。
ヨーガの修行法のひとつであるアーサナ(ポーズ)もそのひとつです。
アーサナは生き物の数だけ存在すると伝えられるように、その多くには、動物や自然の名前がつけられています。

一説に、古代の賢者たちは動物や自然の動き観察し、その巧妙な動きを通じて、世界に調和しながら霊性を育む方法を実践していたと伝えられます。
その動きの中に、カエルのポーズを意味するマンドゥカ・アーサナがあります。
マンドゥカ・アーサナは、ヨーガの聖典であるハタラトナーヴァリーにおいて、シヴァ神が説いたとされる84のアーサナの23番目に示されています。

股関節開きのポーズとして実践されるこのポーズには、さまざまなバリエーションがあります。
そのひとつでは、まず四つん這いになり、膝を両脇に大きく広げていきます。
足首と膝と股関節が直角になるように調整し、上半身を屈めると、まさにカエルのようです。
このポーズは、第2番目のチャクラであり、仙骨の辺りにあるとされるスヴァーディシュターナ・チャクラを活性化させると伝えられてきました。

スヴァーディシュターナ・チャクラは、自らが宿る場所という意味を持ちます。
自分自身のすべてが蓄積する場所といわれ、特に股関節には、ネガティブな感情が溜まりやすいといわれてきました。
股関節がしなやかに動くと、感情が解放されることから、股関節開きのポーズは心身と向き合う重要なポーズのひとつとして実践されます。
何より、創造や生産を促す力に深く関わりがあるスヴァーディシュターナ・チャクラの活性化によって、自分自身の内で生命力の目覚めを感じることができると伝えられます。

数あるウパニシャッドの中には、マーンドゥーキヤという名を持つウパニシャッドがあります。
マーンドゥーキヤにはカエルを含め、さまざまな意味があるとされますが、異なる意識の状態が説かれるそのウパニシャッドは、カエルの姿を連想させます。
それは、冬眠から目覚め、大きく跳ね上がるカエルの姿であり、一気に最高の境地に達する状態に重なります。

このポーズを通じて、飛び跳ねる瞬間を待つかのようなカエルの姿をじっと真似る時、生命力の活性化によって、跳ね上がるように心身を目覚めさせることができるに違いありません。
カエルだけでなく、私たちを育む自然の動きには、学ぶことが非常に多くあります。
常に周囲を見渡しその動きに学びながら、豊かに生きることを努めたいと感じます。

(文章:ひるま)

新型コロナウィルス支援募金活動報告(その11)

新型コロナウィルス支援募金にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

3月25日に始まった新型コロナウィルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、経済状況の悪化を受け、6月以降、段階的な措置の緩和が行われています。
この措置の緩和により感染の拡大が続いており、現在までに累計感染者数は150万人を超えています。
8月からはUnlock3.0と呼ばれる更なる緩和が行われる計画となっていますが、感染が拡大している地域では、州政府によって封鎖の延長や再導入が行われています。

現在、デリーでの動物の餌食は、地域の犬を中心に、ドッグフードとミルクを与えています。
ドッグフードはあまり食さなくなっているため、現在はミルクをこれまでの倍の量で与えています。
20kg入りのドッグフードの大袋は、12袋目を使用中です。

この地域の犬へ餌食を行なっていると、いつも見かける男の子がおり、だんだんと距離が近くなってきました。
小さい頃からこの地域の犬と遊びながら育ったようで、どの犬もよくなついており、男の子の言うことをとてもよく聞いています。
ある犬がミルクを飲み過ぎると、きちんと叱り、他の犬に平等に行き渡るようにしてくれます。
男の子にミルクを渡すと、嬉しそうに犬たちに与えているので、男の子がいるときはミルクを渡して餌食をしてもらっています。

ニュースではデリーの感染の拡大は落ち着きを見せていることが伝えられ、飲食店の多くも開きつつありますが、まだ困難な状況は続いています。
以前のように十分な量をもらえていない可能性もあるため、今後も様子を見ながら餌食を続ける予定です。
また、近く獣医師の指導を得られ次第、動物の保護施設への医療物資の支援を行う予定です。

この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)