トゥラシー・ガーヤトリー・マントラ


・ॐ तुलसीदेव्यै च विद्महे विष्णुप्रियायै च धीमहि ।
तन्नो बृन्दः प्रचोदयात्‌ ॥
・om tulasīdevyai ca vidmahe viṣṇupriyāyai ca dhīmahi |
tanno bṛndaḥ pracodayāt ||

・オーム トゥラシーデーヴィヤイ チャ ヴィッドゥマヘー ヴィシュヌプリヤーヤイ チャ ディーマヒ
タンノー ブリンダハ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがカミメボウキの女神を知り、ヴィシュヌ神の最愛を瞑想できるように
ブリンダ(トゥラシーの別名)よ、我らを導き給え

トゥラシー(カミメボウキ)は、インドでは、古くから人々に崇められてきたもっとも神聖な植物のひとつで、この木は、ヴィシュヌの妃であるラクシュミー女神の化身であると考えられています。
聖木としてのトゥラシーはすっきりとして非常に芳しい香りを放ち、浄化の作用があるとして、インドの家庭の庭先には必ず植えられています。
トゥラシーは、乱れがちな体内の環境に均衡をもたらし、一定に保つとされるハーブ「アダプトゲン」の一つでもあり、それは心身の緊張や不安を和らげるものとも言われます。
大自然と共に生き霊性が豊かであった古代の人々は、心身に安定をもたらすさまざまな作用を自然の中に見出し、それらを神々として崇めてきました。
純潔を象徴するこのトゥラシーは、さまざまな儀式においてその葉を捧げることが欠かせず、またヴィシュヌ派の人々にとって、トゥラシーの数珠は非常に重要な意味を持つものとして用いられています。