200、アーユルヴェーダ音楽療法入門62 (今、なぜスピリチュアルか?-3-)

先のVol.199、アーユルヴェーダ音楽療法入門58 (今、なぜスピリチュアルか?-2-)で「生き物は、殺される時に、何らかの特別な物質を放つ」と説きました。それらは、様々な地域で守られていた禁忌・慣習に見られるように、古代人はその豊かな叡智で、深い理解を持って居たのです。
しかし、これらの物質の一部が、「或る種のオーラ・念」として、宙を飛び伝播することは、東洋思想・東洋医学の専門家の間でも、まだまだ理解されていません。

古人の感覚に於いて「それらの物質」は、まるで放射能のように「飛び交う・内部被爆は強烈・摂り込んだものは蓄積され脳だが高まる」と解釈されました。しかし、南太平洋の例は勿論。ヒンドゥー、イスラムの教義でさえ、西洋文明は、それらを「未開・無知・野蛮」と卑下しましたが、あと100年も待たずに西洋文明もそれらを認めざるを得なくなることでしょう。
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やっと最近になって、ネットの記述でも「過剰な権利主張」が言われるようになりましたが、まだまだ少数と言わざるを得ません。

今から40年前(1970年代)、東京のような人が溢れる街で、他人とすれ違いさまに肩がぶつかったりすれば、「互いに『すみません』と謝った」ものです。

ところが、1990年代になると(私は吉祥寺で店をやっていましたので、或る意味このテーマの最先端の地で体験したと言えます)「ぶつかっても謝りもしない」で「何だ!という顔で睨み付ける」人間が急増しました。
そして、
2000年代後半(2000~2009年頃)になると、何と、若い可愛らしい様相の女の子さえもが、すれ違った後に「チッ!」と舌打ちをするようになったのです。

この変化・変遷と、前述の「過剰な権利主義」は、「温厚で上品で誇り高いトノサマバッタ」が、「凶暴で自己中でヒステリックに黒色化する」プロセスと一致します。私も体験しましたが、トノサマバッタのこの「突然変異」は、意外に簡単に実証出来るのです。それは、「狭い飼育箱に幼虫が過密に入れ、周りを黒い紙で覆う」で出来るのです。

つまり、「生存競争本能の亢進(勝ち負け・比較意識・損得意識・優越劣等感・被害者意識)」が、「黒色化」のスウィッチを押すのです。
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昨今、懸念していることの一つが、「被害者意識と被害認識を区別出来ない人が急増していること」です。
物事の「因果応報」を考えれば「原因探求」と「被害認識」は、必要なものです。
つまり「ああ、あの人のあの言動の所為なのだな」ということを論理的に理解するということです。しかし、昨今の多くの人々は「あいつ(アンタ)の所為だ」で終わってしまいます。そして、この「違い」が理解出来ないのです。
「あいつの所為だ」は、紛れもなく「感情思考回路」が導き出した答えですが、「被害認識」は、「論理思考回路」が正常に充分働かないと達成出来ません。そして、その「分析・検証・類推」をする時。同時進行で、「しかし、そもそもこのような出来事が降り掛かった訳・因果(神の啓示・神の思し召し)は何であろうか?」という思考もスタートします。「あいつの所為」で終わらずに、「自分の因果」を受領するのです。
しかし、
昨今の人間の多く(殆ど)は、これをしなくなりました。
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更に、ここ数年の、極めて不気味な傾向が、「異常な糖度志向・甘み至上主義」です。
「最近の果実どころか野菜の『糖度自慢ブーム・糖度至上主義の台頭』の問題」です。
TVの現地リポート(NHKでさえもが)で、農園や果樹園、漁港や魚養殖場といた、およそ殆どの食べ物。しかも、加工前の食べ物を扱うところで「あっ!凄く甘いですね~美味しいですね!」と言います。全く「甘いこと」が「美味しいの必須条件」のようにです。

多くの植物が糖度を高めるのは、「パニック的な異常に強大な危機感」であり、「糖度向上の栽培術」の多くは、植物に過剰なストレスを与え糖度を高めます。つまり「植物」が、危機感を感じ、焦燥し、苦しんだ姿なのです。
しかし、この問題を正しく説く人は殆ど居ません。(と言うか、現状、語る人間を私しか知りません。他にご存知の方は是非、お教え下さい)
さらに、
人間の「糖尿病」とこのテーマの関係性もまた、全く語られていません。当然「認知症」との関係性も全く語られていません。当然のごとく「旧約聖書の禁断の果実」とこのテーマを関連させて説く者は皆無です。

更に恐ろしいことは、「糖分」、次いで「脂肪」を最優先して好む指向性・嗜好性が、何を意味するか? 同じ嗜好性が強い生き物は何か?というテーマです。
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今回の図は、前の199、アーユルヴェーダ音楽療法入門58 (今、なぜスピリチュアルか?-2-)でご説明しました、「現代人のホルモンの理解の過ち」に関連したものです。
本来、生命体の各要素・物質は、「相反する二種が用意されている」と共に、それぞれの要素が「過剰過少によって」及び「精神性・思考性の制御によって」異なる働き(効果・効能)を持つ、という二重構造(性質)があるのです。
例えば「水は、火を消す」という働きがありますが、場合によっては、水(H2O)の中の酸素が火の勢いを増徴させたり、水素が爆発を引き起こしたりもします。
図にある「四つのホルモン」のそれぞれの上半球では、「個々の役割」が「相反する結果・効果を作り出す」ことを示しています。より正しく言えば、これらは「ひとつの効能」であり、例えば「便秘薬」が過剰になったりタイミングを誤ると「下痢」を引き起こすことと同じです。
逆に、
上段二種が「副交感神経系」であり、下段二種が「交感神経系」であると示したように。上段二種が下段二種と拮抗・相反するもの、として作用させたり、理解するのも「大きな誤り」ということが出来ます。そもそも「生命体の臓器・物質には無駄なものなど何も無い」のですから。(私の子供の頃の医学では「盲腸・扁桃腺」などはバンスカ切除していました。私はどちらも未だありますが)
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四つの円図のそれぞれ下半球に記述しましたのは、これらの「性質(Prakriti)」を、論理・思考力(本当の意味での意思・精神性)で、コントロール出来た場合の、「理想的(本来はこれが当たり前なのですが)」な場合を意味しています。
しかし現代人の多くは、これが殆ど出来ていません。
例えば(下世話な例で恐縮ですが)
「ギャンブル依存」「アルコール依存」「薬物依存」の人々を卑下し「自分は違うぞ!」と思っている人の多くが、「Sex依存」「S.N.S.依存」「ファッション依存」「宗教依存」だったりするように。
実のところ
「自らの奥底に在る『相反する要素』と、正しくしっかり向き合えていない」のが現状であり、ほぼ全てのトラブルの元凶なのです。

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何時も、最後までご高読を誠にありがとうございます。
本連載は、インドスピリチュアル・グッズweb-Shopのシーターラーマさんのご好意で長年連載を続けさせていただいております。皆様の応援も大きな支えです。少しでもお役に立てる内容がございましたら、ぜひ「いいね」の応援を下さいますよう。よろしくお願い致します。

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(文章:若林 忠宏

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