ジャパをするときの環境について

ジャパを行う(マントラを繰り返し唱える)ことの重要性は、ヒンドゥーの聖典でたびたび強調されていますが、ジャパをする環境の重要性についても、聖典では述べられています。
ここでは、「Gayatri the Highest Meditation」から引用して、ジャパを行う時の環境の重要性について紹介いたします。

「タントラサーラ」によると、メンタル・ジャパ(心の中でマントラを唱えること)は、いつでもどこでも行うことができます。「リンガ・プラーナ」では、通常の生活環境よりも、さらに恩恵をもたらす特定の環境の重要性について次のように述べています。

あなたの家でジャパを行うとき、恩恵はジャパの数だけ与えられます。ところが、牛舎でジャパを行うならば、その恩恵は100倍となります。また聖河のほとりで唱えるならば、その恩恵は、前の2つの場所の10万倍となります。同じジャパが神の神聖なイメージ(絵、像、写真など)の前で行われるならば、その恩恵は無限大です。海岸、山、寺院、隠遁者の住処などで行われるジャパも、その恩恵は莫大なものになります。神のイメージ、またはより明るい光を放つ星を凝視してのジャパはとても効果的です。光や炎、牛の前で行われるジャパ、同様に霊的な教師や聖者の前で行われるジャパは、すばらしい恩恵をもたらします。

「タントラサーラ」によると、トゥラシー(ホーリーバジル)の植えられた庭で、あるいはシヴァ神に捧げられるビルヴァの木(ベルノキ)の側で、あるいは山頂にある神聖なイチジクの木の側で、川辺で、牛舎で、寺院で、聖地巡礼の途中で、霊性の師の前などで行われるジャパは、容易に心を統制でき、マントラを繰り返し唱えることで、精神的な満足感や、ある種の達成感が確実にもたらされるといわれます。

参照:
Sadguru Sant Keshavadas, “Gayatri The Highest Meditation”, p18, Motilal Banarsidass publishers, India