バガヴァッド・ギーター音読のすすめ

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
前年の最終号では、バガヴァッド・ギーターをご紹介いたしました。
バガヴァッド・ギーターは世界中で学術研究の対象となっているように、その解釈は多様に分かれ、はじめて目に触れる人には意味がまったくわからない難解な書籍に思えるかもしれません。
そのような場合には、理解を急がず、ゆっくりと音読しながら読んでいくことをおすすめします。
バガヴァッド・ギーターは、インドにおける祭祀で、マントラとして頻繁に詠唱される経典でもあります。マントラであっても意味の理解は必要不可欠ですが、最初は意味を理解しようとせずに、日本語訳のバガヴァッド・ギーターを音として親しんでみるのも良いでしょう。
ゆっくりと音読を繰り返しているうちに、この句についての意味の理解が深まり、他の句との関連性が明らかになる、ということが起こると思います。
バガヴァッド・ギーターは、18章700節よりなりますので(約700余節ともいわれますが、ぴったり700節となっているようです)、一章の平均は、約39節です。声に出して読んでも、それほど時間がかかるものではありません。
どの章からも読み始められる内容になっていますので、一日一章を目標に、順番にとらわれずに好きな章から音読していくのもよいかと思います。
またバガヴァッド・ギーターの理解を深める解説書として、「バガヴァッド・ギーターの世界―ヒンドゥー教の救済 (ちくま学芸文庫)」をあわせて読まれるのもよいでしょう。
皆さまにとって良き年となりますよう心よりお祈り申し上げます。