サーブーダーナー・キールのレシピ

ナヴァラートリーやエーカーダシーなど、インドではそれぞれの信仰に基づいて、さまざまなヴラタ(誓願)が行われます。ヴラタにおいて広く実践されるのが、断食や食の節制です。完全な断食を行うこともあれば、身体を浄化する果物や牛乳などの摂取は進んで行うこともあります。

インドには、こうしたヴラタの際に勧められるさまざまなレシピがあります。その一つ、サーブーダーナーのキール(साबूदाने की खीर)をご紹介いたします。

サーブーダーナー・キールは、タピオカパールやサゴパールを用いたミルク粥です。サーブーダーナー(साबूदाना)とは、タピオカやサゴヤシのでん粉で作られる白いタピオカパールやサゴパールを意味します。キール(खीर)はミルク粥を意味し、お米で作られることが多くある甘いデザートです。

ヴラタの際は、お米と小麦粉の摂取は勧められないため、お米と小麦粉を除いた食材が用いられます。サーブーダーナーは、ヴラタの際にお米の代わりに食されることが多くあります。

近年では、グルテンフリーの食事や、糖質制限のためにお米を食べない食事法が実践されていますが、インドでは古代より、月の満ち欠けと密接に繋がっている祝祭等を通じて、穀類を食べない節食や断食が行われています。

★サーブーダーナー・キール★

【材料】

・牛乳:1リットル
・サーブーダーナー:1/2カップ(100グラム)
・砂糖:1/3カップ(75グラム)
・カシューナッツ:10〜12粒
・アーモンド:10〜12粒
・ピスタチオ:15〜30粒
・カルダモン:5〜6粒
・レーズン:大さじ2
・サフラン:15〜20本

【作り方】
・サーブーダーナーを水でよくすすぎ、1時間ほど水に浸しておく。
・カシューナッツ、アーモンド、ピスタチオは細かく刻んでおく。
・カルダモンは潰して粒をパウダー状にしておく。
・牛乳を大きめの鍋に入れ沸騰させる。
・沸騰した牛乳を小さめの器に少し取り分け、その中にサフランを入れ色付けする。
・沸騰した牛乳の鍋に、水気を切ったサーブーダーナーを加える。
・塊にならないように、再び沸騰するまで混ぜ続ける。
・再び沸騰したら火を中火にし、ドライフルーツを半分と、色付けした牛乳を加える。
・サーブーダーナーの色が透明になり柔らかくなるまで混ぜながら煮る。
・砂糖とカルダモンを加えて、2分ほど加熱して火を止める。
・少し冷ましたら、器に盛り付け、ドライフルーツを添えたら出来上がり。

サーブーダーナー・キールの作り方は、以下の動画が参考になります。