シュラヴァナ月のマンガル・ガウリー・ヴラタ

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2020年7月6日〜8月3日は、シュラヴァナ月です(地域によっては7月21日から8月19日となります)。シュラヴァナ月はヒンドゥー暦の5番目の月であり、1年の中でとりわけ神聖な月とされています。

シュラヴァナ月はシヴァ神を礼拝する吉祥な月であり、多くの人々が月曜日に断食や瞑想を行います。この行いは、シュラヴァナ・ソーマヴァーラ・ヴラタと呼ばれます。

一方でシュラヴァナ月の火曜日は、マンガル・ガウリー・ヴラタと呼ばれる、シヴァ神の妃パールヴァティー女神への礼拝が行われます。これは主に、幸せな結婚を願う既婚・未婚の女性たちによって行われるもので、この間に断食や瞑想を行うことで、パールヴァティー女神が喜び、幸せな結婚が授けられると信じられています。この行いは、シュラヴァナ月の火曜日から続けて16週間行われる慣習もあります。

結婚生活に大きな影響を与える占星術的な影響として、マンガル・ドーシャが広く知られています。これは、行動を象徴する惑星である火星がもたらす悪影響であり、結婚の遅れや不協和を引き起こすと信じられてきました。

マンガル・ガウリー・ヴラタを行うことで、結婚に関するさまざまな障壁が取り除かれると伝えられます。未婚の女性たちは婚期が早まり、より良い人生のパートナーを獲得し、既婚の女性たちには夫の健康と、幸せな結婚生活が授けられると信じられます。

パールヴァティー女神は、シヴァ神と結婚をするために、大変な苦行を行いました。それ故、シヴァ神を礼拝するもっとも神聖な時と伝えられるシュラヴァナ月にパールヴァティー女神を崇拝することにより、幸せな結婚生活が授けられる恩恵が与えられると信じられています。

マンガル・ガウリー・ヴラタにおいては、以下のマントラを唱えることが勧められます。以下のマントラは、ドゥルガー・サプタ・シャティー(デーヴィー・マーハートミャ)の11章にあたります。


सर्वमङ्गलमाङ्गल्ये
शिवे सर्वार्थसाधिके ।
शरण्ये त्र्यम्बके गौरि
नारायणि नमोऽस्तु ते ॥
sarvamaṅgalamāṅgalye
śive sarvārthasādhike |
śaraṇye tryambake gauri
nārāyaṇi namo‘stu te ||

サルヴァ・マンガラ・マーンガリェー
シヴェー・サルヴァールタ・サーディケー
シャランニェー・トリャンバケー・ガウリ
ナーラーヤニ・ナモー・ストゥ・テー
・意味:あらゆる吉兆の中の吉兆である女神よ、
あらゆる望みを叶える女神よ、
すべての者の拠り所である女神よ、
三界を統べる女神よ、
光輝、窮極の意識の顕れである女神よ、
あなたに帰依いたします。
意訳:母なる女神よ、
あなたは真善美の本質です。
あなたはもっとも吉兆な光を放ち、子どもたちを優しく包み込みます。
一目見るだけで子どもたちを守り、養い、浄化する、美しい三眼を持つ母よ。
その三眼でつねに子どもたちを見守るあなたに、心を込めて帰依いたします。