シーズインディア支援事業の活動報告

シーズインディア支援事業にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。

インドでは、新型コロナウイルスの累計感染者数が100万人を超え、新規感染者数が1日に4万人を超える感染拡大が続いています。
7月からは、Unlock 2.0と呼ばれる封鎖の緩和が予定されていましたが、感染の拡大により、封鎖を再導入する地域が多く見られます。

中東へ出稼ぎに行く人々が多いケーララ州では、人々が帰省した影響により、感染が拡大しています。
シーズインディア支援事業の活動が続く地域でも感染者が確認されたため、一時期は地域全体が隔離されました。
感染が確認されたのは、地域の衛生状態を改善する役割を担うASHA(社会保健士)の女性です。
しかし、感染の拡大は見られなかったため、現在は隔離が解かれています。

隔離が解かれた7月の第3週目に、教育支援を行う子どもたちの45家族に、2018年の豪雨災害の被害を受け特に困窮している22家族を加えて、施設での物資の配給を行いました。
まだ大人数の集会は禁止されているため、物資の支援は2日間の日程で3回に分けて行っています。
教育支援を行う子どもたちへは、隔月で、施設での物資の配給か、店舗で物資を購入するクーポンの配布を行っていますが、状況が不安定であるため、施設での集合が難しい時があります。
施設に集合できない月は、店舗で物資を購入するクーポンの配布を行っています。

子どもたちは皆元気に過ごしていますが、学校の再開時期の目処は立っていません。
以前、オンライン授業が始まった際に、対応ができない貧しい家庭の子どもが自ら命を断つという悲しいニュースが伝えられました。
最近では、オンライン授業に比べて受けやすいテレビを通じた授業を行う計画が進んでいます。
しかし、テレビがない家庭も多いため、地域のコミュニティ・センターのようなところに大きめのスクリーンを設けて、テレビのない家庭の子どもが授業を受けられるようにするという計画も進んでいます。

また、病院での食事の配給は、食事を調理し病院まで運ぶ支援になりますが、変わらずに毎日続いています。
感染を防ぐために、今後もしばらくは、病院のスタッフが配膳を行う予定です。
隔離中でも、スタッフが通行許可を得ていたため、村の施設で調理した食事を町にある病院まで毎日運ぶことができました。
病院での食事の配給は、皆様のご支援のおかげで、2000年から一日も欠かすことなく続いています。
しかし、食事を病院へ運ぶ際の燃料の高騰が続いていること、また、特にお米が高騰していることから、厳しい支援の状況が続いています。

封鎖や外出禁止令の影響により、特に経済的に弱い立場にある人々の生活に甚大な影響が出ています。
子どもたちの父親や母親の多くが、現在も仕事ができない状況にあります。
2018年の豪雨災害の被害を受けた人々へは、生活再建のためのさまざまな支援を計画していましたが、同じように仕事を失った人々が多く、これからはひとまず、地域の人々が最低限の生活を送ることができるよう、生活物資の支援を中心に続ける予定です。

インドでは雨季を迎えています。
2018年の豪雨の際は、今頃から大雨が続いていましたが、ケーララ州では現在のところ雨は落ち着いています。
少しでも穏やかな生活を送ることができるように、皆様のご支援を活用させていただきたいと思います。
現地の人々は、いつも祈りの中にご支援をいただく皆様がいると話しています。
大変な状況にある人々が多くいる中で、継続的なご支援をいただいておりますこと、心より御礼申し上げます。
皆様の温かいご支援を、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

皆様もどうかお気をつけてお過ごしください。
一日も早く収束し、世界に平和が広まりますよう、心よりお祈り申し上げます。

(スタッフ:ひるま)