ピトリ・ドーシャの対策法

インド古代のヴェーダ聖典では、すべての家庭において、彼らの先祖の影響は避けられないと述べています。
これらの聖典では、先祖は、私たちと血縁関係で結ばれているというだけでなく、今生そして前世で、私たちの幸福な生活に関わった教師、指導者、模範的な人、友人であると明かしています。
したがって、恩恵、英知、守護、愛で私たちの生活を見守る先駆者であった無数の魂を、私たちは感謝の念をもって認識しなければなりません。

どのような宗派の教典においても、善きにせよ悪しきにせよ、私たちは先祖の残した行為の結果を刈り取らなければならないといわれます。
時折、私たちの先祖のある悪い行為の影響が、私たち自身に降りかかり、思わぬ障害を引き起こすことがあります。
それらは私たちの進歩の障壁となり、真面目で実直な努力をしているにもかかわらず、成功や子供に恵まれないなどのような悪い影響をもたらすことがあります。
インド哲学では、この影響を、先祖(ピトリ)の罪業(ドーシャ)という意味である「ピトリ・ドーシャ」と定義しています。

ピトリ・ドーシャは、ある惑星の配置として出生図にあらわれます。
また、先祖供養を疎かにし、魂の浄化を適切に行わないことでもピトリ・ドーシャは生じるといわれます。

ヒンドゥー教では、私たちの先祖を供養する方法を定めており、瞑想、マントラの詠唱、祈りのような霊的実践を捧げることによって、先祖の繁栄祈願と供養を行います。
先祖の魂を喜ばせ、先祖と子孫の繁栄と幸福を祈願する方法をご紹介します。

ピトリ・ドーシャの対策法
・新月に先祖供養を行う。
・ピトリ・パクシャ(8月〜9月の満月から新月までの先祖供養の期間)に、毎日先祖への祈りを捧げる。
・アクシャヤ・トリティヤ(4月〜5月の新月から3日目)において、寄付を行う。
・ジェーシュタ月(5月~6月)の新月に、カーリー女神のプージャーやヴラタ(戒行)を行う。
・アディカ月(閏月)に、マントラ・ジャパ、プージャー、寄付を行う。
・シュラーッダ(先祖供養の儀式)を行う。
・バニヤンの木(ベンガルボダイジュ)に水を捧げる。
・新月に僧侶へ食事を奉仕する。
・新月と満月において、寺院などに食事を寄付する
・貧しい人々へ食事や衣服を寄付する。
・鳥や動物(カラスや犬など)に餌食を行う。
・継続的にシヴァ神やヴィシュヌ神を礼拝する。
・ピトリ・ドーシャに関するプージャーを行う。
 ・ピトリ・ドーシャ解消のためのプージャー
 ・ピトリ・ドーシャ・ニヴァーラナ・プージャー
 ・亡くなった魂の平安のためのプージャー
 ・モークシャ・プラープティ・プージャー・ヤジュニャ
 ・ガルダ・プラーナの詠唱