光の女神

霊的叡智の宝庫であるインドにおいて、さまざまな姿で崇められる女神たちは、世界を動かす力として、いたるところに存在しています。
私たちが生きる日々には、女神たちの大きな力が働いていることを決して忘れてはなりません。
そんな女神たちの中に、ジョーティと呼ばれる女神がいます。

ジョーティは、光を意味します。
ジョーティ女神は、一説に、パールヴァティー女神の額から発出した閃光として生まれたと伝えられます。
とりわけ、カールッティケーヤ神の姉妹として崇められることが多くあります。
それは、カールッティケーヤ神の武器である鋭い槍が、ジョーティ女神として崇められているからです。

カールッティケーヤ神は、シヴァ神とパールヴァティー女神の息子であり、霊的探究の守り神として崇められます。
カールッティケーヤ神が手にする鋭い槍は、母であるパールヴァティー女神から授けられ、知識を象徴するものと伝えられてきました。
知識は、豊かな人生を歩むために、何よりもの武器となるものです。
それは、無知という暗闇を照らす光でもあります。

カールッティケーヤ神は、母であるパールヴァティー女神から授けられた知識を象徴する槍を力に、悪魔を倒しました。
私たち自身も、神々が授ける知識という力を用いながら、無知が生み出す不安や恐怖といった暗闇を払拭する光を灯さなくてはなりません。
その時、日々の中で向き合うさまざまな難題を強く打ち破ることができるはずです。

知識を武器に、私たちの霊的探究を守るカールッティケーヤ神の軍旗には、雄鶏が描かれています。
雄鶏は、カールッティケーヤ神が倒した悪魔とされる一方で、闇を切り開く太陽を呼び覚ますかのように鳴き始める姿が、神聖視される動物でもあります。

そんな雄鶏を掲げるカールッティケーヤ神の力が、ジョーティ女神です。
こうした神々の存在に心を定める時、私たちは豊かな人生を歩むための真の知識を深めていくことができるはずです。
そうすれば、日々の中でたとえ暗闇に直面しても、明けない夜がないように、常に光をもたらすことができるに違いありません。

(文章:ひるま)