シーズインディア支援事業の活動報告

シーズインディア支援事業にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。

インドでは、新型コロナウイルスの累計感染者数が800万人、死者数は12万人を超えました。
続いていた感染拡大はインド全体ではピークを超えたと見られていますが、一部の地域で感染者数が急増しています。
その地域のひとつが、シーズインディアがあるケーララ州です。

一時期、ケーララ州はモデルとされたほど新型コロナウイルスの制御ができていた地域になりますが、今はどこの州よりも感染が拡大しています。
10月31日までは、4人以上の集会を禁ずる刑事訴訟法第144条が発動されています。
ケーララ州は外国へ出稼ぎに行く人々がとても多く、封鎖が緩和され多くの人々が帰国した影響や、オーナムの祝祭で人の移動や集合が多くなったことが原因ではないかといわれています。
ケーララ州で一番大きな祝祭であるオーナムは、今年は8月の下旬に祝福されました。

この状況の中、2021年1月まで、シーズインディアの施設の一部が医療サービスを行う場所として保健当局の管理下になりました。
保健当局の許可なしでは施設を使用できない状況にある上、感染が拡大しているため、教育支援を行う子どもたちの集会は今年いっぱいは不可能となり、物資を購入するためのクーポンを配る形での支援となっています。
ケーララ豪雨災害において被災した人々へも、あわせて物資の支援を行なっています。

今月は、施設において一度に10人まで集まることが特別に許可されたため、保護者一人のみ、施設への訪問をお願いしました。
物資の配給を少しずつ行ないながら、子どもたちの様子を伺うことができ、それぞれがこの状況にきちんと対応していることを確認しています。
教育機関が閉鎖されており、懸念されることも多くありますが、感染を恐れ、学校へは通わせたくないという保護者が多くいます。
まだしばらくは、オンラインの授業やテレビを通じた授業が続くと見られます。

病院への食事の配給も、今年いっぱいは病院への立ち入りが禁止されました。
しかし、毎日、調理をした食事を運ぶ支援が続いています。
食事の配給を行なっている病院では、一般の入院患者以外に、一時期は300人近い新型コロナウイルスの感染者が入院をしていました。
配給の食事量が増えているため、調理や運搬にはボランティアの力を借りています。

そして、今年も豪雨災害の被害を受けた畑での稲作の支援が始まりました。
稲作の支援は昨年で終了の予定でしたが、この状況の中、強い要請を受けて、指揮をとることになりました。
来年の春ごろに収穫予定となりますが、ケーララ豪雨災害へのご寄付の一部を活用させていただく予定です。
母なる自然をいたわることには大きな喜びを感じ、美しい自然の中で暮らす子どもたちの姿を見られることを願っています。

封鎖や外出禁止令の影響により、特に経済的に弱い立場にある人々の生活には甚大な影響が出ています。
支えを必要とする人々の生活の向上ため、さまざまな計画がありましたが、ひとまずは、人々が最低限の生活を送ることができるよう、今後も生活物資の支援を中心に活動をする予定です。

不安定な状況が続く中、温かいご支援をいただいておりますこと、心より御礼申し上げます。
皆様もどうかお気をつけてお過ごしください。
一日も早く収束し、世界に平和が広まりますよう、心よりお祈り申し上げます。

(スタッフ:ひるま)