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マハーヴァーキヤ

オーム タット サット

ॐ तत् सत्
・om tat sat
・オーム タット サット


オーム・タット・サットは、一切は真理であること、至高の真理、窮極の真理を示すマントラです。
Om (ॐ) : 聖音、至高神、ブラフマン
Tat (तत्) : それ、そのすべて
Sat (सत्) : 実在、善、絶対の真理
この3音節は、宗教、物質的快適さ、霊的探求に欠かせない重要な音であるといわれています。バガヴァッド・ギーター第17章23節では、
「オーム(聖音)、タット(「それ」)、サット(実在、善)は、ブラフマンを支持する三種の語であると伝えられる。これにより、かつてバラモンとヴェーダと祭祀とが創造された。」(上村訳)
と述べられています。
このマントラの派生形として、「ハリ・オーム・タット・サット」があります。「ハリ」は、ヴィシュヌ・サハスラナーマの650番目の御名であり、真理を示す窮極の存在を意味し、「ハリ・オーム・タット・サット」は、「ヴィシュヌは唯一窮極の真理である」と解されます。またクリシュナの別名としてのハリは、盗む者、取り去る者の意味があり、マーヤー(幻力)を取り去る窮極の存在を示すことがあります。
以下「ヴェーダーンタ・ウィズダム」のライナー・ノーツからの抜粋です。
「このマハーヴァーキヤ「オーム・タット・サット」は、絶対者との結合、そして、あなたが今ここで体験することは、唯一の真理であることを理解させます。
いま現在は、疑うことのない真実です。
あなたが歓喜を体験するならば、あなたは至福の神とひとつになります。
これを深層感覚で理解し、それを活用するとき、わたしたちは他者の気持ちに気づき、他者を傷つけることなく、すべての生類に慈愛を注ぎ、歓喜と奉仕に満ちた人生を過ごすことができるようになります。
窮極の真理は、純粋な喜びと完全な自由を世界に与えることができるこの体験のことです。
いまを楽しみ、この瞬間を愛し、すべてを与え、慈悲の心を持ちましょう。
これらはヴェーダ、ウパニシャッドの偉大な教えです。
あなたの意識を拡大させ、魂を成長させることで、すべてを愛し、すべてに仕えることができます。
あなたの魂からわき出るユニークな個性を楽しみ、常に平安でいましょう。
慈愛は、この宇宙に豊富に満ちている永遠の力です。
それを自身に引き寄せ、真実のあなたを抑制しているあらゆる制限を取り払いましょう。
至福と平安の本質、超意識領域における本質、あなたから流れ出る無償の愛と、無尽蔵の歓喜の本質は、この絶対の真理である「オーム・タット・サット」の中にあります。」

コメント

    • 久保 登
    • 2023.12.09 12:12pm

    サンスクリットの勉強を始めた初心者です。
    文法的な観点から質問をしたいです。

    文法的には、sat はtatである、というふうに解釈できると思います。
    ここで、であるという動詞は省略されている。

    類似の表現で、tat tvam asiという文がよく出てきます。
    ここで、asiは動詞の二人称・単数。

    なので、動詞を省略しないで書くとすると
    tat sat asti (三人称・単数)
    となると思うのですが、これであっていますか?

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