若林忠宏:論理とスピリチュアル:新連載 Vol.8 バガヴァド・ギーター:第二章・第2節 ④

バガヴァド・ギーター:第二章・第2節 ④
近現代西洋医学と、古代中世東洋医学の大きな違い
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クリシュナは言った。
危機に於いて、この弱気はいったい何処から貴殿ににじり寄ったのだ!
それは貴殿にそぐわず、天界に導きもせず、不名誉をもたらすものだ。アルジュナ

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近現代の西洋医学基本は、「症状が出現してから、それに対する対処療法を化学製剤で行う」というものです。例えば「高血圧には血圧を下げる薬」「低血圧には上げる薬」の投与です。
これに対し「東洋医学の生薬」は、「血圧を安定させる生薬」を投与します。西洋化学製剤のような即効性が乏しい場合も少なくありませんが、極めて安全で理に叶っています。

そもそも生命体の恒常性は、「相反する要素」のバランスを保つ「何らかの神秘的システム」が働いて成り立っているのですが、ほぼ総ての病気の原因は、このシステムの不調にあるのです。東洋医学や西洋の古代民間療法に原点を見出せる「西洋生薬=ハーブ」などは、恒常性関連の不調・偏重には、その「何らかのシステム」自体をサポートする、言わば「気本論・根源論」なのです。
ところが近代西洋医学は、結果から逆算して対処する、言わば「結果論」に偏重しているのです。東洋医学でも、状況のあまりの偏重に対し、応急処置として「無理やりバランスを変える」方法を取りますが、あくまでも一過性・一時の強硬手段に過ぎません。

保護猫活動をしていた私は、「猫の喧嘩の仲裁」でも、これに関連する幾つかのことを学びました。
日ごろは、仲の良い猫同士が、窓ガラスの向こうの庭に現われた野良猫と激しい睨み合いをしていた時です。誰かが、棚から足を滑らしたか何かで、想定外の音や動きを見せ「一触即発の緊張」の中に大きな刺激を与えてしまった時です。 根っから「群棲性の譲り合い」の感覚を持たず「自分の感覚が主体(総て)」の「孤独棲・単独棲性」の猫は、仲良しだった筈が、何かのきっかけで大喧嘩に到ってしまうことがままあるのです。

そんな時、慎重に手を出して仲裁しようとしても全く無駄です。手を出して止めようとした結果、数針縫う怪我を負わされたことも何度もあります。そんな経験を経て、最近では、双方の間に足を、少し乱暴に蹴り入れて、双方共が怯む新たな攻撃を与えねばなりません。不思議にそれによって一瞬「正気」が生まれる。否、「新たな方向に対する注意力」が生まれ、或る種の冷静さを取り戻すのです。幸いに人間の足の方が、猫同士の「爪や牙」ほどのダメージを与えません。

極端な言い方ですが、「偏った作用を促すことで対処しようとする近代西洋療法」は、何時までも喧嘩の猫たちを蹴り続けているようなものなのです。

その結果、喧嘩(表出した病状)は収まるかもしれませんが、蹴られたダメージと同じことが、猫たちの肝臓、腎臓に深刻な新たな問題を刻んでしまうのです。
(つづく)

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バガヴァド・ギータの詳しい語彙の解説は、シーターラーマさんのブログで是非、学んで下さい。
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(文章:若林 忠宏

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