ソーハム・マントラ

सोऽहं
so’haṁ
・ソーハン


ソーハム瞑想として知られる「無声音」マントラです。息を吸いながら「ソー」、吐きながら「ハム」と唱えます。私たちは、毎日、意識せずとも、呼吸をしながらこのマントラを常に唱えているといわれます。インドの聖者たちは、この呼吸を意識して行うことにより、肉体や心などの物質的な領域を超越し、輪廻の束縛から解放されることを見出しました。
ソーハム(so’ham)は、sah+ahamのサンディ(連声)となります。直訳では、「それは私」「彼は私」の意味となりますが、万物に遍く浸透する遍在の至高神・ブラフマンと、自己の意が同一であることを示しています。
このマントラは、自己は分離した状態であるというエゴを諫め、日常、絶え間なく呼吸をしながら、万物の主と自己は深層で常に繋がっていることを教えてくれます。
また「ソーハム」(so’ham)は、アートマンや生命原理プラーナの象徴である「ハムサ」(hamsa)と、音が循環の関係にあるために表裏一体であることを示しています。