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アンナダーナ活動報告

新型コロナウィルス緊急アンナダーナ活動報告(その47)

新型コロナウィルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

昨年の3月25日に始まった新型コロナウィルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、段階的な緩和が行われ、9月に感染拡大のピークを迎えました。
9月以降は減少傾向が続いていましたが、ここにきて急速な勢いで感染拡大が進み、第2波を迎えていると見られています。
これまでに累計感染者数は1178万人、死者数は16.2万人を超えました。

食事の奉仕は、3月20日に500皿(第85回目)、3月23日に500皿(第86回目)を配ることができました。
メニューはどちらもダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
引き続き週2回のペースで、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながらの奉仕となっています。

昨年の3月25日に始まったインド全土の封鎖から、1年が過ぎました。
食事の奉仕はこの1年間で86回の実施となり、合計で43000食(194万ルピー/約290万円)を奉仕することができました。
社会経済活動が完全にストップした当初は、出稼ぎ労働者や日雇い労働者への奉仕として食事を配り始め、こうした人々が帰郷するバスに乗り込んで奉仕を行うこともありました。
現在は、首都のデリーにおいて、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に奉仕を行っています。
不安定な就労状態にあった経済的に弱い立場の人々は、貧困層が暮らす地域で感染が拡大したこともあり、仕事を拒まれるなど生活の再建は容易ではないとされています。
こうした状況の中で奉仕する食事は毎回あっという間に配り終えてしまい、大海の一滴に過ぎないように感じることもあります。
しかし、こうした皆様の温かいお気持ちから生まれる行為は、社会に必ず良い変化を生み出してくれることと信じ、活動を行っています。

現在は社会経済活動の多くが再開していますが、まだ封鎖の緩和の段階にあります。
しかし、ここで第2波と見られる急速な感染拡大が見られ始め、懸念される状況が続いています。
大都市ムンバイのあるマハーラーシュトラ州では、過去最高の3万人を超える新規感染者数となり、首都のデリーでも、100人台の日が続いていた新規感染者数は1000人を超えました。
ムンバイやデリーでは、3月28日と29日に祝福されるホーリー・フェスティバルについて、公共の場での祝福を禁止しました。

長期に渡る厳しい全土封鎖の中で、終わりが見えない日々には気が滅入ることもありますが、この状況を乗り越えることができるように、希望を持って皆様の温かいお気持ちを繋いでいきたいと思います。
感染防止対策を優先しているため、1回に500皿の調理と配膳が限界ですが、今後もしばらくは週に2回の実施を目標に活動していく計画です。

この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

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