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バガヴァッド・ギーター第1章

バガヴァッド・ギーター第1章第35節

एतान् न हन्तुम् इच्चामि
etān na hantum iccāmi
エーターン ナ ハントゥム イッチャーミ
私は彼らを殺すことを望まない

etān【男性・複数・対格、指示代名詞 etad】彼らを、これらを
na【否定辞】〜でない
hantum【不定詞 √han】殺すこと、破壊すること
iccāmi【一人称・単数・パラスマイパダ・現在 √iṣ】私は望む、私は欲する

घ्नतो ऽपि मधुसूदन ।
ghnato 'pi madhusūdana |
グナトー ピ マドゥスーダナ
クリシュナよ、たとえ(彼らが私を)殺しても

ghnatas【男性・複数・主格、現在分詞 √han】殺して、殺害して、破壊して
api【接続詞】〜もまた、さえも、さらに
madhusūdana【男性・単数・呼格】マドゥスーダナよ。クリシュナの別名。名前は「(悪魔)マドゥを殺す者」の意。ここでのマドゥは、クリシュナの先祖にあたるマドゥとは異なる。

अपि त्रैलोक्यराज्यस्य हेतोः
api trailokyarājyasya hetoḥ
アピ トライローキヤラージャッシャ ヘートーホ
たとえ三界の王権のためでも

api【接続詞】〜もまた、さえも、さらに
trailokya【中性】三界(地bhūḥ 空bhuvaḥ 天svaḥ)
rājyasya【中性・単数・属格】王権の、主権の、支配権の、王政の
→trailokyarājyasya【中性・単数・属格、限定複合語】三界の王権の
hetos【男性・単数・従格】(属格とともに用いられて)〜のために、〜によって

किं नु महीकृते ॥
kiṁ nu mahīkṛte ||
キン ヌ マヒークリテー
ましてや国土のためには

kim【疑問代名詞】何、誰、なぜ、どんな、どのように
nu【不変化辞】実に、確実に、まさに(強意を示す)
→kim nu:まして、なおさら、況んや
mahī【女性】大地、国土
kṛte【中性・単数・処格】〜のために
→mahīkṛte【副詞】国土のために、大地のために

एतान्न हन्तुमिच्चामि घ्नतोऽपि मधुसूदन ।
अपि त्रैलोक्यराज्यस्य हेतोः किं नु महीकृते ॥ ३५ ॥

etānna hantumiccāmi ghnato'pi madhusūdana |
api trailokyarājyasya hetoḥ kiṁ nu mahīkṛte || 35 ||
クリシュナよ、たとえ彼らが私を殺そうとも、私は彼らを殺したくはありません。
たとえ三界の王権のためでも、ましてや国土のためには……

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