バガヴァッド・ギーター第1章第39節

कथं न ज्ञेयम् अस्माभिः
kathaṁ na jñeyam asmābhiḥ
カタン ナ ジュニェーヤム アスマービヒ
どうして私たちが知るべきでない

katham【副詞】どうして、いかにして
na【否定辞】〜でない
jñeyam【中性・単数・主格、未来受動分詞(動詞的形容詞、義務分詞) √jñā】知られるべき
asmābhis【男性・複数・具格】私たちによって

पापाद् अस्मान् निवर्तितुम् ।
pāpād asmān nivartitum |
パーパード アスマーン ニヴァルティトゥム
この罪から免れること

pāpāt【中性・単数・従格】罪から、悪事から、悪行から、不正から
asmān【中性・単数・従格、指示代名詞 idam】これから
nivartitum【不定詞 ni√vṛt】逃れること、離れること、免れること

कुलक्षयकृतं दोषं
kulakṣayakṛtaṁ doṣaṁ
クラクシャヤクリタン ドーシャン
一族を崩壊させる罪を

kula【中性】家族、一族、氏族、群れ、仲間、カースト
kṣaya【男性、√kṣiから派生した名詞】破壊、崩壊、衰退、減衰、腐敗、滅亡
kṛtam【男性・単数・対格、過去受動分詞 √kṛ】生じた、為された、作られた
→kulakṣayakṛtam【男性・単数・対格】家族を滅亡させる、氏族を崩壊させる、一族を滅ぼす
doṣam【男性・単数・対格】罪を、悪を、罪過を

प्रपश्यद्भिर् जनार्दन ॥
prapaśyadbhir janārdana ||
プラパッシャドビル ジャナールダナ
理解していることによって、クリシュナよ

prapaśyadbhis【男性・複数・具格、現在分詞 pra√paś】知っていることによって、理解していることによって、識別していることによって。前出のasmābhisと同格のため「〜を理解している私たち」となる。
janārdana【男性・単数・呼格】ジャナールダナよ。クリシュナの別名。名前は「人を悩ます者」の意。

कथं न ज्ञेयमस्माभिः पापादस्मान्निवर्तितुम् ।
कुलक्षयकृतं दोषं प्रपश्यद्भिर्जनार्दन ॥ ३९ ॥

kathaṁ na jñeyamasmābhiḥ pāpādasmānnivartitum |
kulakṣayakṛtaṁ doṣaṁ prapaśyadbhirjanārdana || 39 ||
一族を崩壊させる罪をよく理解している私たちが、
この罪から免れるすべを知らないでよいはずがありません、クリシュナよ。