シーズインディア支援事業の活動報告

シーズインディア支援事業にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。

インドで4月から5月にかけて深刻化した新型コロナウイルスの感染拡大は、だいぶ状況が改善してきました。
新規感染者数はピーク時の10分の1にまで減少し、現在は4万人前後の日が続いています。
しかし、シーズインディアがあるケーララ州では、現在も1万人を超える新規感染者数が報告されています。
ケーララ州の人口はインドの総人口の2.76%ほどですが、新規感染者数はインド全体の3分の1を占めており、予断を許さない状況にあります。

シーズインディアがある地域では、厳しい封鎖が行われていましたが、段階的な緩和が行われ、現在は週に3日、仕事や買い物に外出することができます。
しかし、毎月の教育支援を行う子どもたちの家族や、2018年の豪雨災害の被害を受けた家族が暮らす地域は、レッドゾーンに指定されており、まだ自由に動くことはできません。
夏休みを終えた子どもたちは、オンラインやテレビを通じた授業で勉学に励んでいます。
支援を行うすべての子どもたちの安全は確認が取れていますが、仕事を失った両親も多く、蓄えのない人々の生活は苦しい状況が続きます。
現在は、毎月の支援に加え、必要に応じた生活物資の支援を不定期で行っています。

子どもたちの両親や豪雨災害の被害を受けた人々の多くは、農作業や建設作業に従事しており、社会経済活動が再開しても、雨季を迎えている今は天候に左右され、仕事はとても不安定です。
また、裕福な家庭に赴いて家事代行などの仕事をしている人も多くいますが、感染を恐れ、仕事を拒まれることが多くあります。
ホテルやレストランなどで清掃に従事する人も多くいますが、こういった場所はまだ完全に再開されておらず、十分な仕事を得ることができません。
生活の向上ために、さまざまな支援計画がありましたが、人々が最低限の生活を送ることができるよう、しばらくは生活物資の支援が中心になる見込みです。

病院での食事の配給も、毎日欠かすことなく続いています。
新型コロナウイルスの影響により、病院の敷地内には入ることができず、現在も直接配膳を行うことはできない状況です。
調理した食事を病院に届け、病院のスタッフが配膳を行っていますが、配膳の手間を省くために、食事をパック詰めして欲しいという要望がありました。
しかし、パック詰めを行う費用や人手を賄うことができず、これまで通り、調理した食事を病院に届ける支援を続けています。
病院では長期にわたって逼迫した状況が続いており、誰もが疲労困憊しています。
少しでも助けになりたいという思いがありますが、シーズインディアの負担も非常に大きくなっており、可能な範囲でできる支援を続けています。

政府もさまざまな支援策を打ち出していますが、その支援はなかなか困窮者に届かず、現地で活動を行う中では、皆様のお気持ちが何よりも力強い支えになっています。
より良い社会のために、必要とする人々の視点に立って細やかな支援を行うことができるよう、今後も地域に根付いた活動を続けていく予定です。

多くの人々が大変な思いをされている中、継続してご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
皆様もどうかお気をつけてお過ごしください。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)