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バガヴァッド・ギーター第3章

バガヴァッド・ギーター第3章第12節

इष्टान् भोगान् हि वो देवा
iṣṭān bhogān hi vo devā
イシュターン ボーガーン ヒ ヴォー デーヴァー
実に、神々は、汝らに所望の享楽(主に食物)を

iṣṭān【男性・複数・対格、iṣṭa(過去受動分詞 √iṣ)】求められた、望まれた;望ましい、好ましい;親愛なる;都合のよい
bhogān【男性・複数・対格、bhoga】[〜に、〜を]食うこと、享受すること、消耗すること;享有、享受;使用、使役、適用;用益;性的享楽;支配、統括;感覚、知覚;功用、利益;快楽、歓喜;享楽の対象;財産、収益
hi【不変化辞】なぜならば、〜のために;真に、確かに、実に
vas【為格・複数、二人称代名詞(附帯形) yuṣmabhyam】[〜に、〜のために]あなたたち
devās【男性・複数・主格、deva】[〜は、〜が]天上の者、神格者、神、神聖な者;祭官、婆羅門;王、王侯;長

दास्यन्ते यज्ञभाविताः ।
dāsyante yajñabhāvitāḥ |
ダースヤンテー ヤジュニャバーヴィターハ
祭祀により讃えられた神々は、与えるだろう

dāsyante【三人称・複数・アートマネーパダ・未来 √dā】[彼らは〜だろう]与える、交付する;渡す;捧げる;売る;作る
yajña【男性】(祈祷または讃歌をもってする)崇拝;祭式の儀礼、祭式
bhāvitās【男性・複数・主格、過去受動分詞・使役活用 √bhū】生産された、開示された、得られた;上機嫌な、喜ばしい、得意の気分である;鼓舞された;芳香をもって薫ぜられた
→yajñabhāvitās【男性・複数・主格、限定複合語 yajña-bhāvita】(神として)祭式で尊敬された;祭祀で讃えられた;祭祀によって繁栄させられた

तैर् दत्तान् अप्रदायैभ्यो
tair dattān apradāyaibhyo
タイル ダッターン アプラダーヤイッビョー
彼らに捧げずに、彼らによって与えられたものを

tais【男性・複数・具格、指示代名詞 tad】[〜によって、〜をもって]それら、あれら、彼ら
dattān【男性・複数・対格、datta(過去受動分詞 √dā)】[〜に、〜を]与えられたもの;贈り物、施物;布施
apradāya【絶対分詞 a-pra√dā】与えないで;渡さないで;捧げないで;授けないで
ebhyas【男性・複数・為格、指示代名詞 idam】[〜に、〜のために]これら

यो भुङ्क्ते स्तेन एव सः ॥
yo bhuṅkte stena eva saḥ ||
ヨー ブンクテー ステーナ エーヴァ サハ
享受する人、彼は真に盗人である

yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】〜であるもの、〜である人
bhuṅkte【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √bhuj】[彼は〜、それは〜]享受する、支配する、所有する;使用する;利用する;甘受する;〜を食べる
stenas【男性・単数・主格、stena】[〜は、〜が]盗人、強盗
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[〜は、〜が]これ、あれ、彼

इष्टान्भोगान् हि वो देवा दास्यन्ते यज्ञभाविताः ।
तैर्दत्तानप्रदायैभ्यो यो भुङ्क्ते स्तेन एव सः ॥ १२ ॥

iṣṭānbhogān hi vo devā dāsyante yajñabhāvitāḥ |
tairdattānapradāyaibhyo yo bhuṅkte stena eva saḥ || 12 ||
実に、祭祀により讃えられた神々は、汝らに所望の享楽を与えるだろう。
神々に捧げずに、神々より与えられたものを享受する人は、盗人に他ならない。」

※造物主(プラジャーパティ)の言葉は、この節まで続くと考えられますが、この節の最後までとする立場と、この節の前半部分(〜享楽を与えるだろう)までが造物主の言葉で、後半部分(神々に捧げずに〜)はクリシュナの言葉とする立場があります。

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