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雑記帳

ヨーガで世界平和

12月25日、インドではクリスマスも休日となります。10億を超える人口を抱える大国だけあって、インドには休日が多くあります。というのは、ヒンドゥー教やイスラム教、キリスト教やジャイナ教など、異なる宗教に属する人々が多くいるため、それぞれの宗教の祝日がすべてお休みとなっているからです。
ヨーガの世界では、「全ては一つ」という考えのもとに、宗教などが問われることはありません。リシケシの世界的に有名なあるアシュラムでは、常に国を超えて人々が集まっています。クリスマスの夜も、そうでした。
セレモニーが行われていたその夜は、インドらしいお祈りや、海外からアシュラムを訪れている人々によるそれぞれの国の出し物などで、大きなホールは熱気に包まれていました。12月後半の寒さも感じさせないその熱気の中で、ジョン・レノンのハッピークリスマスをBGMに、世界平和を願う写真が大きく映し出される場面がありました。それまでの賑やかな雰囲気とは打って変わって、皆がただじっと座り祈るように映像を見つめるその瞬間のシャンティ(平安)なエネルギーの流れは、きっとその場の誰もが感じていたに違いないくらい大きなもので、思い返せば今でも鮮明に蘇ってきます。
こうして皆が一つになって出すエネルギーや意識の流れは大きな変化を生みだし、それは良い意味でも悪い意味でも伝染するように広まっていきます。マザー・テレサが「反戦集会には行かないけれど、平和集会には行くわ」と述べ、ジョン・レノンがハッピークリスマスの中で「望めば戦争は終わる」と歌ったその意味を、はっきりと理解することができました。
セレモニーが終わって外へ出るとそこは極寒の世界。帰る道すがら体は冷えるのに、その夜の暖かいエネルギーはずっと残ったままで、不思議と寒さは感じませんでした。ヨギは存在そのものがシャンティなエネルギーとなると、ある僧に言われたことを思い出しながら、クリスマスの夜が明けていきました。大国のインド、教えられることがたくさんあります。
(文章:ひるま)

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