バガヴァッド・ギーター第3章第17節

यस्त्वात्मरतिरेव स्याद्
yastvātmaratireva syād
ヤストゥヴァートマラティレーヴァ スヤード
一方、自己においてのみ喜ぶ人

yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】〜であるもの、〜である人
tu【接続詞】しかし、一方(虚辞としても使用)
ātma【男性】自己、自身;霊魂;我
ratis【女性・単数・主格、rati】休息;快楽、享楽、満足
→ātmaratis【女性・単数・主格、所有複合語 ātma-rati】自己において喜ぶ、自己に満足する
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
syāt【三人称・単数・パラスマイパダ・願望法 √as】[彼は、それは]〜であるべき、〜であろう

आत्मतृप्तश्च मानवः ।
ātmatṛptaśca mānavaḥ |
アートマトリプタシュチャ マーナヴァハ
また自己において充足する人

ātma【男性】自己、自身;霊魂;我
tṛptas【男性・単数・主格、過去受動分詞 √tṛp】〜をもって満足する、〜をもって充足する
→ātmatṛptas【男性・単数・主格、所有複合語 ātma-tṛpta】自己において満足する、自己に充足する
ca【接続詞】そして、また、〜と
mānavas【男性・単数・主格、mānava】[〜は、〜が]人、人間;(複)人類;臣民;人種

आत्मन्येव च संतुष्टस्
ātmanyeva ca saṁtuṣṭas
アートマニェーヴァ チャ サントゥシュタス
また自己においてのみ満足した人

ātmani【男性・単数・処格、ātman】[〜において、〜のなかで]自己、自身;霊魂;我
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
ca【接続詞】そして、また、〜と
saṁtuṣṭas【男性・単数・主格、過去受動分詞 √tuṣ】満足した、満ち足りた、喜悦した、喜んだ

तस्य कार्यं न विद्यते ॥
tasya kāryaṁ na vidyate ||
タッスヤ カーリヤン ナ ヴィッデャテー
彼にとって、為すべきことはない

tasya【男性・単数・属格、指示代名詞 tad】[〜の、〜にとって]彼、それ、あれ
kāryam【中性・単数・主格、未来受動分詞 √kṛ】[〜は、〜が]為されるべき、作られるべき、遂行されるべき、用いられるべき
na【否定辞】〜でない
vidyate【三人称・単数・現在・受動活用 √vid】[それは]ある、存在する、見られる

यस्त्वात्मरतिरेव स्यादात्मतृप्तश्च मानवः ।
आत्मन्येव च संतुष्टस्तस्य कार्यं न विद्यते ॥ १७ ॥

yastvātmaratireva syādātmatṛptaśca mānavaḥ |
ātmanyeva ca saṁtuṣṭastasya kāryaṁ na vidyate || 17 ||
一方、自己においてのみ喜び、自己において充足する人、
また自己においてのみ満足した人にとって、もはや為すべきことはない。