バガヴァッド・ギーター第3章第22節

न मे पार्थास्ति कर्तव्यं
na me pārthāsti kartavyaṁ
ナ メー パールタースティ カルタヴィヤン
アルジュナよ、私にとって、為すべきことはない

na【否定辞】〜でない
me【単数・属格、一人称代名詞 madの附帯形】[〜の、〜にとって]私
pārtha【男性・単数・呼格】プリターの息子よ。アルジュナのこと。
asti【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √as】[それは]ある、存在する、実在する
kartavyam【中性・単数・主格、未来受動分詞 √kṛ】[〜は、〜が]為されるべき、成就されるべき;作業、事務、業務;為されるべきこと

त्रिषु लोकेषु किंचन ।
triṣu lokeṣu kiṁcana |
トリシュ ローケーシュ キンチャナ
三界において、何も

triṣu【男性・複数・処格、tri】[〜において、〜のなかで】3
lokeṣu【男性・複数・処格、loka】[〜において、〜のなかで】空間、余地、場所;地方、地帯、国;世界、宇宙の区分;天;地;人類、一般の人民、国民;男子(複数);(複)団体、仲間;日常生活、慣例、世事、俗事;視ること
kiṁcana【中性・単数・主格、不定代名詞、kim + cana】誰か、誰かある人、何か、何かあるもの

नानवाप्तमवाप्तव्यं
nānavāptamavāptavyaṁ
ナーナヴァープタマヴァープタヴィヤン
得るべきもので得られないものはない

na【否定辞】〜でない
anavāptam【男性・単数・対格、過去受動分詞 an-ava√āp】得られない
avāptavyam【男性・単数・対格、未来受動分詞 ava√āp】到達されるべき;獲得されるべき、取得されるべき;遭遇されるべき

वर्त एव च कर्मणि ॥
varta eva ca karmaṇi ||
ヴァルタ エーヴァ チャ カルマニ
しかも、私は行為に従事している

varta【一人称・単数・アートマネーパダ・現在 √vṛt(varteの連声)】[私は](処格)に従事・専念・関係する;(処格)に依存する;(処格)に向かって行動する・振る舞う
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
ca【接続詞】そして、また、〜と
karmaṇi【中性・単数・処格、karman】[〜において、〜のなかで]行為、作業;作用、職業;儀式;結果;運命(前世に行った行為の結果)、業

न मे पार्थास्ति कर्तव्यं त्रिषु लोकेषु किंचन ।
नानवाप्तमवाप्तव्यं वर्त एव च कर्मणि ॥ २२ ॥

na me pārthāsti kartavyaṁ triṣu lokeṣu kiṁcana |
nānavāptamavāptavyaṁ varta eva ca karmaṇi || 22 ||
アルジュナよ、私にとって、三界において為すべきことは何もない。
得るべきもので得られないものもない。それにもかかわらず、私は行為している。