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雑記帳

永遠の法則

インドでは、宇宙、そして自然の摂理である「法」が、とりわけ重要な意味を持っています。ダルマと呼ばれるその法則は道徳そのものであり、宗教や文化、時代によって解釈に違いはあるものの、そこには、他のものを傷つけずあらゆるものを愛するという、人々のあるべき姿が示されています。
独立記念の日、多くの場所ではオレンジ、白、そして緑の色鮮やかな国旗がはためきます。その旗の中央には、イギリスからの独立を求め、そして深まる宗教対立を修復するためにガンジーが用いた、「糸を紡ぐ」というその行いの象徴のように見られる糸車が描かれています。
この輪が、ダルマ・チャクラと呼ばれる法輪です。古代のインドでは、王がチャクラという円盤の武器を手にしていました。王はこのチャクラを操り、あらゆる敵を破壊していたと言われています。王がチャクラを操ってあらゆる敵を滅ぼすように、ダルマが無知や迷いから私たちを救い、そして正しい道へと導き、永遠の真理を与えます。
ダルマの話の中で、あるスワミジは言いました。「善行が失われることはありません。ダルマが一人一人の心で実践される時、そこに生じた平穏はこの世を満たします。それは、他への愛や慈しみが、自分を愛と慈しみで満たすのと同じであり、そこにある合一こそが、真の平穏です。」
仏教において大切な教えの一つである「法」を意味するダルマは、仏教が興る以前からインドでは重要な意味を持っていたとされています。ダルマとは法を超えた道徳そのものであり、私たちのあるべき姿です。
遠い昔、広大な地域、そして多様な文化を持つ人々を統治するために必要だったのが、このダルマという法則であり、自然の摂理でした。それは、束縛を解放へ、争いを平和へ、そして苦しみを幸せへと向かわせる術の一つであり、現代の国旗にも表されるその永遠の真理は、時を越え、輪のように途切れることがありません。
混乱が続く社会の中、私たちは常に自然の摂理と共に歩む必要があります。解放、平和、幸せ、人々が求めるものは、私たちのその歩みによってもたらされるものであると、この神聖な時に改めて胸に留めたいとそう感じています。
(文章:ひるま)

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