バガヴァッド・ギーター第4章第3節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

स एवायं मया ते ऽद्य
sa evāyaṁ mayā te ‘dya
サ エーヴェーヤン マヤー テー ディヤ
実にこれ(ヨーガ)は、今、私によってあなたに

sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[〜は、〜が]これ、あれ、彼
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
ayam【男性・単数・主格、指示代名詞 idam】[〜は、〜が]これ
mayā【単数・具格、一人称代名詞 mad】[〜によって、〜をもって]私
te【単数・為格、二人称代名詞 tvad(tubhyamの附帯形)】[〜に、〜のために]あなた
adya【副詞】今日、今

योगः प्रोक्तः पुरातनः ।
yogaḥ proktaḥ purātanaḥ |
ヨーガハ プロークタハ プラータナハ
太古のヨーガは、説かれた

yogas【男性・単数・主格 yoga】[〜は、〜が]ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一
proktas【男性・単数・主格 proktapra√vacの過去受動分詞)】宣言された、教えられた、記述された;言われた、語られた;〜であると宣言された、と称された、説かれた
purātanas【男性・単数・主格 purātana】古代に属する、過去の、以前の、昔の、古い

भक्तो ऽसि मे सखा चेति
bhakto ‘si me sakhā ceti
バクトー シ メー サカー チェーティ
あなたは私を信愛し、また友であるから

bhaktas【男性・単数・主格 bhakta(過去受動分詞 √bhaj)】分配された;割り当てられた;〜に心服した、〜を崇める、〜を崇拝する
asi【二人称・単数・パラスマイパダ・現在 √as】[あなたは〜する]ある、存在する;起こる;発する;住する
me【単数・属格、一人称代名詞 mad(mamaの附帯形)】[〜の、〜にとって]私
sakhā【男性・単数・主格 sakhi】[〜は、〜が]仲間、伴侶、同胞、友
ca【接続詞】そして、また、〜と
iti【副詞】〜と、〜ということ、以上(しばしば引用句の後に置かれる)

रहस्यं ह्येतद् उत्तमम् ॥
rahasyaṁ hyetad uttamam ||
ラハスヤン イェータッド ウッタマム
実にこれは最高の秘説である

rahasyam【中性・単数・主格 rahasya】[〜は、〜が]秘密;神秘、秘密学説
hi【不変化辞】なぜならば、〜のために;真に、確かに、実に
etat【中性・単数・主格、指示代名詞 etad】[〜は、〜が]これ
uttamam【中性・単数・主格 uttama】[最上級]最上の、至高の;最も優秀なる、最善の

स एवायं मया तेऽद्य योगः प्रोक्तः पुरातनः ।
भक्तोऽसि मे सखा चेति रहस्यं ह्येतदुत्तमम् ॥३॥

sa evāyaṁ mayā te’dya yogaḥ proktaḥ purātanaḥ |
bhakto’si me sakhā ceti rahasyaṁ hyetaduttamam ||3||
私はこの太古のヨーガを、今まさにあなたに説いた。
あなたは私を信愛し、また友であるから。実にこれは最高の秘説である。