バガヴァッド・ギーター第4章第9節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

जन्म कर्म च मे दिव्यम्
janma karma ca me divyam
ジャンマ カルマ チャ メー ディヴィヤム
私の神聖な出生と行為を

janma【中性・単数・対格 janman】[〜に、〜を]誕生、起源、産出;生命、存在;誕生地;父;生物、実在;種族、家族;種類;性質;再生;方法;水
karma【中性・単数・対格 karman】[〜に、〜を]行為、作業;作用、職業;儀式;結果;運命(前世に行った行為の結果)、業
ca【接続詞】そして、また、〜と
me【単数・属格、一人称代名詞 mad(mamaの附帯形)】[〜の、〜にとって]私
divyam【中性・単数・対格 divya】天上の;神聖な;超自然の;魔術の;天界の;壮大な

एवं यो वेत्ति तत्त्वतः ।
evaṁ yo vetti tattvataḥ |
エーヴァン ヨー ヴェーッティ タットヴァタハ
このように如実に知る者は

evam【副詞】このように、こんなふうに、そんなふうに
yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】〜であるもの、〜である人
vetti【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √vid】[彼は〜]知る、理解する、思う
tattvatas(=tattvena)【副詞】実際は;真実に;正確に;全く;如実に

त्यक्त्वा देहं पुनर्जन्म
tyaktvā dehaṁ punarjanma
ティヤクトヴァー デーハン プナルジャンマ
肉体を捨てた後、再生を

tyaktvā【絶対分詞 √tyaj】[〜して、〜してから]罷る、見捨てる;棄てる;手放す;遺棄する;(場所より)去る;(人を)避ける;放置する、放つ;断念する、離れる、捨てる、護る
deham【中性・単数・対格 deha】[〜に、〜を]身体;塊;形;型;大きさ、かさ(嵩);人、個人;形または姿を持つもの
punarjanma【中性・単数・対格 punarjanman】[〜に、〜を]再生、更正;輪廻

नैति माम् एति सो ऽर्जुन ॥
naiti mām eti so ‘rjuna ||
ナイティ マーム エーティ ソー ルジュナ
せず、私のもとへ来る、アルジュナよ

na【否定辞】〜でない
eti【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √i】[彼は〜、それは〜]行く、来る;到達する、遭う;去る、過ぎる
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[〜を、〜に]私
eti【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √i】[彼は〜、それは〜]行く、来る;到達する、遭う;去る、過ぎる
sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[〜は、〜が]これ、あれ、彼
arjuna【男性・単数・呼格 arjuna】[〜よ]アルジュナ

जन्म कर्म च मे दिव्यमेवं यो वेत्ति तत्त्वतः ।
त्यक्त्वा देहं पुनर्जन्म नैति माम् एति सोऽर्जुन ॥९॥

janma karma ca me divyamevaṁ yo vetti tattvataḥ |
tyaktvā dehaṁ punarjanma naiti mām eti so’rjuna ||9||
私の神聖な出生と行為を、このように如実に知る者は、
肉体を捨てた後、再び生まれることなく私のもとへ来る、アルジュナよ。