バガヴァッド・ギーター第4章第39節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

श्रद्धावाँल् लभते ज्ञानं
śraddhāvāṁl labhate jñānaṁ
シュラッダーヴァーン ラバテー ジュニャーナン
信じる人は、知識を得る

śraddhāvān【男性・単数・主格 śraddhāvat】信じる;同意する、承諾する
labhate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √labh】[彼は〜、それは〜]捕らえる、遭遇する、発見する;看取する;取得する、獲得する、受け取る
jñānam【中性・単数・対格 jñāna】[〜に、〜を]知ること;知識;真の知識、優れた知識;知恵;企図;仮定;意識;感覚器官

तत्परः संयतेन्द्रियः ।
tatparaḥ saṁyatendriyaḥ |
タットパラハ サンヤテーンドリヤハ
それに専念する人、感官を制御する人は

tat【中性・単数・対格、指示代名詞 tad】[〜に、〜を]それ、あれ
paras【男性・単数・主格 para】〜を主要なものとする、〜を目的とする、〜に熱中する、〜に深く感動する
saṁyata【過去受動分詞 sam√yam】固持された;抑制された、制御された;自制した;結びつけられた、縛られた、かせをつけられた、束縛された、拘禁された、投獄された、捕らえられた;整頓された;阻止された、抑止された、鎮圧された、征服された
indriyas【男性・単数・主格 indriya】[〜は、〜が]神の力;支配;偉大な行為;活力;体力;精力;感官;感覚
→saṁyata-indriyas【男性・単数・主格、所有複合語】[〜は、〜が]感官を制御するもの、五官を抑制するもの

ज्ञानं लब्ध्वा परां शान्तिम्
jñānaṁ labdhvā parāṁ śāntim
ジュニャーナン ラブドヴァー パラーン シャーンティム
知識を得て、最高の寂静に

jñānam【中性・単数・対格 jñāna】[〜に、〜を]知ること;知識;真の知識、優れた知識;知恵;企図;仮定;意識;感覚器官
labdhvā【絶対分詞 √labh】[〜して、〜してから]捕らえる、遭遇する、発見する;看取する;取得する、獲得する、受け取る
parām【女性・単数・対格 para】最高の;より優れた、より高い、より良い、より悪い;最上の、卓越した、最善の;最大の
śāntim【女性・単数・対格 śānti】[〜に、〜を]心の静穏、心の平和;(火が)消えること;平和、好運、繁栄;寂静、寂滅;涅槃

अचिरेणाधिगच्चति ॥
acireṇādhigaccati ||
アチレーナーディガッチャティ
彼は速やかに達する

acireṇa【副詞】直ちに、速やかに、猶予なく
adhigaccati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 adhi√gam】[彼は〜、それは〜]〜に行く、近づく、達する;出会う、遭遇する;見出す、発見する;完成する;学習する、研究する、読む

श्रद्धावाँल्लभते ज्ञानं तत्परः संयतेन्द्रियः ।
ज्ञानं लब्ध्वा परां शान्तिमचिरेणाधिगच्चति ॥३९॥

śraddhāvāṁllabhate jñānaṁ tatparaḥ saṁyatendriyaḥ |
jñānaṁ labdhvā parāṁ śāntimacireṇādhigaccati ||39||
信仰があり、それに専念し、感官を制御する人は、知識を得る。
知識を得て、彼は速やかに、最高の寂静に達する。