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ガネーシャ・ギリ

コラム上ヨーガ講座・ムーラバンダ

ヨーガには、体の一部を締め付ける行法があります。それを「バンダ」と呼びます。サンスクリット語は英語と発生において近い言語といわれています。
「バンダ」は英語の「バンド」と近い意味になります。バンダはハタヨーガにおいて非常に重要な行法であるにも関わらず、わりとおざなりにされがちです。
ムーラバンダとは、「基底」「根」の「締め付け」という意味で、つまり肛門の締め付けのことです。バンダのなかで最も重要になるのがこのムーラバンダなのです。
ムーラバンダは、やり方に秘伝的な技術もあるのですが、それと同じくらい強くかけられるということが重要です。
私の経験では、ハタヨーガを相当長年やりこんでおられる方でも、ムーラバンダに十分な強さがある方は稀です。
一般的には、実際は10〜30%位のかかり具合で、100%のバンダをかけていると思っておられるケースが多いと感じます。
また一見ムーラバンダが強いように感じられる方でも、実際は上半身や腹部の力を使っておられる方も多いです。
ムーラバンダは肛門の締め付けなので、なるべく他の部分は使わないのが正しいやり方です。
私のところでは、師の教えに従い、ムーラバンダの締め付け420万回を目標にしています。
その位やりこまないと十分な強さが得られないのです。
なぜここまでムーラバンダを重要視しするかといいますと、クンダリニーエネルギーの覚醒に使用するためです。
クンダリニーエネルギーの覚醒技法(クンダリニー・ヨーガ)には様々な技法がありますが、大きなエネルギーを起こすため、危険性が伴うことが多いです。もしくは安全な技法の場合は、効果があまりに少ないということもあり得ます。
ヨーガの師から受け継いだ、このムーラバンダを使用した行法は、もっとも安全かつ、効果的なシステムだと私は実感しています。
しかし、そのためには、相当強力なムーラバンダが必要になります。
このようにクンダリニーエネルギーの覚醒技法にも使用されるムーラバンダですが、別の見方をすれば、たとえ回数は少なくてもやればやっただけの効果があるのも事実です。
専門家の指導を受けなくても、肛門を締め付けるだけですので、すぐに実践できるというメリットもあります。
さらに仕事中でも家事しているときでも、いつでも実践できます。
また、生命力を上げますので、健康面においても卓効があります。
ハタヨーガなどの精神世界に興味のある方も無い方も、今までムーラバンダのご経験のある方もない方もよろしければ、回数を積む実践してはいかがでしょうか?
ムーラバンダは全ての方の方に恩恵をもたらす技術です。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
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