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ガネーシャ・ギリ

金星期は楽しみに耽る??

インド占星術の最もポピュラーなダシャー(影響期)のシステムでは、ケートゥという星の影響期の後に、金星の影響期が巡ってきます。
ケートゥという星は、「禁欲」や「解脱(生まれ変わりからの脱却)」がその象意の中に含まれ、意識も内側に向きます。
一方金星は物質的な楽しみや、快楽、美といったものと関係があります(ケートゥにも実はある意味での「快楽」という象意がありますが、今回は便宜上金星の象意とさせていただきます)。
この2つの時期が巡ってきた方々を何人か鑑定で観させていただいたことがあるのですが、大抵の場合、金星期に入るとある意味で楽しみに耽る傾向が出てくるように思います。
「楽しみに耽る」と書きますとイメージは良くないのですが、これはエネルギーがどういう方向に働くかといった問題であり、本質的に見た場合必ずしも悪いことではありません。
そういう私自身も現在金星期の終わりの方の影響期におります。
私がハタヨーガの修行を開始したのは、ケートゥ期でしたが、たしかに最初は、修行を積み解脱を求めることしか考えていませんでした。わき目もふらず毎日アーサナ(ポーズ)・プラーナーヤーマ(呼吸法)・瞑想に打ち込んでいました。
もちろんヨーガを仕事にしようなどとは、まったく考えていませんでした。また同時に早く修行を完成させてこの「生」を終わらせたいとも願っていました。
ところが金星期に入った途端、ヨーガの修行は変わらぬ密度で続けているのものの、それ以外にインドの聖地への巡礼を始めたり、美しい旋律を持つヴェーダや美しい所作をもつプージャーに惹かれ、それらを学び始めたり、神像を集め、特に女神を対象に礼拝を始めるようになりました。インド占星術を本格的に学び始めたのもこのころです。
(巡礼やヴェーダ・プージャー、インド占星術はもちろん伝統的で素晴らしい霊的な行です。ただ、人によっては楽しみの源泉になることがあるということです。)
このような出来事は、金星がどこに存在しているかや他のどんな星の影響を受けているか、などの話も絡んでくるので、単純に解説はできませんが、ケートゥ期の自分からみたら、ある意味で楽しみに耽っていることになるのだと思います。
金星期云々という話は、一つの例に過ぎませんが、同じ人間でも、星の影響期が変わるとまったく違う人のような、行動や思考を始める可能性があるということです。
人間の生活は想像以上に星の影響を受けているのです。ですから他人を判断する場合、星の影響期があるということを頭の隅に入れて、長い目で観る必要があると思います。
その方は、もしかしたら「大化け」するかも知れないのです。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「インド占星術における運命改善法の基礎講座 2」5月6日実施
http://www.uranai-school.jp/h_kaikou/h_ws_026.html2
「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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