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バガヴァッド・ギーター第5章

バガヴァッド・ギーター第5章第22節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

ये हि संस्पर्शजा भोगा
ye hi saṁsparśajā bhogā
イェー ヒ サンスパルシャジャー ボーガー
なぜなら、接触から生じる享楽は

ye【男性・複数・主格、関係代名詞 yad】〜であるところの、〜であるもの、〜である人
hi【不変化辞】なぜならば、〜のために;真に、確かに、実に
saṁsparśajās【男性・複数・主格 saṁsparśaja】接触から生じる
bhogās【男性・複数・主格 bhoga】[〜らは、〜らが]食うこと、享受すること、消耗すること;享有、享受;使用、使役、適用;用益;性的享楽;支配、統括;感覚、知覚;功用、利益;快楽、歓喜;享楽の対象;財産、収益

दुःखयोनय एव ते ।
duḥkhayonaya eva te |
ドゥフカヨーナヤ エーヴァ テー
不幸の根源であり

duḥkha【中性】不安、心配、苦痛、悲しみ、悲哀、困難、苦しみ
yonayas【男性・複数・主格 yoni】子宮、陰門、母胎;膝;生地;家庭、住所、巣、獣穴;生産の場所、起源、出所;貯蔵所、容器、所在、場所;出生、血統、種族、家柄、種姓(階級)
→duḥkhayonayas【男性・複数・主格、限定複合語 duḥkha-yoni】悲しみの源、不幸の根源;苦を生むもの
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
te【男性・複数・主格、指示代名詞 tad】[〜らは、〜らが]それ、あれ、彼

आद्यन्तवन्तः कौन्तेय
ādyantavantaḥ kaunteya
はじめと終わりのあるもの、アルジュナよ

ādi【男性】始、初;最初、始め
antavantas【男性・複数・主格 antavat】際限を有する、有限の、最終の、無常の、消滅すべき
→ādyantavantas【男性・複数・主格 ādyantavat】始終を有する、始めと終わりのある
kaunteya【男性・単数・呼格】[〜よ]クンティーの息子、アルジュナの別名

न तेषु रमते बुधः ॥
na teṣu ramate budhaḥ ||
ナ テーシュ ラマテー ブダハ
賢者はそれらにおいて楽しまない

na【否定辞】〜でない
teṣu【男性・複数・処格、指示代名詞 tad】[〜らにおいて、〜らのなかで]それ、あれ、彼
ramate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √ram】[彼は〜、それは〜]とどめる、休息させる、固着させる;〜を喜ばせる;静止する、休息する;とどまることを好む;喜ぶ、満足する;楽しむ、好む
budhas【男性・単数・主格 budha】[〜は、〜が]知者、賢人、聖者;神;[ソーマの子の名]水星;[諸神の名] 【形容詞】理解力のある、怜悧な、賢い

ये हि संस्पर्शजा भोगा दुःखयोनय एव ते ।
आद्यन्तवन्तः कौन्तेय न तेषु रमते बुधः ॥२२॥

ye hi saṁsparśajā bhogā duḥkhayonaya eva te |
ādyantavantaḥ kaunteya na teṣu ramate budhaḥ ||22||
なぜなら、接触から生じる享楽は、不幸の根源であり、
有限である。アルジュナよ、賢者はそれらにおいて楽しまない。

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