スピリチュアルインド雑貨SitaRama

ガネーシャ・ギリ

生活の全てがマントラになる

ヨーガを学び始めたころ、師に「○○寺の住職を真似るといい。」と言われたことがあります。
その住職は、もちろん日本の密教系の小さな寺の住職なのですが、寺に参拝してから住職の様子を眺めていると、寺の雑務を走り回ってこなしながら、神仏が祀られている場所を通るたび印を組んで真言(マントラ)を唱えているのです。
寺の中にはおそらくたくさんの小さな神仏が色々な場所にお祀りされているらしく、境内のあちこちで真言を唱え、足早に歩き仕事をこなしていました。
当時修行の道に本格的に入ったばかりの私は「凄い。」と驚嘆しました。
それよりずいぶん後の話になりますが、師の許可を得てヴェーダの教師にマントラを習っていた時、「だんだん生活の全てがマントラになっていきますよ。」と言われました。
その時は、「そうなんだ。」と思っただけでですが、今になってみるとその意味がわかります。
朝起きて、地に足をつけるときのマントラから始まり、顔を洗うために水を使うときのマントラ、もちろん食事の前のマントラを含め、ヴェーダには、様々な動作の時に唱えるマントラが存在しています。
私はもちろんヴェーダの専門家ではないので、様々な動作におけるマントラはほとんどしていませんし、上記の僧侶のように特定の場所にお祀りされている神様にマントラを唱えるということもしていません。
ただ・・特定のマントラは常に心の中で唱えています。
これは昔ヒマラヤのジュナー・アカーラという大変厳しい戒律で有名な僧団の最高位にいるサドゥに、どんな動作、どんな仕事をおこなうときも、心の中でマントラを唱えながら行うべきだ、とう話を聞いたことがそもそものきっかけになりました。
今となっては当たり前の話ですが、当時は新鮮な驚きだったのです。
どのやり方でも、やがて森羅万象全ては波動≒マントラからできているというのが実感としてわかるようになるのだと思います。
何か特定の好きなマントラを選び、常に心の中でそのマントラを唱えながら仕事や作業を行えば、全ての行為を神に捧げることになります。
素晴らしいカルマヨーガと言えるでしょう。
普段マントラを唱える習慣のない方も、ご興味があれば女神を讃えるナヴァラートリーをきっかけに、マントラを唱え始めてみてはいかがでしょうか。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによる特別ゼミ インド占星術基礎と運命改善技法」
http://www.uranai-school.jp/h_kaikou/toku_vedic_girii.html
「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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