バガヴァッド・ギーター第6章第42節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

अथवा योगिनाम् एव
athavā yoginām eva
アタヴァー ヨーギナーム エーヴァ
あるいは、ヨーガ行者たちの

athavā【副詞】あるいは、もしくは、むしろ;しかしながら、さて
yoginām【男性・複数・属格 yogin】[〜たちの、〜たちにとって]ヨーガ行者、修行者、実践者
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)

कुले भवति धीमताम् ।
kule bhavati dhīmatām |
クレー バヴァティ ディーマターム
一族において生まれる、叡知ある

kule【中性・単数・処格 kula】[〜において、〜のなかで]家族、一族、氏族、群れ、仲間、カースト
bhavati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √bhū】[それは〜、彼は〜]ある、存在する、〜となる;生じる
dhīmatām【男性・複数・属格 dhīmat】知恵のある、思慮のある、聡明な、賢明な、博識な

एतद् धि दुर्लभतरं
etad dhi durlabhataraṁ
エータッド ディ ドゥルラバタラン
実にこれは、より得難い

etat【中性・単数・主格、指示代名詞 etad】[〜は、〜が]これ
hi【不変化辞】なぜならば、〜のために;真に、確かに、実に
durlabhataram【中性・単数・主格・比較級 durlabha】[より〜]得難い、見出し難い、会い難い、稀な;貴重な

लोके जन्म यद् ईदृशम् ॥
loke janma yad īdṛśam ||
ローケー ジャンマ ヤッド イードリシャム
この世において、そのような誕生は

loke【男性・単数・処格 loka】[〜において、〜のなかで]空間、余地、場所;地方、地帯、国;世界、宇宙の区分;天;地;人類、一般の人民、国民;男子(複数);(複)団体、仲間;日常生活、慣例、世事、俗事;視ること
janma【中性・単数・主格 janman】[〜は、〜が]誕生、起源、産出;生命、存在;誕生地;父;生物、実在;種族、家族;種類;性質;再生;方法;水
yad【中性・単数・主格、関係代名詞 yad】〜であるもの、〜である人
īdṛśam【中性・単数・主格 īdṛśa】そのような状態、そのような場合

अथवा योगिनामेव कुले भवति धीमताम् ।
एतद्धि दुर्लभतरं लोके जन्म यदीदृशम् ॥४२॥

athavā yogināmeva kule bhavati dhīmatām |
etaddhi durlabhataraṁ loke janma yadīdṛśam ||42||
あるいは、叡知あるヨーガ行者たちの一族に生まれ変わる。
実に、このような転生は、この世において非常に稀である。