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バガヴァッド・ギーター第7章

バガヴァッド・ギーター第7章第2節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

ज्ञानं ते ऽहं सविज्ञानम्
jñānaṁ te 'haṁ savijñānam
ジニャーナン テー アハン サヴィジュニャーナム
私はあなたに理論的知識と実践的知識とを

jñānam【中性・単数・対格 jñāna】[〜に、〜を]知ること;知識;真の知識、優れた知識;知恵;企図;仮定;意識;感覚器官
te【単数・為格、二人称代名詞 tvad(tubhyamの附帯形)】[〜に、〜のために]あなた
aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】[〜は、〜が]私
sa【前置詞】所有する、着ている、含む、現す;〜に伴われた、〜と一緒に;〜のほかに、および
vijñānam【中性・単数・対格 vijñāna】識別;〜の知識;熟練、上達、技術;教義;策略、詭計;神聖でない知識、世俗的な知識
→savijñānam【中性・単数・対格 savijñāna】[〜に、〜を]実践的知識に伴われた、経験的知識と一緒に

इदं वक्ष्याम्य् अशेषतः ।
idaṁ vakṣyāmy aśeṣataḥ |
イダン ヴァクシヤーミ アシェーシャタハ
これを、私は残らず語るだろう

idam【中性・単数・対格、指示代名詞 idam】[〜に、〜を]これ
vakṣyāmi【一人称・単数・パラスマイパダ・未来 √vac】[私は〜だろう]言う・話す・告げる・知らせる・記述する;名付ける、呼ぶ;叱る
aśeṣatas【副詞】残さず;全く、十分に、すべて

यज् ज्ञात्वा नेह भूयो ऽन्यज्
yaj jñātvā neha bhūyo 'nyaj
ヤジュ ジュニャートヴァー ネーハ ブーヨー ニヤジュ
それを知り、この世において、他に何もない

yat【中性・単数・対格、関係代名詞 yad】[〜に、〜を]〜であるもの、〜である人
jñātvā【絶対分詞 √jñā】[〜して、〜してから]知る;〜を察知する、〜の知識を有する、(具格)によって認識する;悟る;覚える、経験する、確かめる、調べる;是認する;〜と考える、〜と仮定する、〜と推測する;認める、証す、許す
na【否定辞】〜でない
iha【副詞】ここで[へ・に];この世で、地上で
bhūyas【副詞】一層多く;もっとも多く;大いに、非常に、はなはだ;その上に;なおまた、さらに、その他に、なお一層;再び、新たに
anyat【中性・単数・主格 anyat】他の、別の、異なる

ज्ञातव्यम् अवशिष्यते ॥
jñātavyam avaśiṣyate ||
ジュニャータヴィヤム アヴァシッシャテー
知るべきことが残される

jñātavyam【中性・単数・主格 jñātavya√jñāの未来受動分詞)】[〜は、〜が]確かめられるべき、了解させるべき、調べられるべき;学ぶべき、知るべき;考えられるべき
avaśiṣyate【三人称・単数・現在・受動活用 ava√śiṣ】[彼は〜される、それは〜される]残る

ज्ञानं तेऽहं सविज्ञानमिदं वक्ष्याम्यशेषतः ।
यज्ज्ञात्वा नेह भूयोऽन्यज्ज्ञातव्यमवशिष्यते ॥२॥

jñānaṁ te'haṁ savijñānamidaṁ vakṣyāmyaśeṣataḥ |
yajjñātvā neha bhūyo'nyajjñātavyamavaśiṣyate ||2||
私はあなたに、この理論知と実践知とを残らず語ろう。
それを知れば、この世で他に知るべきことは何もない。

※シャンカラ「jñānaは、教典や師を通じて、アートマンなどについて理解すること。vijñānaは、それを特別に〔自ら〕経験すること。」(上村勝彦注)

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