バガヴァッド・ギーター第7章第22節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

स तया श्रद्धया युक्तस्
sa tayā śraddhayā yuktas
サ タヤー シュラッダヤー ユクタス
彼は、その信仰によって結ばれ

sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[〜は、〜が]これ、あれ、彼
tayā【女性・単数・具格、指示代名詞 tad】[〜によって、〜をもって]彼女、それ、あれ
śraddhayā【女性・単数・具格 śraddhā】[〜によって、〜をもって]〜に対する信用・信頼・信仰・信念;忠実、真摯、〜に対する欲望・願望;好奇心 【形容詞】(為格)を信仰する、〜を信頼する
yuktas【男性・単数・主格 yukta√yujの過去受動分詞)】くびき(軛)につながれた、(処格)に従事した、〜に専心した;(具格)に忙殺された、〜に専念した;(処格)に熱中した;集中した;〜に適した・相当する・ふさわしい;正しい、正確な;〜に適応した

तस्याराधनम् ईहते ।
tasyārādhanam īhate |
タッスヤーラーダナム イーハテー
それにとって、満足させようと努める

tasya【男性・単数・属格、指示代名詞 tad】[〜の、〜にとって]彼、それ、あれ
ārādhanam【中性・単数・対格 ārādhanaā√rādhの過去受動分詞)】懐柔する、好意を得る、人心を得る 【中性名詞】繁栄、成功;完成;宥めること、満足させること;崇拝
īhate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √īh】[彼は〜、それは〜](対格)を得ようと努める、〜を窺う、(不定詞)しようと希う;企てる;努力する

लभते च ततः कामान्
labhate ca tataḥ kāmān
ラバテー チャ タタハ カーマーン
そしてそれから、彼は願望を獲得する

labhate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 √labh】[彼は〜、それは〜]捕らえる、遭遇する、発見する;看取する;取得する、獲得する、受け取る
ca【接続詞】そして、また、〜と
tatas【副詞】そこで、それから、その後、すると、その時
kāmān【男性・複数・対格 kāma】[〜らを、〜らに]〜に対する願望、欲望;愛、快楽;利益;性愛;愛の神

मयैव विहितान् हि तान् ॥
mayaiva vihitān hi tān ||
マヤイヴァ ヴィヒターン ヒ ターン
実に、私によってこれらを与えられた

mayā【単数・具格、一人称代名詞 mad】[〜によって、〜をもって]私
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
vihitān【男性・複数・対格 vihitavi√dhāの過去受動分詞)】分与された;得られた、許された、与えられた、(欲を)満たされた
hi【不変化辞】なぜならば、〜のために;真に、確かに、実に
tān【男性・複数・対格、指示代名詞 tad】[〜らに、〜らを]これ、あれ、彼

स तया श्रद्धया युक्तस्तस्याराधनमीहते ।
लभते च ततः कामान्मयैव विहितान्हि तान् ॥२२॥

sa tayā śraddhayā yuktastasyārādhanamīhate |
labhate ca tataḥ kāmānmayaiva vihitānhi tān ||22||
彼は、その信仰と結ばれ、その神格を満足させようと努める。
それから、諸々の願望が叶えられる。それらは実に、私自身によって叶えられるのである。