バガヴァッド・ギーター第7章第30節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

साधिभूताधिदैवं मां
sādhibhūtādhidaivaṁ māṁ
サーディブーターディダイヴァン マーン
私を、最高の存在と最高の神格を伴う

sa【接頭辞】(結合、共有、類似、同等を表現する、不可分離の不変化辞、一般に形容詞的合成語となる。)=所有する、着ている、含む、現す;〜に伴われた、〜と一緒に;〜の他に、および;同一のものに属する、類似物をもっている、に似ている
adhibhūta【中性】(行為者の行動する)限界・目的;至上の霊
adhidaiva【男性】最高神;守護神
→sādhibhūtādhidaivam【男性・単数・対格 sādhibhūtādhidaiva】adhibhūtaおよびadhidaivaを伴う
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[〜を、〜に]私

साधियज्ञं च ये विदुः ।
sādhiyajñaṁ ca ye viduḥ |
サーディヤジュニャン チャ イェー ヴィドゥフ
最高の祭祀を伴うと、知る人々は

sa【接頭辞】(結合、共有、類似、同等を表現する、不可分離の不変化辞、一般に形容詞的合成語となる。)=所有する、着ている、含む、現す;〜に伴われた、〜と一緒に;〜の他に、および;同一のものに属する、類似物をもっている、に似ている
adhiyajñam【男性・単数・対格 adhiyajña】[〜に、〜を]最高の供犠 【形容詞】供犠に関する
ca【接続詞】そして、また、〜と
ye【男性・複数・主格、関係代名詞 yad】[〜らは、〜らが]〜であるところの、〜であるもの、〜である人
vidus【三人称・複数・パラスマイパダ・完了 √vid】[彼らは〜した、それらは〜した]知る、理解する、気付く、学ぶ

प्रयाणकाले ऽपि च मां
prayāṇakāle ‘pi ca māṁ
プラヤーナカーレー ピ チャ マーン
死期においても、私を

prayāṇakāle【男性・単数・処格 prayāṇakāla】[〜において、〜のなかで]死期;死
api【不変化辞】さらに、また、同様に;されど、なお
ca【接続詞】そして、また、〜と
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[〜を、〜に]私

ते विदुर् युक्तचेतसः ॥
te vidur yuktacetasaḥ ||
テー ヴィドゥル ユクタチェータサハ
専心した彼らは知る

te【男性・複数・主格、指示代名詞 tad】[〜らは、〜らが]それ、あれ、彼
vidus【三人称・複数・パラスマイパダ・完了 √vid】[彼らは〜した、それらは〜した]知る、理解する、気付く、学ぶ
yukta√yujの過去受動分詞)】くびき(軛)につながれた、(処格)に従事した、〜に専心した;(具格)に忙殺された、〜に専念した;(処格)に熱中した;集中した
cetasas【男性・複数・主格 cetas】様子;光輝;自覚;知能;感官;心、精神、意志
→yuktacetasas【男性・複数・主格、所有複合語】精神を集中した、専心した

साधिभूताधिदैवं मां साधियज्ञं च ये विदुः ।
प्रयाणकालेऽपि च मां ते विदुर्युक्तचेतसः ॥३०॥

sādhibhūtādhidaivaṁ māṁ sādhiyajñaṁ ca ye viduḥ |
prayāṇakāle’pi ca māṁ te viduryuktacetasaḥ ||30||
最高の存在、最高の神格、そして最高の祭祀と私は同一であると知る人々は、
死期においても、私に専心し、私を知る。