バガヴァッド・ギーター第8章第2節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

अधियज्ञः कथं को ऽत्र
adhiyajñaḥ kathaṁ ko ‘tra
アディヤジュニャハ カタン コー トラ
最高の祭祀とは、何か、どのようなものか、この世において

adhiyajñas【男性・単数・主格 adhiyajña】[〜は、〜が]最高の供犠 【形容詞】供犠に関する
katham【疑問副詞】どうして、いかにして、なぜに
kas【男性・単数・主格、疑問代名詞 kim】[〜は、〜が]何、誰、なぜ、どんな、どのように
atra【副詞】ここに、この場所に、この点において;その際、その時に

देहे ऽस्मिन् मधुसूदन ।
dehe ‘smin madhusūdana |
デーヘー スミン マドゥスーダナ
この身体において、クリシュナよ

dehe【中性・単数・処格 deha】[〜において、〜のなかで]身体;塊;形;型;大きさ、かさ(嵩);人、個人;形または姿を持つもの
asmin【男性・単数・処格、指示代名詞 idam】[〜において、〜のなかで]これ、この、ここ
madhusūdana【男性・単数・呼格 madhusūdana】[〜よ]マドゥスーダナ(クリシュナの別名。名前は「(悪魔)マドゥを殺す者」の意)
प्रयाणकाले च कथं
prayāṇakāle ca kathaṁ
プラヤーナカーレー チャ カタン
また死期において、どのようにして
prayāṇakāle【男性・単数・処格 prayāṇakāla】[〜において、〜のなかで]死期;死
ca【接続詞】そして、また、〜と
katham【疑問副詞】どうして、いかにして、なぜに

ज्ञेयो ऽसि नियतात्मभिः ॥
jñeyo ‘si niyatātmabhiḥ ||
ジュニェーヨー シ ニヤタートマビヒ
あなたは知られるべきか、自制した人々によって

jñeyas【男性・単数・主格 jñeya√jñāの未来受動分詞)】知られるべき、学ばれるべき、了解せられるべき;取り調べられるべき
asi【二人称・単数・パラスマイパダ・現在 √as】[あなたは〜]ある、存在する、実在する
niyatani√yamの過去受動分詞】(処格)に結ばれた;握りしめられた;阻止された、抑制された;禁止された、中断された;確定された、確立された、固定した;不変な、一定した;制限された;〜に専心する
ātmabhis【男性・複数・具格 ātman】[〜らによって、〜らをもって]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我
niyatātmabhis【男性・複数・具格 niyatātman】[〜らによって、〜らをもって]自制心のある、自制した

अधियज्ञः कथं कोऽत्र देहेऽस्मिन्मधुसूदन ।
प्रयाणकाले च कथं ज्ञेयोऽसि नियतात्मभिः ॥२॥

adhiyajñaḥ kathaṁ ko’tra dehe’sminmadhusūdana |
prayāṇakāle ca kathaṁ jñeyo’si niyatātmabhiḥ ||2||
この世界において、最高の祭祀とは何であり、どのようなものか、クリシュナよ。
また死期に自己を制した人々は、どのようにしてあなたを知るのか。」