バガヴァッド・ギーター第8章第7節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

तस्मात् सर्वेषु कालेषु
tasmāt sarveṣu kāleṣu
タスマート サルヴェーシュ カーレーシュ
したがって、あらゆる時において

tasmāt【男性・単数・従格、指示代名詞 tad】それ故に、そのために、したがって、だから、その結果
sarveṣu【男性・複数・処格 sarva】[〜らにおいて、〜らのなかで]すべての、一切の、各々の;全体の
kāleṣu【男性・複数・処格 kāla】[〜らにおいて、〜らのなかで]時;機会;季節;食事;時間;年、時代;音律;運命;死;死の神

माम् अनुस्मर युध्य च ।
mām anusmara yudhya ca |
マーム アヌスマラ ユディヤ チャ
私を憶念せよ、そして戦え

mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[〜を、〜に]私
anusmara【二人称・単数・パラスマイパダ・命令法 anu√smṛ】[あなたは〜せよ]記憶する、(対格)を思い出す;(罪を)告白する
yudhya【二人称・単数・パラスマイパダ・命令法 √yudh】[あなたは〜せよ]戦う、戦争する;対戦する、攻撃する、征服する
ca【接続詞】そして、また、〜と

मय्य् अर्पितमनोबुद्धिर्
mayy arpitamanobuddhir
マイ アルピタマノーブッディル
私に意(マナス)と知性を捧げれば

mayi【単数・処格、一人称代名詞 mad】[〜において、〜のなかで]私
arpita【男性】〜に置かれた、適用させられた、〜に交付させられた
manas【中性】心、内的器官、知性、理性、精神、良心、思考、意向、気分
buddhis【女性・単数・主格 buddhi】[〜は、〜が]知能、理解力、理性、知性、精神;識別、判断;沈着、機知;知覚;会得;意見、見解;信仰、確信;想定
→arpitamanobuddhis【男性・単数・主格、所有複合語】意と知性を捧げた

माम् एवैष्यस्य् असंशयम् ॥
mām evaiṣyasy asaṁśayam ||
マーム エーヴァイシャシ アサンシャヤム
疑いなく、私に到達するだろう

mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[〜を、〜に]私
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
eṣyasi【二人称・単数・パラスマイパダ・未来 √i】[あなたは〜だろう]行く、来る;到達する、遭う;去る、過ぎる
asaṁśayam【副詞】疑いなく、確かに

तस्मात्सर्वेषु कालेषु मामनुस्मर युध्य च ।
मय्यर्पितमनोबुद्धिर्मामेवैष्यस्यसंशयम् ॥७॥

tasmātsarveṣu kāleṣu māmanusmara yudhya ca |
mayyarpitamanobuddhirmāmevaiṣyasyasaṁśayam ||7||
したがって、あらゆる時に私を憶念し、そして戦いなさい。
私に意(マナス)と知性を捧げれば、あなたは疑いなく、私に到達するだろう。