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ガネーシャ・ギリ

神像を設置し祈る

神像を安置して礼拝したり、ヤントラを飾って礼拝している方もおられると思います。この2つの違いはどこにあるのでしょう?
もちろん神像の一部にヤントラが彫られているものもあります。ただやはり、神像とヤントラは性質が違うものであることは確かです。
基本的に神像は神々を人間の形で(もしくは人間的な形で)表現したものと言えます。
それにたいしてヤントラは、神々のエネルギーとしての側面を形で表したものと考えて差し支えないでしょう。
本質的には同じなのですが、神像の方がより人間的であるということができます。
よく○○の神様にカップルでお参りにいくと別れるなどという話が日本にもありますが、あれはその神様が人間的な性質を纏っているからだと考えられます。人間的な性質を纏っているがゆえに、性別もあり嫉妬もするということなのでしょう。
でもだからこそ、慈悲深く、多少無理なお願いも聞き入れてくれるという側面をもつのかもしれません。
神像もそれと同じように人間的な性質を纏うのではないでしょうか。
そのため一生懸命お祈りすると喜んでいる感じが伝わってきたり、放置すると、さみしそうな感じが伝わってくるかもしれません。
なお、ある神格のヤントラを選ぶときは、正確にデザインされていれば、基本的に問題ありませんが、神像を選ぶときは、そのお顔が重要になります。
その神像を通して顕現する神様は、やはりそのお顔に対応した性格になってくるからです。ですから険のある顔や自分の好みでない顔の神像は購入せず、自分の好みに合ったお顔の神像を選ぶべきでしょう。
正確にはインドにおいて、神像は入魂の儀式をしなければ礼拝してもご利益はないと考えられています。
しかし、入魂した神像の場合、礼拝を人生の途中で放棄したりすることは、よくありません。
また設置した場所から動かす場合も色々大変です。つまり様々な規定があり、普通の日本人には礼拝の実践が難しい部分もあるのです。
入魂しなくても神像の額にクムクム(赤い粉)やハルディ(ターメリック)、サンダルウッドペーストなどを塗ってお香を焚いて祈りをささげれば、(入魂した神像よりも効果は少ないものの)祈りは神々に届く、私はそう思います。
なぜなら、世界中の神像崇拝の形をみると必ずしも入魂の儀式をやっているとは限らないからです。
もちろん、インドでも原初の時代には入魂の儀式はやっていなかったのだと思います。
神像はヤントラより、神々を想起しやすいという利点もあります。
神像に祈りをささげるのは楽しいものです。可愛らしいガネーシャや美しい女神の像などを、傍らに置いてみてはいかがでしょうか。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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