スピリチュアルインド雑貨SitaRama

ガネーシャ・ギリ

研ぎ澄まされたヴェーダ

オーム ガナナーン トヴァ ガナパティ グン ハバマーへ カビンカビーナ ムパマシュラ ヴァスタマン・・・
ヴェーダのガネーシャの有名なマントラですが、このマントラの中には、鍵が隠されていると思います。
この中の「グン」という音は、マントラのエネルギーを対象物に送り込む作用をしているのです。ちょうど武術の達人が技を繰り出す時に、全身の力を効率よく1点に集めるような、ものです。
日本語でも勢いをつけるとき「ぐんぐん」といいます。また「背がグンと伸びた」などとも言いますが、言葉が表す現象・原理は同じなのです。
ですから、このマントラを唱えるとき、「グン」というところは気力を込めて唱える必要があります。
話は変わりますが、マントラの中に「ハラ」ということが時々出てくるのですが、これは、日本語の祓う(はらう)とか払うというとほぼ同じ作用をもちます。つまり浄化の言葉なのです。「ハラ」と言葉に出すと、何か余分なものが出て行く気がしませんか?
言葉は、エネルギーです。日本でも古来より「言霊(ことだま)」という表現をされてきましたが、これは言葉が生き物のように根源的な生命エネルギーを持っていると、昔の人が感じたから生まれた表現に違いありません。
現代に伝わるヴェーダのマントラは、長年の経験により、リシ(見者、賢者)が、深い瞑想中に感得したエネルギー(マントラ)に、長い歴史のなかで、さらに磨きこまれていると考えられます。
上記の「グン」という音はや「ハラ」という音は、(表面的なサンスクリット語の意味がどうあれ)リシが感得したエネルギー(マントラ)をさらに効率よく働かせるために、後世のリシがさらに感得して付け加えられた可能性があるのです。
歴史的なことに関しては、本当のところはよくわかりませんが、いずれにしても「ヴェーダ」がインドの精神文化のみならず、文化全体に大きな影響を及ぼしている理由がわかる気がします。ヴェーダは研ぎ澄まされているがゆえに美しく、効率的に現象界に働きかけます。研ぎ澄まされているからこそ「インド文化の根幹」になりえたのだと思います。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「[ガネーシャ・ギリ 同行] バガラームキー女神巡礼とチベット仏教・シク教の聖地探訪の旅」
http://www.tairikuryoyu.co.jp/special/ganesh-giri/2014-bagalamukhi/
「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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