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ガネーシャ・ヴィサルジャン2014

2014年は8月29日、インドで盛大に祝福されたガネーシャ・チャトゥルティー(降誕祭)は、それから10日間続く祝祭として知られ、ガネーシャへの礼拝がより一層深く行われる時が続いています。そしてその10日目にあたるのが9月8日のアナンタ・チャトゥルダシーと呼ばれる吉日です。

ガネーシャ降誕祭を祝福するこの10日間、伝統に従う人々は、土でできたガネーシャ神像をそれぞれの家庭に祀り、プージャーを行い、供物や祈りを捧げ、いつも以上にガネーシャとの大切な時を過ごします。そしてこのアナンタ・チャトゥルダシーにおいて欠かすことができないものが、その神像を川や海へと流す行いです。土でできたガネーシャが、人々のカルマを吸い取り、自然に還る過程でそのカルマを溶かしていくと信じられているからです。

この10日間に捧げられるガネーシャへの祈りや想いは、いつもよりも増して大きくそして深いものです。それらが込められた神像を海や川へ流す行いは、時に悲しみや苦しみを伴うものでもあると、人々のその心の内を耳にしたことがありました。

この時こそが、離執の実践でもあると言います。姿や形といった目に見える物に対する執着心をまず手放さなければなりません。この間において育まれたガネーシャという神、その私たちの本質との繋がりは、物質を超えた所にあるものです。姿や形が見えなくとも、そうして強まった繋がりを見失わず、常に私たちに本質のあるところに気づいていなければなりません。

10日間に深く捧げられたさまざまな祈りや想いは、私たちの内なる世界を確実に浄化し、そしてすべてを、最後にガネーシャが取り去っていきます。神聖な存在を礼拝する行いによってさまざまなカルマが浄化され、その中で生み出される強い繋がりが、私たちをより純粋なものとへ導いてくれるに違いありません。

こうした祝祭に込められた意味、そしてそこで経験する一つ一つの物事から多くを学び、本質へと向かう生きる日々での修行を続けていきたいと感じています。皆さまにもガネーシャの祝福がどんな時もありますように、心よりお祈りしております。

(文章:ひるま)

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