バガヴァッド・ギーター第9章第15節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターのサンスクリット原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

ज्ञानयज्ञेन चाप्य् अन्ये
jñānayajñena cāpy anye
ジュニャーナヤジュニェーナ チャーピ アニイェー
また他の人々は、知識の祭祀によって

jñāna【中性】知ること;知識;真の知識、優れた知識;知恵;企図;仮定;意識;感覚器官
yajñena【男性・単数・具格 yajña】[〜によって、〜をもって](祈祷または讃歌をもってする)崇拝;祭式の儀礼、祭式
→jñānayajñena【男性・単数・主格、限定複合語 jñānayajña】[〜によって、〜をもって]知識の祭祀
ca【接続詞】そして、また、〜と
api【不変化辞】さらに、また、同様に;されど、なお
anye【男性・複数・主格 anya】[〜らは、〜らが]他の;〜とは異なる;通常の

यजन्तो माम् उपासते ।
yajanto mām upāsate |
ヤジャントー マーム ウパーサテー
私を祀り、彼らは崇敬する

yajantas【男性・複数・主格 √yajの現在分詞】[〜している]崇拝する、祭る;祭式を行う
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[〜を、〜に]私
upāsate【三人称・複数・アートマネーパダ・現在 upa√ās】[彼らは〜、それらは〜](対格)の傍らに坐す、(従属者・懇願者に)取り巻く;囲む;坐す;占める、〜に住む;(対格)に加入する;(対格)に赴く、〜に達する;実行する、耽溺する;経験する、蒙る蝉頃面〜を固執する;期待する;尊敬する;祝福する、実施する

एकत्वेन पृथक्त्वेन
ekatvena pṛthaktvena
エーカットヴェーナ プリタクトヴェーナ
唯一のものとして、別個のものとして

ekatvena【中性・単数・具格 ekatva】[〜によって、〜をもって]単一;合同;同一;単数(文法)
pṛthaktvena【中性・単数・具格 pṛthaktva(=pṛthaktā)】[〜によって、〜をもって]別異;分離、別個;個性

बहुधा विश्वतोमुखम् ॥
bahudhā viśvatomukham ||
バフダー ヴィシュヴァトームカム
多様に(現れ)、あらゆる方向に(顔を向けた)

bahudhā【副詞】多くの方法で、多くの部分に、多くの場所において、種々に;たびたび、繰り返して;非常に
viśvatomukham【副詞】あらゆる方向に viśvatomukha【形容詞】すべての側に面を有する、あらゆる方向に面する

ज्ञानयज्ञेन चाप्यन्ये यजन्तो मामुपासते ।
एकत्वेन पृथक्त्वेन बहुधा विश्वतोमुखम् ॥१५॥

jñānayajñena cāpyanye yajanto māmupāsate |
ekatvena pṛthaktvena bahudhā viśvatomukham ||15||
また他の人々は、知識の祭祀によって私を祀り、崇敬する。
多様に現れ、遍在する私を、唯一のものとして、また別個のものとして。